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ノーミソ刺激ノート

書評やスポーツ、言語に関することを書きます。

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30代になったら小説を読もう。

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学生の時は何かと実用的な本ばかり読みませんか。新書とか自己啓発とか。

すぐに結果が欲しいからだと思うんですけど、30歳過ぎたら小説が面白いと思います。なぜなら小説が分かるようになるから。

学生時代は本が読めなくても恥ずかしくなかったかもしれませんけど、本格的な大人になった自覚をしてから、本の一つのことでも話ができないとかっこ悪いと思います。

 

読書のカッコよさについて - ノーミソ刺激ノート

 

私は中学の頃に太宰を読んだんですけど全く分からなかったです。でもこういう事ってよくありますよね。子供のころは背伸びするもんですし、そうしたほうが成長すると思います。

語彙力が上がったのもここからですね。

 

語彙力が上がると何がいいのか - ノーミソ刺激ノート

 

進路に迷ったらどうすればいいか - ノーミソ刺激ノート

 

でも過去に読んだ本がもう一度読んでみると理解の仕方が変わるという事もあります。

 

本を何回も読むのはなぜか。 - ノーミソ刺激ノート

 

『斜陽』の貴族の暮らしや、雰囲気が全然わからなかったんですね。スウプの召しあがりり方がどうたら、お母様は「それこそほんものみたい」だとか「可愛らしい」とか。

斜陽 他1篇 (岩波文庫)

斜陽 他1篇 (岩波文庫)

 
斜陽 ─まんがで読破─

斜陽 ─まんがで読破─

 

中学生からしてみたら気持ち悪いとさえ思ったんですよ。終盤で出てくる「恋と革命のために」とかって全然分かんないんです。

ほかにも太宰の女々しさが苦手という人も多いと思います。気持ちはわかります。

でも30近くにもなってみると大抵のことが受けいられるようになるじゃないですか。

『論語』に「三十にして立つ」(三十歳になると独り立ちできる)とありますが、これはいろんな解釈ができます。経済的に立つことばかりではなくて人間的にふらつかなくなるということも含まれてると思います。

論語 (岩波文庫 青202-1)

論語 (岩波文庫 青202-1)

 
論語 (まんがで読破)

論語 (まんがで読破)

 

にしても上手く人生を解釈しきれないことも多い(40は不惑といいますが)。歴史上、華族というものがあったのは知ってるし、それが解体されて・・・とかいう知識があったとしてもしっかりと受け入れるだけの年数というのはあると思うんです。それが30歳くらいかと。

30にもなれば大体のことってわかってきますよね。でもそれってまだざっくりとした理解なんですよ。歴史とか宗教とか科学とか哲学とか。

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それらはあくまで大きな知識で、文学というのはそれらを埋めるものだと思うんです。

それぞれ知識はあるからその話題を聴いても理解はできる。けど自分でそれらを語ろうとしても気のきいたことが言えない、ということがありますよね。

文学というのは人が思ったことそのままを言葉にしている芸術なので、これらの間を埋めることができるんです。つまり小説を読むと語彙力が上がるというのは単に言葉を覚えるからということではなく、知識同士をつなげる効果があるんです。

学生の時は読めなかった小説も、今になったら読めるようになるという事はよくあることです。なぜかというと仕事などでそれなりに知識を積んでいるからですね。

 

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人が文学を読む意味を考える。(労働と合わせて) - ノーミソ刺激ノート

 

ですかな何かしら問題に遭遇した時にうまく対処できる人というのはそれらの知識のドッキングがうまくできる人だと思います。そのドッキング作業は言葉でしか不可能なんですね。つまり母国語です。

楽天などの会社が日本語禁止にしたと聞いて久しいですが、どうなったんでしょうね。

 

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