大学に入ってこの三者を聞いたら面喰いますよね。それぞれ扱いが違うのでそのことをしっかり知ってから文章を書きましょう。ちゃんと知っていないとそれなりに文章は書けていても本来書くべきものからハズしたものになってしまいます。
こういうことを知ったうえで書いた後に、本当にこのようになっているか、確認のためにもう一度確認もしましょう。
大学で扱う文章は主に三種類存在します。
- サマリー「要約」
- レポート「報告」
- 論文
大学一年生はこれらの違いが分かっていない場合が多いそうです。
しかし、横文字の単語は語源から考えれば初めて見聞きしたものでも大概予想は付くものです。
- サマリーは"summary"で論文などの文章の「合計」"sum"として機械的に「要約」した文章。
- レポートは"report"で与えられたテーマとなる論文やサマリーを踏まえた上で読者に改めて再び"re"自分の考えを盛り込んで運び込む"port"ことでつまり「報告」。簡単に言えば感想文。
- 論文は知識を得た上で自ら感想を持ったものを、さらに「論証」した結果の文章。理系の場合の論証は主に実験で論証をし、文系の場合はテーマとなる書籍、論文を悉皆調査(しっかいちょうさ「悉(ことごと)く皆、調査すること」)で論証をする。高校までにやる「現代文」は要するに「サマリー」の能力を培う訓練のことです。
併せてこの記事も読むと大学出の文章が書きやすくなります。
いずれにしても書き始める前に書くべき内容をしっかり頭の中に入れましょう。
充分インプットし終えたら一息にアウトプットしてみることをお勧めします。
間違っても書きながら資料の読み込みをすると、理解していないまま勘違いの内容を書いてしまいかねません。つまり文章上の中で矛盾が出てきたりします。
ですから集めた資料を一通り読みこんだ後に、一気に思ったことを書きます。
それを主軸にそれぞれの文章に合った内容の書き込みをしましょう。