誰でも人と違っている
人と違う発想というのは実はみんなしていることです。
しかし覚えてないんですよ。
夢のようなもので、それが頭の中にある時はありありと思い出せますが、少し冷静になるとそのことを忘れているって感じです。
古代中国の文学者、欧陽脩が文章を作る場所として、「三上」(さんじょう)と名付けた場所があります。すなわち、
- 馬の上
- 枕の上
- 厠(トイレ)の上
「余、平生作る所の文章、多くは三上に在り。乃(すなは)ち馬上・枕上(ちんじゃう)・厠上(しじゃう)なり」
これは要するにリラックスできる場所です。
つまり、
- 移動中
- 寝る前
- 排便時
のことですね。
この時は脳内でα波が出ている状態になることが多いんです。つまり何も考えようとしていない状態です。
この時は誰も思い浮かばないようなことを妄想している状態になっていることが多いんです。
なぜこういう時にそういう想像力が働くかといえば木奥の整理をしているような状態なんですね。
人は誰でも人生が違っています。
その生活の中で怒ったことが混沌と脳内を駆け巡ってぐちゃぐちゃな状態の時は何かが思い浮かぶことが多いです。こういう時にこそメモをしてみましょう。
まずやってみること
たくさん書き出してみることです。
何を発送してもありがちだと思わずにとにかく書いてみることが重要です。
そもそも普通の人は、人と違う発想をしようとは思いません。
普通の人は普通の発想で満足する人のことです。
そして誰でも普通なのです。誰に中にも「普通」はあるんです。
それを認識したうえで努力ができる人が違う発想にたどり着けるのです。
つまり普通の人と比べて脳や肉体に違ったものがあるのではなく行動が違っている人
が人と違う人間になれるのです。
人と違う発想に至るには(新発想を得る手引き) - ノーミソ刺激ノート
普通とは
人である限り誰もが持っている性質なのです。だからつまらないのです。
つまらない人というのは工夫をしない人です。
話や書き物など、考えないと普通のことをします。それが悪いとは思いません。
力を得意分野に向けるために、力を入れなくていいところは考えずにやっつけてしまうのは普通のことです。まずはその性質を捨てる作業をするためにたくさんの発想を書き出す。
そうすると自分の発想がどんどん細分化されていくことに気づくでしょう。
そしてその細分化された発想を自分がくっつける。つまり再編集してしまうのです。
それを繰り返すことでどんどん普通の人には思い浮かばないものに変化していくのです。
このブログもそうですが、毎日思いついたことをできるだけわかり易く書き続けています。
新発想というのは
普通の人とは違う人がやっているのではなく、普通の人がやらない作業をコツコツやっていく人が人と変わった、違った発想をする人なのです。
これが発想を練る作業です。
ではその根本はどこから持っていくかといえば人が手に入れていない発想のモトをつかむ必要があります。それは国内であれば外国の発想です。が、外国の発想は今、簡単に手に入ります。
規模が小さかったりレベルの低い団体での新発想であればそれでいいです。が、それではブログを書く意味がないでしょう。
外国の発想を取り入れる人は案外多い。
ということは別の座標で見ていく必要があります。
普通の人は同じ座標で暮らしているのです。
考え方の根本をずらすことが一番効率のいい方法だと思います。
私が考える座標とは時間と空間です。
外国とは空間が離れた場所のことです。空間が離れた人間は違う発想をします。
では空間とは別の座標が、時間です。時間を隔てた人間が考える発想は現代人が考えつかない発想を持っているのです。だから古典を学べというのです。
が、え?古典だって簡単じゃん。または古い発想だから使えないでしょ。と思うでしょう。
それが普通の発想です。
古い発想と取り入れる人は案外少ないのです。
そもそも受験で古典は低く見られがちなので古典をまともに読める人もいないし
大学院でも理系のように文系はすぐに芽が出ないのです。
なぜなら本を読むのに時間がかかるからです。
時間がかかるからやらないのです。ブルーオーシャンです。
速読なんて簡単な本だからできますが漢文などの文章を速読なんかできません。
古典を読む人は言わば一番困難な文章を読んでるんですから。
ですからゲーテは、古典を学べば一生枯れない知性が手に入るというようなことを言っています。
が、それは若いうちにということも言っています。
若くないと体力もないし目が疲れるのです。ですから古典は大切なのです。
といっても古典の本をいきなり探して読んでもわからないですよね。
なにしろ殆どの人は勉強してませんから。ですからたくさんの本の中から探すんです。
その際ははっきりいって失敗はつきものです。
たくさん本を買って、読んでみていろいろ読んでいく中でいい本、目的に適った本が見つかるんです。
お薦めの人物がいないようにお薦めの本というものは本来存在しないんです。
その人の人生に会うものがあるはずなのでガンガン失敗せねばなりません。
しかしお金がかかる。ではどうすればいいかというと
amzn.toアマゾンのプライムリーディングに入れば読み放題なので、本選びが失敗しても問題ないのです。
学生のうちは服選びも失敗する。化粧も言葉づかいも全部失敗して当然なんです。
その失敗を上手に積むことが教養となり豊富な教養が人と違った発想につながるんです。