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ノーミソ刺激ノート

書評やスポーツ、言語に関することを書きます。

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古典を読む意味を考える。

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はじめに

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古典(こてん)は、古い書物、形式。また、長く時代を超えて規範とすべきもの。

英語classic/classical、またはそれに相当する西洋語の単語に使われる。これらの語は、分野によっては、古典派と訳されたり、(classicかclassicalかを問わず)クラシックと音訳されたりすることもある。

近代以降における日本日本語)の「古典」という概念は古代中国に源流を持つ漢語の「古典」と古代ヨーロッパに源流を持つ「クラシック」という、由来も示している範囲も異なってはいるものの、類似した性格を持った二つの言葉概念を融合させたものである。

古典 - Wikipedia

 

古典とヒトクチに言っても、あいまいですけど、ここでは学校の古典から社会人が読むべきだと書店で喧伝されているものを指すことにします。

 

あまり読書経験がない人は難しいものは避けたほうがいいですが、かと言って、いつまでも大衆文学ばかり読んでいてはもったいない気がします。

 

文学というのは本当に広く深いものなんです。

頭が秩序立つ

世の中には本来、秩序なんかなくって、人々の営みの中で秩序は生まれました。

つまり世の中はごちゃごちゃの混沌だったんです。

 

人間が自分勝手で動き回ると、他の人間全員にとって都合が悪いですから交通整理として秩序、倫理が生まれました。

 

 道徳は便宜の異名である。「左側通行」と似たものである。

芥川龍之介『侏儒の言葉』

 

我々が生まれた時の秩序は絶対的なものではなくて時間とともに変化するものです。

 

そういうことを体感し、今後の未来のために活かせるんです。

古典的教養は実際にその言葉を話したり披露する機会は少ないです。

 

しかし日常話す言葉の根底に潜むものなんですね。

例えば話をするときにはリズムに乗るものです。そのリズムに合わせて話をするときに

 

「この言葉遣いってこれで合ってたっけ?」

「ここはどう表現すればいいんだろう?」

 

と、言い方に迷いが生じることがありますよね。

もしくは話を聞いていて言葉の数が少ない相手に対してその少ないヒントの中でその穴埋めを聞き手であるこちらが勘で埋めることができるようになるんです。

所謂「行間を読む」という事ですね。

 

何でこんなことができるかといえば、人は常に何かを考えていますよね、しかしそれは言葉にならない混沌の状態なんです。

それを秩序立たせるためには言葉が必要なんです。

 

言葉の量を日常、使わないとはいえ持っているというだけで相手の気持ちを予想することができるようになるんです。

 

人に話すをするときにはその人に寄り添った話、分かりやすい話をすべきですよね。

その時にも古典を用いることはできません。しかし古典は言葉の基礎なので言葉を編む際にちょっとした手助けになるんです。

 

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体感するもの

論理的に考えればそらそうだと思うでしょうけど、なかなかそれを体感できない

普段本屋に行っている人だってそれほどわかっていない筈です。

なぜかというと本屋は売れる本しか置けないからですね。

 

ですから収益を考えない図書館に行ってみたほうがいいと思うんですよ。

それも町の一番大きい図書館とか。そういうところに行くと「こんなもん買う(読む)人いないよね」っていう本ばっかりあります。

 

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大衆文学や純粋文学は基本的に書店に置いてありますけど、古すぎる文学というのは受験に使われるようなものしか置かれません

『今昔物語』は今でこそ有名ですけど、芥川がそれを元ネタに小説を作ったから有名になったというのも同じで、古典というのは簡単に埋もれるんです。

 

今のように大量に本が出てる世の中じゃもっとでしょうね。

本当に本というのはいっぱいあるんです。

数というと数量の気がしますがそうじゃなくて色んな種類がある。

 

