ノーミソ刺激ノート

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辞書を読むと本当に語彙力が上がるか

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新明解国語辞典 第七版 特装青版

「文脈」が理解のカギ

辞書を読んだら語彙力は上がります。

しかし多くの場合は挫折します。

「辞書を読む」には得意、不得意の2パターンがあるんですね。

 

  1. 読んでいるうちに面白さが分かって来る人
  2. ストーリーがないからイマイチ面白さがつかめない人

 

ほとんどの人が2。

だから辞書を読むことがメジャーじゃないんです。

そもそも辞書は、普通の本みたいに読むために作られてないから当然ですけど。

 

じゃあどうやって「面白さが分かる」かって言ったら、大概は「読み比べ」です。

なぜなら1冊だけ読んだら

 

  • 既に知ってる言葉は「そうだね」と思うだけ
  • 知らなかった言葉は「なるほど」と思うだけ

 

です。

そもそも「そういうもの」ですから。

でも実際は表現の仕方が違います。

そうすると立体的にそのことが見えてきたり、編集のキャラが見えてきます

 

「文脈」がカギと書きましたけど、「文脈」って「文」の「集積とつながり」です。

つまり沢山の情報を関連させていけば面白くなるんです。

とはいえ、いきなり素人がおpも白く読むのは時間がかかるのです。

 

そういう「面白がり方」はこういう本を読んだら更によくわかります。

学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方 (角川文庫)

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語彙力と辞書 

「語彙力」って言葉がブームです。

だから一番効率がいいと思われる「辞書読み」に手を付けるんですね。

私も中学、高校と試しては挫折を繰り返しました。

 

そこで思ったことは、挫折ありきで読むということ。

そもそも分厚いし、紙も薄く作られていますから、読み切ろうと思わなくてもいいんです。

読める人、語彙力に関心がある人なら自分でパラパラめくって適当に読んでいけばいいと思います。

 

「こういう言葉があるんだ!」

 

って感じで。

でも、ストーリー・文脈が無いと継続的に読み進めることが難しい人もいます。

というかほとんどの人がそう。

 

はじめの内は言葉を覚えられて楽しくても、全部を読み切ることは、よっぽどイカレれる人じゃないと無理です。

これは能力というより、向き不向きの差なので、自分が一番うまく行く方法でやりましょう。

 

ストーリーがあったほうが良い人は小説を読んだほうが良いです。

でもそれだと言葉を覚えるのに効率が悪そうだと思いませんか。

そんなことはありません。

 

言葉は「文脈」の中でこそ生きるものです。

よくネット上で「炎上する」って聞くじゃないですか。

あれのほとんどは文脈を読んでないからです。

 

文脈によっては良いことを言っていても、単語単語を区切ってしまうと全く意味が違ってくるんです。

 単語は文脈と共になるので、全然効率の悪いものではありません。

色んな言葉を覚えたいのなら、「ちょっと難しい小説」を読むといいでしょう。

または「純文学」ですね。

 

ただ、小説を読み慣れていない人は、いきなり何を読んだらいいか分からないじゃないですか。

小説が読み慣れない

そういう場合はkindleで、☆の数が多くて、気になるものから読んだほうが良いです。

もしくは、Kindle Unlimitedに登録して、片っ端から読んでみるのもいいでしょう。

30日間は無料ですから、下手に積読(読まずに積むだけ)になることが防げますし、お金を余計に使うことが防げます。

 

あとは、文字を読むのに慣れていない人は音声の本が今は充実しているので、それからはじめるのもいいでしょう。

 

 【もっと詳しい情報はこちらをどうぞ】

kindleのメリット。5年使ったレポート - ノーミソ刺激ノート


アマゾンのオーディブル(音声本)のメリット・デメリット - ノーミソ刺激ノート

 

語彙とは、出会わなければ使えもしないし、見聞きしても理解できないものなので、「たくさんの出会いを求める」という意味では辞書はいいと思います

 

たとえば英語の辞書を読むのであれば、私は〈語源〉の欄をみるようにしています

 

英語の語源の多くはラテン語かギリシャ語が元になっているのですが、そのことを意識して、その関連の本を読むと英単語を覚えるのに効率よく覚えることができます。

【関連記事】 

語源を学ぶメリット 

 

