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ノーミソ刺激ノート

書評やスポーツ、言語に関することを書きます。

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三島由紀夫と仏教思想について考える。

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言語感覚と宗教感覚ってどうしてもつながってしまうんですね。

何でかというと言葉なんて所詮言葉に過ぎないからです。

つまり言葉は実体ではないんですね。

仏教で法然が「専修念仏」っていうのを提唱しましたけど、それは要するに「南無阿弥陀仏」を唱えれば厳しい修行なんかしなくても成仏できるという話です。

 

選択本願念仏集―法然の教え (角川ソフィア文庫)

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法然の衝撃―日本仏教のラディカル (ちくま学芸文庫)

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これってみんな「そんなあほな」って叩いたんですけど、言葉に出してしまうと本当にそうなるって話あるじゃないですか。それと関係してると思うんですよね。

で、これって具体的に言葉じゃなくてもちゃんと想像するだけでも違うと思うんです。

 

例えば青いリンゴを想像してください。

あなたの精神世界には「青いリンゴ」が確かに存在していますね。
現実世界にはあなたの想像した「青いリンゴ」は存在していません。
脳科学で言うところの「神」というのは、この「青いリンゴ」のことで、現実にはない「青いリンゴ」を現実に存在してしまうと勘違いをすると、その「神」がカルト化してしまうんですね。

 

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さらに三島由紀夫の『金閣寺』を例にしましょう。

 

金閣寺(英文版) - The Temple of the Golden Pavilion

金閣寺(英文版) - The Temple of the Golden Pavilion

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僧侶の息子である主人公(養賢)が少年の時分から父親にこの世で最も美しいものは金閣寺であるということを言われ、彼の中で「金閣寺」が「美の象徴」となります。


父の勧めで金閣寺にて修行することになるのですが主人公は「美の象徴」である金閣が永劫に続くと思われながらも、いつ破壊されるかわからない「儚い美」として捉えていました。


その観念は実際の金閣よりも強力な、「精神的な美」として象徴化されていました。
そして主人公は自身の完璧な美を完成させるべく金閣放火に至るのです。

「青いリンゴ」が現実世界における自分に対し、安心や戒めの効果があるのであれば大変結構なことですし、それ自体は誰にでも必要なものです。
ただし、「現実」と「精神」を混交させてしまうと自分にも他人にも混乱が起こることになるんです。

 

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