テレビで国会図書館とか大きい図書館が出ることがありますが大抵古い雑誌とか、高価な特殊本ばかりで要するにテレビですから「見てて面白い本」しか紹介されないです。

本は人の数だけあると言ってもいいです。

 

世の中の人って大衆文学ばかり読んでるんですね。

当たり前ですけど、ツイッターの読書アカウント見てて大衆文学はその時代は集中的に読まれますが、純粋文学は時代を通して読まれていきます。

それだけ普遍性があって教養豊かな人類文化の宝庫です。

 

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全く何も読んだことないうちから難読本に手を出すのはあまりお勧めしません。が、ある程度、読書経験を積んだのであれば古典的名作を読んでみることをお勧めします

古典はつぶしが効く

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古典というのはあらゆるネタの元ネタになっていることが多いんです。

それの何がいいかって、たくさん読んでいくうえで

「え、この表現って何かで読んだな」

と思うことでその表現を記憶できます。それってすごく楽しいですよね。

 

読書の楽しさは心が動くことじゃないですか。

 

ただただその本一冊だけ読んでいては感じられないものを感じることにおよって何倍にも読書が楽しいものになるんです。

 

ある一冊だけが詳しいというのは実質ありえなくて、どんな博士であってもいろんな本を読んでいて、それらの雑多な知識の中から専門を選んでそっから論文を書いています。

 

そしてそれは雑多な読書から得た雑多な言語感覚を基にしているのです。

 

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歴史を体感できる

古典を読むと歴史的感覚が身に付きます。現代人は現代しか体感しかできませんが、過去の文学を読むことによって臨場感のある時代の空気を感じることができます

 

当然、読み慣れていない頃は感覚のすり合わせがうまくいかない場合もありますが、人間の感覚というものはあまり変わりません。

 

変わるといえば言葉の使い方で、言葉の使い方が違うからこそ感覚に違和感を感じるのです。

 

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言語感覚が身につく

 

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言葉というのは現代語だけで成り立っているのではありません。

古い言葉を知ることによって現代使われている言葉の成り立ちを感じることができます。

「感じる」というのは「知る」というところまで論理的にわかることではないという事です。

 

言葉を論理的に理解する場合は、それに関する言語学的専門書を読まないと難しいですけど、言葉って別に論理で知るものじゃなくて感じるものじゃないですか。

 

古い言葉を知ることによって現代を「感じる」わけです

 

そうすることによって感覚が身に付きます。本来的な語彙力ってそういうことだと思うんですよね。

 

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言葉を感じることによって運用感覚が何となく身につく。ゲームのようにこれと決まったスキルが「カシャーン」と身につくものではなく、ジンワリついてくる。

 

これって説明できないんですよね。ですからこれを読んでいる人で「そうそうそれそれ!」と思えた人はそういう感覚を覚えている人でしょう。

 

その感覚をまた身に着けるために言語感覚をジンワリ身に着け続けてほしいんです。

 

が、いきなり古典は難しいでしょう。

ですから、現代的なもので言語感覚を得られそうなのは

宮沢賢治、夏目漱石、司馬遼太郎でしょう。

 

人によってはその三者を古典扱いする人もいますが、現代文で書いているので古典とは言えません。

 

司馬遼は基本的に長編小説が多いんですけど、長いものいきなり読みづらいと思うのでエッセイでもいいと思います。

 

本をたくさん読む方法 - ノーミソ刺激ノート

 

司馬の本はエッセイばっかり読んでるっていう人は割といますがそういう人の気持ちもわかります。一冊でいろんなものが感じられます。

 

その三者に関してはまたブログでいつか書きたいと思いますが一応おススメだけ載せておきます。 

新編宮沢賢治詩集 (新潮文庫)

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宮沢賢治全集〈1〉 (ちくま文庫)

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明暗 (新潮文庫)

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こころ 坊っちゃん (文春文庫―現代日本文学館)

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この国のかたち〈1〉 (文春文庫)

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草原の記 (新潮文庫)

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