ノーミソ刺激ノート

読書やスポーツ、言語に関することを書きます。※本ページにはプロモーションが含まれております。

広告

日本旅券(パスポート)の力を感じた話

広告

日本人の信用

f:id:kec_sad0resu:20180729182436p:plain

よくネット上では「日本人というだけで勝ち組」っていうことが書かれていることがあります。

ちょっとその言い方は…

って思うこともありますけど、表面上はそういう所があるんですね。

 

なぜなら「日本」という国が信用されてるから。

「信用経済」っていう言葉がありますが、クレジットカードを作る時に、

  • 年収
  • 持ち家か賃貸か
  • 結婚してるかどうか

ってことが聞かれるじゃないですか。

 

経済の中では大昔から利用者の「信用」っていうことを調べないと、お金を返してくれるかどうか、リスクが伴います。

そもそも「クレジット」(credit)とは「信用」という意味ですし。

パスポートは国家の信用が適用される

それはそれで生活している人にとっては死活問題ですから、よく言われていることでした。

ある台湾人と私との会話

台湾人「你下次什麼時候來台灣?」
(今度いつ台湾来るの?)
私「很多地有再想去,不過,想其他也去的地方喲。」
(また行きたい。でも、他にも行きたい所が沢山あるんだよ)
台湾人「想去何處?」
(何処に行きたいの?)
私「法國,美國,和大陸···。世界各國」
(フランス、アメリカと、大陸(中国)。まぁ世界いろいろ。)
台湾人「有想去很多的地方。」
(行きたい所が沢山あるね。)

まあ普通の会話ですが、そう思っているのは日本人だけです。
この時、私は世界のどの国もが、どこでも行けると思っていて、愚かな会話を展開してしまったんですよ。よく考えたらそんな訳ないのに。

日本のパスポートの自分の写真が載ってるページの次のページには、


This passport is valid for all countries and areas unless otherwise endorsed.
(このパスポートは、裏書されない限り、すべての国と地域に有効です。)

 


と書かれています。
つまり世界各国に行けるということ。
これって当たり前だと思ってたんですけど、当たり前じゃないんですってよ。
だって普通じゃなければこんなこと書かれてないじゃないですか。

因みに昔の日本旅券には、

 


This passport is valid for all countries and areas except
North Korea(Democratic People's Republic of Korea)

 


というように北朝鮮だけ行けなかったそうです。

話を戻しますが、台湾人は行ける国といけない国があるそうな。
見たところメジャーな国には大概行けそうですけど。
http://www.boca.gov.tw/ct.asp?xItem=32&ctNode=268&mp=1

中国なんかは世界から信用されてないので、結構行けない所が多いそうです。

行けたとしてもビザ発行に時間が掛かったり色々大変みたいです。
そもそもパスポートさえも国内で発行されるか怪しいですからね。


農村住民は発行されませんから。

 

【関連記事】

中国のことを知るために。「中国における混沌思想」 

 

中国のことを知るために。「著作権の考え方」

中国国内の信用

というか同じ中国でも北京などの都会にさえも行けません。
OKしたら北京がパンクしますからね。信じられないですけど本当の話です。

中国は国内に国境があるんです。


日本人は世界から歴史的経緯のお陰で信用を得ていますが、中国人は中国人を信用していません。
要するに日本のパスポートはドラえもんの道具みたいに夢の様なパスポートだということです。


それが貧乏で定職に就いてなくても日本人であれば数週間で発行されるんです。
パスポート売買(違法)ではぶっちぎりで日本パスポートが高いそうですよ。
どこでもドアがあったら誰でも欲しいですよね。

 

日本のパスポートがそれなんですけど。
因みに金正男は国のトップの息子でありながら国が信用されてないので偽造パスポート作ってましたよね。

要するに過去の日本人の信用によって現代の日本人は恩恵を受けているということ。

今の日本人、あなたが偉いんじゃなくて、過去の日本人の「信用」です。

【関連記事】

古典を読む意味を考える。

 

中国古典と日本古典。 

 

中国人の漢字の考え方って日本人と違うって知ってた?

関連コンテンツ スポンサーリンク