ノーミソ刺激ノート

書評やスポーツ、言語に関することを書きます。

教育者に共産主義者が多い理由

はじめに

共産主義ってなんだかわかりにくいじゃないですか。

私もよくわかりませんでしたけど、中国やロシアの考えや、文学を読むとわかってきます。

 

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詳しいことはリンクにある記事で書いてあるんですけど、共産主義って納得できる内容ではあるんですよ。みんな平等にしよう。不公平がないようにしようっていう考えです。

 

こういう考え方って誰にでも共通する普遍的な考え方ですから世界を席巻するまでに至ったんですけど、色々読んでいくとそれぞれの歴史の中で共産主義的な考え方が生成されていく道筋が違うってことに気づくわけです。

 

これは当たり前の話ですけど、中国もソ連も北朝鮮も同じ考え方だと思ってしまったらまずくて、微妙に違うってことだけでも知ってるのと知らないのとでは違ってきます。

 

こういうのは哲学書を読むのでもいいんですけど、案外、文学が理解の重要な補助線になってくれるので読めるだけ読むと楽しいですよ。

 

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教育職で分かったこと

いろんなところで教育職をやりましたが題の理由は教育実習の一週間目で明確にわかりました。

それは生徒全員の幸せを願っているから。

30人の担任であれば、出来のいい子も悪い子も不良も優等生も基本的にかわいい生徒なんです。

 すっごいきれいごとですよね。理想的ですよね。

それが共産主義です。共産主義は理想主義であり、感動的です。

でも哲学がちょっと偏りすぎてる気がします。

 

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日教組と尾木ママ

悪名高い日教組。
基本的には私も彼らに反対の立場なのですが、以前からどこか憎めないところがあるように思えてたんです。例えばフジテレビ系「ホンマでっか!?TV」の「尾木ママ」でお馴染みの尾木直樹教授。
kecの教養部(語学寄り)
彼は教員時代は日教組の組員だということが分かっています。
(現在は所属しているかどうか不明。)
しかし彼は大変大きな業績として小学校のイジメ問題を初めてメディアに取り上げさせ、その問題を明確に世間に知らしめたということがあります。
この業績は教育者ならではの業績なんですね。教育者は弱者を救済する役割を負っているから。教師が「聖職者」といわれる所以ですね。


社会は弱者がいる

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冷たい言い方ですが現実社会では「弱者」は「弱者」なんです。
「必要とされる人間」「必要とされない人間」が出てくるのは至極当然。
とても自然な流れです。
現実社会の代表「企業」の採用というものはそういうものですからね。
更に言えば企業は民主主義では成り立ちません。

「決定者」「責任者」という一人、または極少数の人間が必要です。
(日本の会社はそれが曖昧だから馬鹿にされているんですが)

そういう「現実」を受け止めつつ、「弱者」を「何も出来ない弱者」のままにしないように、個人個人が希望を持って「努力」するように、「自立化」させることが最重要
だと思っているのですが、「弱者」を「弱者」としない考えを持ってる人たちが沢山居るんです。

教育関係者には共産主義者が多い。(日教組は社会党系で全教が共産党系とかはどうでもいいです)
なぜかといえば教育には「理想」が大切だから。

 

だって相手にしてるのは役立たずのサル同然のガキどもですからね。未来はこうなるだろうという見込みをもって仕事をしてるんです。


つまり教育関係者には理想主義者が多くなるのは当然。


誰もが悲しい思いをせず、卑屈にならず、希望を持って進んで成長する教育現場を本気で求めているんです。


それが駄目とは言いませんが、悲しくなったって良いじゃないですか、卑屈になったって良いじゃないですか
そうなったら最悪の状況にならないようにサポートすれば良いじゃないですか。

尾木教授の主張では、

「日教組の考え方は全て正しいが、今教育現場で起こっている問題の数々は、日教組の考えがまだまだ徹底されていないこと」


だとのこと。

一つの考えを「全て正しい」と言ったり、「徹底」されることを望んでいるところが
理想主義らしくてぞくぞくしますね。

共産主義的な先生が多くて心配している人も多いでしょうが学校制度は近い未来に衰退すると思います。

 

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教育学者は実践的な教育でも忙しいので普通の学者よりも本が読めないんですね。

