ノーミソ刺激ノート

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反英語主義として考えてみる。

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以下は言葉の価値ではなく、
「経済面から見た言葉の価値」についてです。

日本人は英語ができないと叫ばれて久しいですが、
世界中ではびっくりするほど英語ができています。
世界でおそらく文化、国民性あわせて一番日本に近いであろう
台湾も若者は当然、老人であっても多くの人が簡単な英語であれば
流暢な発音で話すことができます。

日本人の英語ベタはなぜか?
島国だから?
カタカナ語が邪魔してるから?
それも要因の中に入りますが、
最大の理由は
日本は日本だけで生きていけるから。
当たり前のこと?
そうじゃないんですよ。
多くの商品を日本は輸入していますが、
そんなものたかが知れてるんです。
世界は外国経済、英語圏文化だよりで
英語を使わなくちゃ生きていけないんです。
日本の場合、
一般人からしたら地元の経済でことが回ってしまうので
ロゼッタストーン」のCMみたいに商店街のオヤジが
英語を話す必要なんかないんです。
日常に英語が無いからです。
みんなに必要だと思われていない、文系受験科目の中でも選択科目の
古文漢文の末端知識の方が、日常に出てくる可能性も実用性も高い。
気取った商品名に英語が混じってる場合が多いですけど
その意味を理解しなくてもどうにかなるし、
日本は日本人ばっかなので日本語ができれば
全ての用が済むのです。

なぜ英語を勉強するのか。
もともとの理由は欧米列強に追いつくためですが、
今や欧米に追いつく必要はありません。
私が中学の頃に英語を勉強する理由で
再三言われたことは
「君たちの未来は英語ができないと仕事ができないから」
「世界の共通語として世界で働くため」
そんなのですからね。大嘘。
その「未来」になりましたけど、
日本において殆ど英語に価値なんかありませんし、
むしろユーロも米ドルの価値もだだ下がりです。
私が中学生の頃に偉そうに英語の必要性を語っていた人たちは、
その当時から
「英語の価値」、「言葉の価値」自体について考えたこともないから
そんなでたらめなことを言っていたのでしょう。
当時からそんなことはわかっていませんでしたが、違和感はありました。
皆そうだったと思います。
子供であっても社会的雰囲気は無意識に敏感に感じ取りますからね。

絶対に英語の経済的価値はこれからも下がって行きます。
アメリカは形は変われどかつてのローマ帝国モンゴル帝国と同じ
経済、思想、学術、文化を凌駕した世界帝国です。
驕れるものも久しからずただ春の夜の夢の如し猛き者もついには滅びぬ
滅びる運命なんです。
そんなことわかっていても必要以上の人に英語を勉強させようとしてるのは
ロゼッタストーンみたいに英語需要が飯の種になる人たちのためなんです。
それで生活してる人がたくさんいるので
多くの日本人が未だに勘違いしてるんです。
これからは勉強すべき外国語は中国語です。日本人に有利ですよ!

話は戻りますが
「英語を勉強しなければならない」幻想にとらわれているので
未だに一般人が使いもしない英語を嫌々勉強しています。
はっきり言って贅沢なんですよ。日本人が英語を勉強するなんて。
一部の外交関係者、専門家、知識人の英語以外
殆ど日本語だけで経済発展してきたのに
一般人が英語を勉強する必要はありません。
道楽にしかなりません。

どこまで行っても勉強することは贅沢ですし、
勉強する人としない人が別れるのは社会現象として
当たり前のことなんです。
「わかりたい」と思う人が勉強すればいいだけの話で、
教育者は生徒を「わかりたい」と思わせようとサポートするんですが、
社会現象として生徒を見ないと病気になったり政治と教育をくっつけたり
馬鹿なことをするんです。

かと言って間違ってここまで読んでしまった中高生諸君は
英語を勉強しなくてはなりません。
英語の価値は経済面だけではないからです。
世の中経済的価値だけを価値と信じる馬鹿がいますが、
それは間違いです。
多くの大学の経済学科系の学生がずば抜けて馬鹿なんですから。
モラル、道徳、倫理すべて欠けています。
金があれば生活できると思い込んでるんです。
人間社会を俯瞰した見方ができない連中が多いので
経済学やビジネスマンに特別関心のある人以外入ることをおすすめしません。
経済学科で人間性が豊かな人ははっきり言って僅少です。
だからこそ会社の社長や会長のおすすめ図書に
論語』や『孫子の兵法』や『ニーチェの言葉』なんてもんが流行ってるんです。
ビジネスマンは圧倒的に思想、哲学不足ですからね。

そんなこと言っても大丈夫なんです。経済学科の悪口じゃないですから。
まともな経済学科在籍者、出身者が
一番経済学科の異常性、下劣性に気づいているので
全く問題ありません。

言葉は文化です。
日本語であれ、英語であれ中国語であれ、
学べば理解できることが拡大します。
世界規模とかそんなんじゃなくて人間社会を理解する手立てになります。
(多分この意味はほとんどの人が理解できないと思いますが)
間違っても価値をお金だけに換算しないでください。
世界はもっと広いんです。

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