語彙力を鍛える(奇策)

 

英語などのヨーロッパの語源の場合は、似ている単語は語源が一緒だったりしますから共通点を考えながら覚えると教養にもなります。

 

言語は文化とつながっているのでツッコんで調べてみるとそこの歴史にも簡単にアクセスすることができます

私は歴史が苦手でしたが言語学のアプローチから歴史を学ぶことができました。

【関連記事】

クレッシェンドとクレセントムーンとクロワッサン

 

「スポーツ」"Sports"の語源 

 

minister、majorなどの語源【英語の語源を知ろう】 

辞書を読もう

語彙力は単純に言えば単語の意味を理解している量なので、辞書を読めば語彙力は上がるでしょう。

しかしここで「読む」というのは普通に小説を読むように一字一句読むことはないんですよ。

もちろん読み方に作法はないので、しっかり読むこともいいと思います。

 

しかしそれだけではなくて、自分の気になる言葉を引いてそこや関連する言葉を改めて知るために読んだり、1ページ1ページめくって読むのはおススメできません。

 

適当に開いては読み、を繰り返すことだっていいわけです。

ですから自由度が高いんですね。

これを調べなくちゃいけない、たくさん語彙数を増やさなくちゃいけないって、くそ真面目に読んでいても義務的になって全然頭に入らない危険性があります。

 

でも一回見たことある言葉は大概頭の奥底に残っているものなので焦る必要もありません。

受験勉強みたいにいつまでに何千個覚えるという感覚でできる人ならいいですけどね。

でも誰でも共通して言えると思うのは楽しむことです。

 

ですからカタログを見るような感覚で「へ―こういう使い方があるのか」なんて感心しながら読んでいけばいいんですよ。

辞書もたくさんあるのよ 

辞書と言っても学校で取り扱うものは大概が、国語辞典や古語辞典、英和、和英辞典でしょう。

しかし世の中にはそれ以外のものもあるので探してぺらぺら読んでみるのもなかなか面白いと思います。

 

感情ことば選び辞典

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ことば選び実用辞典 (ビジネスマン辞典)

ことば選び実用辞典 (ビジネスマン辞典)

 
てにをは辞典

てにをは辞典

 
NHK日本語発音アクセント新辞典

NHK日本語発音アクセント新辞典

 
日本語 語感の辞典

日本語 語感の辞典

 
擬音語・擬態語4500 日本語オノマトペ辞典

擬音語・擬態語4500 日本語オノマトペ辞典

 
雨のことば辞典 (講談社学術文庫)

雨のことば辞典 (講談社学術文庫)

 
幻獣辞典 (河出文庫)

幻獣辞典 (河出文庫)

 

 

もしくは小学生向けの辞書を読んでみると丁寧で簡単な説明になっているので語彙力を固めるためにもいいと思います。

 

新レインボー小学国語辞典 改訂第5版 小型版(オールカラー) (小学生向辞典・事典)

新レインボー小学国語辞典 改訂第5版 小型版(オールカラー) (小学生向辞典・事典)

 
ドラえもん はじめての国語辞典

ドラえもん はじめての国語辞典

 

三島と辞書

一方で「よっしゃ楽しそうだ。読むぞ!」と思っても上手くいかない場合もあります。

辞書を読むっていうのは、言葉好きの人であれば一度はやったことのあることだと思います。

私も事あるごとに試しては挫折し、試しては挫折の繰り返しをしていました。

 

ですから一冊すべて読むというようなことは基本的に時間の制約上難しいので、やめたほうがいいでしょう。

ふとした時に読むことをおススメします。

数単語しか読まなかったとしても、それをやって色々覚えた単語はあったので効果はあったと思います。

 

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三島由紀夫は

言葉を扱う前に事前に意味を知っておかないとだめだ」

というようなことを言っています。

 

大学の頃までは確かにそうだよなとも思いつつも、少し違和感を感じていました。

言葉って元来そういうもんじゃないよな。と思っていました。

この記事を読んでいるあなたも何となくそう思ってるんじゃないでしょうか。

 