文系的な側面も多いですけど、どちらかというとスポーツ科学や美術学のように実践実技的な学問なので知性が偏りやすいんだと思います。

そういうことは本来避けたほうがいいんですけど、学問的にそうなってしまうので仕方ないこともあります。

 

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いろんな考えを持つ教師や生徒が居るのに一つに「徹底」されたら問題が起こるに決まってるじゃないですか。

うちの大学の東大卒の教育学の先生は授業中に共産党員だということを遠まわしに告白していました。学校が指示したお勉強をお利巧さんでできる先生(教育者)は共産主義的な人が多いですね。

 

彼いわく、「弱肉強食の自然な環境を過ごし易い環境に変えることが教育の使命」とのこと。
それは賛成ですが、当たり前すぎますし、「過ごし易く」するには限界があります。
私からしてみたら「平和」を訴えている宗教団体と変わりありません。

 

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「当たり前」なんですよ。
訴えたって行動してみれば「現実」にぶち当たるんですよ。当たったらどう行動を起こすか。
その行動の方法は理想を見てても始まらず、現実の状況を見なければならないんです。
しかし教師は訴えることしか出来ない職業なんです。これが現実であり、問題です。

教師が「世間知らず」と言われる所以ですね。

教育をしていく上で、教育者が被教育者にすべきことはまず彼らを奮い立たせて自主的に向上してもらうこと。
その方法までは言及しませんが、「教育」というものは「自立」を目的とするところがあるので、そのターゲットは当然、「自立が難しい人」≒「社会的弱者」≒「子供」となることが多いですね。


その為には所謂「やる気のない子」や「自信の無い子」を自立的に成長できるようにサポートをしたり、当然、「障害者」や「経済的に恵まれない子」もサポートをします。
それが教師の仕事ですから。


と、いうことは、全員が社会的環境に関係なく、安心して成長できる環境を望むことになります。「成長」を「生活」に変えれば共産主義まんまでしょ?
それの根幹となるのは理想へと向かう思考なんですね。

「理想」「理想」といってますが、「理想」の反対語は「現実」です。

「理想」は向かうべきもの、主張すべきものであって「現実」ではありません。

個人が努力しなければ「理想」は「理想」のまま。
徒党を組んで「理想」を叫んでも「理想」は社会に薄く広がりますが、個人の理想は「努力」をしない限り現実にはなりません。

 

現実は楽な方楽な方へと効率的にまわり続けるので、「努力」することが楽になる近道であるというような「効率化」へと思考をシフトチェンジしなければ現実化というものは難しいんです。

 

 

教育者的な病


教育者に共産主義が多いと思ったキッカケは、私が感じた教育学係の教員の特徴に関係しています。話が遅いんですね。

皆に理解させようとして馬鹿に対してもわかるようにする。「均等」という病のようなものがあります。

 

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理解力のない学生にも伝わるようにしているんでしょうが、理解が出来る多数の学生がイライラする。という事態が起きます。

 

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ここでいう「理解力のない学生」は「弱者」に相当し、「理解が出来る多数の学生」は
現実的、効率的に行動する人間に相当します。
授業の出席簿に載っている学生全員が理解することなんて非現実的なんですよ。

理想を求めて現実を見ないので返って授業本来のエッセンスが学生の誰にも届かない場合があまりにも多い。

同じ大学なので学力には然程、差がない筈なのにこういう差が出るのはどこでもいっしょ。

 

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悲観しなくていい

自分が指導される、または子供が指導を受ける先生がそんなんだったらどうしようと心配している人もいるかもしれません。

でも心配することないですよ。

ネットのおかげで学校以外だって教育を受ける機会は増えましたし、就活しなくても仕事を作ることだってできます。

これからは爆発的に増えるでしょう。

 

かといって現行の教育制度がまるっきりなくなるとも思いませんよ。義務教育も大切なので無くならないでしょう。

つまり選択肢が増えるという事です。ということは公教育の人数が減りますから少人数教育が普通になると思います。

 

今のようなイモ洗い的な教育ですからイジメが横行するんです。

BI(ベーシックインカム)も10年以内には導入されると思いますし教育に関しては悲観的に考える必要はないですよ。

 

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