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ノーミソ刺激ノート

書評やスポーツ、言語に関することを書きます。

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『ポニョ』と宮崎映画について

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ネットでは賛否両論ですね。
視聴率は29.8%だったとか。
私はこの作品は好きです。
というより
宮崎アニメは
何かと謎が多いので
ものを調べるきっかけになるんですよね。
なので何度でも楽しめる。
反対に
誰でもわかるアクション映画
は話題のタネ程度にしかみません。

私は宮崎作品は
大衆向けに見せた
芸術作品だと思っています。
大衆は好奇心がありません。
それがその時、その時代に
面白いか、面白くないか
いちいちその作品について
調べたりはしないんです。
なぜなら
その場で面白いか判断されるんですから。
芸術はものを知らないと
良さがわからないように出来ています。
例えば
レオナルド・ダ・ヴィンチ
『最後の晩餐』
は間違いなく芸術作品です。
キリスト教の知識がないと
ただの食事風景にしか見えません。
食事風景なんか面白くもなんともありません。
でも
キリスト教の知識をもって
作品をみると途端に
見れば見るほど興味深いものになります。

一方、
路上にいる似顔絵描きの
似顔絵作品
は間違いなく大衆作品です。
一目で何を描いているのかが
わかるように出来ています。
一瞬で楽しめるんです。
しかしそれで終わりです。
その場で楽しめたら
極端な話、
何度も見てもいいものではないので
一度みたら捨ててしまっても
いいほどのものです。

宮崎作品はなぜ
ヒットする上に
何度も再放送がされるのか。
大衆向けに見せた
芸術作品
だからです。
その場で楽しめる上に
見れば見るほど興味深いものなんです。
これはひとえに
鈴木プロデューサー
宮崎駿
努力の賜物でしょう。

今回の
崖の上のポニョ』は
上映後の
人気があまりなかったようです。
ネットでは
黒澤明と同じように
宮崎さんが歳を取ったから
良い作品が作れなくなった
という的外れな意見も見られましたが、
黒澤さんにしても宮崎さんにしても
スポーツ選手がスポーツをしているわけではないんだから
歳を取ったら良い仕事が出来なくなる
訳ではないですよね。

『ポニョ』の場合、
宣伝は大衆向けだったのに対し、
中身は大衆要素が少なかったんです。
言い方を変えれば
芸術的要素が多かったんです。

これは個人的な意見ですが、
今回の『ポニョ』は
鈴木さんが
宮崎さんに
自由にやらせた結果
だと思います。
もののけ姫
を作る当初、
宮崎さんは
鈴木さんに
体力的にも年齢的にも予算的にも
アクション物を作るのは最後だろうと
言われたそうです。
そして
崖の上のポニョ』は、
宮崎さんの最後の監督作品だといわれています。
今までは何としても
ヒットさせなければなりませんでした。
そうでなければ
次の作品に繋げないからです。
しかし今回は違います。

大衆作品ではないですから
こども受けはしなかったようでした。
この事について
宮崎さんはがっかりしていたようですが
鈴木さんはわかっていたのではないでしょうか。

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