ノーミソ刺激ノート

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速読の方法と利用価値

速読できない理由

 

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本を1000冊読むとどうなるか - ノーミソ刺激ノート

 

初心者がいきなり速読することはできないんです。ただし慣れれば誰でもできることです。

スポーツの初心者がいきなりファインプレーができないように、読書というのは物理的な動きありきなので、読書初心者がいきなり素早いプレーができるはずがありません。

 

しかし一年も訓練を続けていればどんなに苦手だった人でも未経験者よりも良いプレーができるようになるものです。読書も同じことです。

 

仕事だってそうじゃないですか。スーパールーキーと呼ばれる様な人は子供のころからその訓練を特別組んだ人のことであって、いきなりの初めての経験でさっさと物事がこなせる人なんかいるわけがありません

 

私は肉体労働をしていましたけど、初めての仕事の時に同じ仕事を160cmのおばちゃんがさっさとコナしているのを見て驚いたことがあります。

彼女はもともと体力があったわけではなく、家の近くにあって、しかも時給の良かったバイトを家族のために仕方なくやっているうちに体がその仕事に合った動きを覚えただけなんです。

たしかに普通のおばちゃんよりも筋肉がありましたけど、170cmの普通の男よりもはるかに重い荷物をテキパキ運べるようになっているわけです。

 

人が文学を読む意味を考える。(労働と合わせて) - ノーミソ刺激ノート

 

体力自慢の大男でも初めは荷物をどこからどこまで、正確に置くことができませんから、上司に気を使ったり、悩んだりして精神的にも疲れるし、無駄に重い荷物を長時間持ったり動きがゆっくりになって無駄に体力を使ってしまいます。

 

が、慣れてくると余計なことを考えず、身体のバネを使って無駄な筋肉を使いません

 

それと同じように速読も普通の人は色々無駄な行為をしているんです。しかし慣れてくると自然とそれを排除して純粋に読む行為のみに特化した読書をするようになります。それが速く読むという事なんです。

 

場合によっては速読の一つと言えますが、テレビやYouTubeで一種のパフォーマンスでパラパラとめくって読むとなるとそれは本来的な読書ではないんですね。でもそれ自体も慣れていないとできることではありません。

 

じゃあ初めからそれができるかといえばできないんです。慣れるという事は無意識に至ることなのでとにかくそれを繰り返すしかありません。

 

速読をすることを難しいととらえる人がいますがそれ自体は訓練をこなせばだれでもある程度上達するものです。でも多くの人ができないのは続けることができないんですね。何事も続けさえすれば普通の人より上達します。速読も同じことです。

 

じゃあ続けるにはどうすればいいかといえば、何が何でも続けるという意思があればいいんです。

 

人の環境は簡単に変わりますから読書ができない環境になることだってあります。その変わった環境の中でどうやって続けることができるかは人によって違うことですから一人一人の工夫しかありません

そもそも速読は何のためにあるか

良い本と悪い本を選別するためなんです。

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大体100~1000冊くらい読んでないと良い本悪い本の選別はできません。

何でこんなに差があるかといえば、自力で本を読むなら1000冊読まないとだめでしょうけど、本読みのプロ(大学教授とか)からの指導があれば100冊くらいで物の見方が分かってくるということです。

 

そもそも文系の大学が要らないという話がありますけど、それは文系の大学教員を使えるだけの人間がそんなに量がいないというだけの話なんですね。

 

何で選別が必要かといえば、世の中には本が多すぎるからです。

 

その中でもいい本悪い本があるのは当たり前の話で、どうせ読むなら自分に必要なものをたくさん読んだほうがいいでしょう。

 

面白くもない本なんか読んでも頭に入りませんし、楽しくもないし、為になりません。そしていいと思った本は何度も繰り返し読んで自分の血肉にするんです。

 

本を何回も読むのはなぜか。 - ノーミソ刺激ノート

 

何回も読んでいるうちに人に説明できるレベルの知識が手に入るようになります。

それが大体4~7回ですね。何回も読んでいると当然内容も頭に入っているので速読ができるようになりますし、それと関連する本も共通点が当然ありますから関連書籍も速く読めるできるようになります。これが「慣れる」ということですね。

