分からないから
本を読むのって疲れますよね。
それって書いてある意味が「わからない」からなんです。
慣れない本を読むのは「わからない」の連続です。
本を読んでいて
「それってどういう意味?」
と思って言葉の意味を調べて調べて調べて・・・・
の繰り返しで疲れて、「ああ、俺は馬鹿なんだ」と諦めてしまう人が多いのです。
私もそうでした。
でもしつこくやっていれば、理解できるようになります。
つまり読書の長続きさせるポイントは「しつこさ」。
本に対してはしつこく
しつこさってネガティブな言葉ですよね。
自分本位な言葉です。
他人に対してしつこいと嫌われますが、本に対してはしつこくあればあるほど理解は深まります。
人に対してしつこい場合は、相手の気持ちの状況がありますから自分勝手ではいけませんが、本は物質なので、自分の気持ち1つでやっていけばいいんです。
中一の頃 を『限りなく透明に近いブルー』を1ページから読んだら、「絨毯」がまず読めなくて苦戦し、少し進めるとゴキブリをつぶす描写で気持ち悪くなり、慣れない表現の連続で10ページも行かず積読へ。
といった感じでした。
なんていったてつらいですからね。
本好きが本を処分するという事について - ノーミソ刺激ノート
自分が馬鹿だと自覚することは辛いことですが、本を読まない人は世の中の半数いるのでほとんど馬鹿だということになります。
だとしたらちょっと調べて言葉の意味さえ分かれば他の人よりも利口になるということです。
だから「わからない」のは前提として、しつこく読み続けるのです。
でも読んでいくうちに全然わからないから嫌になると思います。
だったら他のページにポーンと飛んでみてもう一度読み進めてみてください。
それでもわかんなかったら最後の「あとがき」や「解説」を読んでみましょう。
いろんなところを読んだり、二度目を読んだりしていくうちに何故だかわかってくるという瞬間が来ます。
でも、運悪く全然わからない本を掴んでしまうこともあるんです。
だったら他の本を読めばいいのです。
わかりそうなところ、面白そうなところを適当にぱらぱら読んでみて見つけるそれを繰り返す。
「しつこい」ですね。
読書というものはそれだけ「しつこさ」というものが大切になってくる場面が多々あります。
いづれにせよ、本は読まなくてはならないんだから、読みたいんだから今こそ読んでみる。
この前わかんなかった本があるけど、ちょっと読んでみよう・・・・
「やっぱりわからん」の繰り返しです。
そうしていくうちにわかってくること、知っていることが増えて知識が増えて本を読みやすい頭になっていくんです。
ですから「わからない」からといってあきらめずに、しつこさも読書の力だと思って読んでみてください。