ノーミソ刺激ノート

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「楽」の本来の意味

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中一の時、数学の先生に言われたことがあります。

「音楽は「音を楽しむ」って書きますけど、なんで音楽だけ楽しむんでしょうかね?
数学も数を楽しんで「数楽」をしましょう。」

しかし残念ながら「音楽」は「音を楽しむ」という意味ではありません。

「音を楽しむ」と言いたいなら「楽音」じゃないと文法的に誤りです。

漢文の文法では動詞+目的語なので。

数学の先生だから仕方ありませんし、教育的に漢字を別の独自の解釈で読むという事はよくあることです。

ちなみに「楽」(樂)はどんぐりを紐で繋ぎ合わせた楽器の象形文字です。

車に轢かれて楽しい訳無いですよね。
「轢」はどんぐりが車に轢かれて粒粒になった状態を表しています。

 

ですから「音楽」は「音声」(声楽)と「楽器」を二つ並べた単語です。

先にも書きましたが教育的に漢字の意味を本来の意味と別の意味に解釈するという方法があるので、それはそれでいいと思います。

 

民間語源 - ノーミソ刺激ノート

 

が、数学の授業なんですからそんな専門外のことは話さずに実際に数学の面白い話を
話したほうが説得力があると思いますけどね。

 

 でも数学の先生であっても漢字で意味を説明したいという欲求が出てしまうほど、漢字というのは魅力的なものでしょう。

一時漢字廃止運動が日本でも起こりましたが、漢字の便利さ、魅力を知ってしまった日本人は手放すことができませんよね。

むしろ中国は簡体字で漢字を簡単にしてしまっています。

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これは漢字教育が難しいからなんですけど、日本の場合は漢字以前に簡単なひらがながあるので教育もしやすいですし、なにより漢字だけの文よりも強弱が出て読み易いですよね。

 

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中国古典と日本古典。 - ノーミソ刺激ノート

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