 

でもこういう事って皆がみんなできることではないですよね。人間十人十色なんですから現状の半分以上が高等教育である大学に入っているなんて本来的な形ではないですよ。国民の半分がサッカーや野球をやっているなんて不自然でしょう。

 

学問だって趣味のようなものなんですから興味のないことをやっているなんて不健康です。今は大学生があふれていますが、そのうち減ると思います。

 

本を読める人がそんなにたくさんいるはずがないんですから。

 

つまり速読は効率的な勉強に入る前の手前の段階なんです。なんせ選別ですから

ですから自分の人生で本当に速読が必要なのかを考えてみるところから始めたらいいんじゃないでしょうか。読書が嫌いなら他のことをやったほうが効率的だと思います。

 

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速読とは選別方法

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文系の大学というのは何に利用価値があるかといえば本の選別方法を覚えることです。

普通、一人で読書をするとなると、目についたものやテレビで宣伝されているようなものや平積みされているものを他者主導で買って読むことくらいしかできないんです。

 

それでも1000冊くらい読んでいればだんだん本の良し悪しが分かってきたりするものです。

 

が、普通の人は人生の中でそんなに本を読むことは無いです。

 

ですから大学に行って文系学問の専門的な研究方法を身に着けていくうえで最短の本の選別方法を身に着けるわけです。

 

が、たかだか大学四年間の短い時間では本の読み方なんか普通覚えられません。そもそも遊びたい盛りですし。

勉強するだけなのに余計なストレスを与えて、本来一番勉強しなくちゃいけない大学時代に勉強なんかできないのが大半ですよね。

 

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ですから大学院に入ってから24時間研究のことを考えて本の選び方を身につけるしかないんです。それも最低2年間ですね。大学院であれば人数も少なくて先生との郷里感も近いので色んな話ができるものです。

 

Fランだと言っても大学院ともなれば案外同大出身の有名教授が東大を60歳で退職して私立大に再就職するというのはよくある話なのでいい先生がいたりするんです。

 

その辺はちゃんと大学のサイトを調べたり大学院のレジュメもHPで公開されているものなので調べればわかることです。

 

現代的な話になれば、さらにネットでの情報選別の方法ですね。

今の大学院教授ともなると普通60歳以上の高齢になるのでインターネットの使い方があまりうまくない人が多いです。

しかし博士以上のオーバードクターなどの若い研究者であれば大概上手い方法を身につけています。

 

こういう風にひと口に「速読」といっても複雑なわけで、テレビの下らないショーでできるような代物ではないんですよ。

そもそもテレビマンの大抵は大卒でストップでしょうから大した教育レベルじゃないですし、仕事が多忙なせいで若い時に本を読むことなんてできないでしょう。

 

速読方法

選別方法なので

 

「面白いものは読む。つまらない、難しすぎる、知っているものは飛ばす」

 

という事を意識して読みましょう。

 

知識がなければ難しいものはわからないので読まないほうがいいです。どうしても知りたければそれに関する入門書にたくさん目を通しましょう。

 

例えば小説を速読したい場合はストーリーを先に頭に入れてしまう方がいいでしょう。それで一番いいのは漫画を読んでしまうことです。

 

世の中には名作の漫画化が進んでいるのでそれをさっと読んでしまった後の本作に移ってしまえば、小説の中の細かな表現方法に目を向けて楽しんで読むことができます。

 

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新書であればまずは目次をさっと見てしまうことです。そうすると全体の構成がおおよそ分かったり、自分に興味ある所が見当たったりして文章を読んでいて著者の言いたいことに見当がつくようになります。

 

このように予想しながら読むことによって効率的に内容を把握することができます。

さらに新書の場合は大切なことは最初と最後に書かれているのでそこをまず集中的に読むのもいいでしょう。

 

ただしこういうことはある程度本読みが慣れていないと最後のページで書かれていることが見当もつかないことがあるので、初めは各トピックの気になるところの初めの文章などををさっと読み続けることから始めたほうがいいでしょう。

 

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