言葉の最小単位は単語ですから辞書を読むことは効果があるだろうと思うことは自然なことですよね。

【関連記事】

三島由紀夫と辞書 

 

「語彙力」は「単語量」じゃない 

 

三島由紀夫のこの話は有名なので辞書を読むということを実践してみた人は多いかと思いますが、実際どうでしたでしょうか。

ほとんどの人は楽しく読めなかったと思います。私もそうでした。

 

予備校講師の林修が辞書を読むことをアピールしていたようですけど、彼のテレビで言っていることを考えてみると、辞書を読む効用は語彙力ではなくで辞書編纂の歴史、言葉の歴史が分かるってことですよね。

他にも辞書を読むことで言われている効用は、

 

  • 一つの単語から複数の単語を調べるようになる。
  • 用例が出ていてわかりやすい。
  • 狭い世界だけでなくたくさんの言葉を知るきっかけになる。

 

といったところでしょうか。

ですから高校生までの子供は沢山辞書を引いて調べる訓練も含めてたくさんしたほうがいいと思います。

でもこれはあくまで教育レベル、基礎レベルの話ならいいでしょう。

 

それも語彙力の一つかもしれませんがただの一点でしかありません。

ストーリーもなくただの50音の羅列なので興味のある単語もあればそうでないものも当然あるんです。

 

三島はもしかしたら興味ないものは飛ばせというかもしれませんが三島の性格では恐らくちゃんと読んでいたんじゃないかと思うんです。

昔は本も貴重でしたし、街も静かだっただろうしネットもありませんでしたからネットサーフィン感覚で読んでいたかもしれません。

 

三島由紀夫は極端な堅物でした。

極端な保守主義で、だからこそ文学も明瞭でありながら色気のある文体で芸術的ではあるんです。 

ただし辞書を読むのは方法のひとつで、それをやって覚える言葉もありますから、やりたいと思ったらぜひやるべきです。

 

楽しいんだったらどんどんやりましょう。

辞書を読むことが一番効率のいい方法じゃないかと思いがちですが、必ずしもそうだとは思いません。

普通の読書では得られない知らない言葉には出会いますからもちろんいいです。

 

しかしそれが最上の方法だと思えません。

むしろ最上の方法なんてないと思ったらいいでしょう。

最もいい方法とは

敢えて最上の方法を言うなら「本を読むこと」です。

が、普段本を読まない人が、ただ闇雲に読んでも読書が嫌いになりかねません

嫌いになることが一番まずいことなのでそこだけは避けましょう。

 

そもそも読書自体、挫折がつきものです。

でも挫折しても何度も読み返せばいいんです。

一旦読むのをやめても、再度読み返したら理解できることや、読書自体が続くこともあります。

【関連記事】

読書の挫折を防ぐ方法

 

純文学をどう読むべきか

 

言葉というのはその単語一つだけ、独立して意味を成すことはあり得ないんです。

必ず時代によって変化はありますし、文脈によっては全く別の意味に変わります。

あえて言うならいろんな方法を試すべきということです。

 

日々、試行錯誤をするんですね。

その中に「辞書を読む」ことがあってもいいという話です。

 

「語彙力を上げたい」と根本的な言葉に関して悩みが持てる、関心が持てる人はいろんな方法を試すだけの情熱を持っているでしょう。

やるんであれば効率的な方法を探したい、という気持ちはわかります。

でも効率的な方法というのは色んな方法で本を読むことだと思うんです。

 

「これを読めばいい」という統一的な本があるんなら楽でいいかもしれないですけど、言葉は人の気持ちそのものなので四方八方に飛び散るものです。

ですから言葉の関心自体もいろんな方向に飛び散らせて読み漁るのがいいでしょう。

 

重要なのは語彙力を増やしたいという情熱の下、自分自身で試行錯誤することでしょう。

辞書を読むのもいいし挫折するのもいいし。

自分で文章を作って必要に応じて辞書を引くのもいいでしょう。

 

それを続けるほうが語彙力は伸びると思います。

【関連記事】

読書する意味

 

「やる気が出ない」時の読書・勉強対策 

 

簡単な語彙力のあげ方

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