ノーミソ刺激ノート

書評やスポーツ、言語に関することを書きます。

大学での哲学の内容

大学で哲学を勉強したいと何となく考えているけど、いったいどういう所だろいう時になるでしょう。

私は哲学で院まで行ったので人並み以上にそのことについて話せると思いますのでその内容の一端を書いてみたいと思います。

f:id:kec_sad0resu:20180525143021p:plain

大学院得哲学を学ぶとなると、どこの大学でも同じような道のりで勉強することになります。

 

  1. 哲学史を学ぶ。
  2. 特定の哲学者について研究する。
  3. 卒業論文を書く。

 

これにつきます。

どんな大学でも、学科でも恐らくその学問の歴史を学ぶことは避けられないでしょう。

「哲学史」の本は沢山ありますけど、はじめの内は一冊を徹底して読むよりいろんな本をさーっと攫う方がいいです。

なんでかというとちゃんと読もうとしてもわかりっこないからです。

初めから理解しようとするより雰囲気を何度もつかむような感じがいいでしょう。

西洋哲学史―古代から中世へ (岩波新書)

西洋哲学史―古代から中世へ (岩波新書)

 
図説・標準 哲学史

図説・標準 哲学史

 
史上最強の哲学入門 (河出文庫)

史上最強の哲学入門 (河出文庫)

 
はじめての哲学史―強く深く考えるために (有斐閣アルマ)

はじめての哲学史―強く深く考えるために (有斐閣アルマ)

 

 

哲学史を何でやらなければならないかというと、最終的には卒業論文、研究を行うわけで、それには今までになかった見地から論文を書かなければいけないんです。

 

大学で哲学を勉強するということ - ノーミソ刺激ノート

 

この今までにない見地を知るためには過去に何があったのかという事を一通り知らなければ話になりません。ですから歴史を知る必要があるんですね。

ただ、哲学科に入った大学生のほとんどを苦しめるのが、哲学者が何を言っているのかが分からないという事でしょう。

 

日本人が哲学で「なるほど」とわかることといえば、中国哲学・思想であれば比較的すぐにわかるんです。なぜかというと中国哲学は人と人との関係を重要視しているので、20年そこそこの経験があれば言っていることは何となくわかるわけですよ。

しかも使っているのは漢字ですから、何となく言いたいニュアンスは伝わります。

 

が、西洋哲学となると初めは現代語訳から勉強することにはなりますが、絶対に意味が分からないところにぶち当たります。

なぜかというと、西洋哲学はキリスト教が関係しているからです。

 

宗教団体と頭の良し悪し - ノーミソ刺激ノート

 

東洋哲学の場合、仏教や儒教、道教が関係していくことはもちろんなんですけど、宗教のような超越的な思想を無視して卒論を書こうと思えばかけるんです。

いうなればこのような関係になります。

 

東洋哲学:主に人と人との関係。

西洋哲学:主に神と人との関係。

 

東洋哲学は日本自体が東洋文化の中にいるので日本人であれば何となく見当がつく内容ではあります。

 

が、西洋哲学的なキリスト教となると、ほとんどの日本人がなじみが薄いので理解に苦しむんです。

しかも翻訳文なので、実は簡単なことを言っているのに、なんだか分かりにくいというハードルがあちこちにあります。

しかも哲学を専攻している人は大抵数学が苦手でしょうが、西洋哲学は数学的な考えがあちこちに転がっています。

東洋哲学にもそういうものはありますが(易学、占星術など)、無視して卒業することも可能です。

しかし西洋哲学はある一人の哲学者について研究するにしても他の哲学、宗教、社会的背景が大きく関係しているのでなかなかそういうわけにもいきません。

 

楽して哲学を学ぶ方法 - ノーミソ刺激ノート

 

哲学書1000冊読んだらどうなるか。 - ノーミソ刺激ノート

 

ただ卒論を出して卒業するだけであれば大学の先生はガンガン卒業させたいのでそこまで厳しくはしないというのが現状です。

しかし本気で哲学を勉強したい、研究したいのであれば私は大学院まで行くことを勧めます。

しかし哲学で院まで行ってしまうと就職先が困難になるので生半可な気持ちで行くことはやめましょう。

 

でもこれからの時代、就職しなければいけないというわけでもないので、哲学がやりたいのであれば院まで進学するといいでしょう。そうなると先生も厳しくなりますが、他の人がたどり着けない領域に2年ほどで行くことができます。

 

大学で哲学を勉強するということ - ノーミソ刺激ノート

スポンサードリンク