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ノーミソ刺激ノート

書評やスポーツ、言語に関することを書きます。

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本はまじめに読んだら損

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「真面目」は悪

本は、たくさん読む人ほど真面目に読んでいません。

 

たくさん本を読むと起こる良いこと - ノーミソ刺激ノート

 

というか真面目に読んでしまってはいけません

普段読んでいない人は読書自体が非日常ですから、それをやっていること自体に緊張感を持ってしまうんですね。

 

ですから仕方のないことではあります。

私も今でも新しく読む本のテーマでは緊張してついつい一字一句を真面目に読んで、新しく出てきた単語を覚えようとしてしまいます。

しかしそんなことしても忘れる時は忘れますから、ずいずい読んじゃったほうがいいんです。

 

大切な単語であれば、他の本を読んでも絶対に出てきます。

 

人生においても、真面目に生きている人は、一つの問題に関して考え過ぎてしまう傾向があるじゃないですか。

一つの問題なんて大したことないんですよ。

 

人生をナメてしまって、次々と進んでしまう人のほうが変なことに悩まずに進めます。

もう一度同じ問題にぶつかっても、問題は大概なんとなく覚えていますからその時はその時で対処法を撰ぶようになります。

 

例えば、太宰治が嫌われているのは、そういう一々の問題に粘着的に取り組んでいるからですが、逆にいえば、そういうのが滑稽だし、共通点がある人がいるので人気なのもあります。

人間失格(1) (ビッグコミックス)

人間失格(1) (ビッグコミックス)

 

 数をこなせば「真面目」にならない

でも読むこと自体が毎日のことだと、そんなに力を入れることは無くなります。

ですから、はじめの内は力を入れて読んでしまうのは仕方のないことではあります。が、意識的に肩に力を入れずに何となく読むことで、頭にスムーズに入ります。

 

 

夢十夜・草 枕 (集英社文庫)

夢十夜・草 枕 (集英社文庫)

 

 

『草枕』のこの一説に関しては以前も記事で書きましたが、漱石の読書感覚を表したいい所だと思います。

 

漱石は東京帝大の英文科の先生をやってましたから、当然英語が当時トップレベルにできました。

 

英語教師 夏目漱石 (新潮選書)

英語教師 夏目漱石 (新潮選書)

 
漱石と英語

漱石と英語

 

 

しかも大学に入る前に二松学舎で漢文をやってましたし、最後の未完作品の『明暗』執筆中に漢詩も書いていました。

 

漱石詩注 (岩波文庫)

漱石詩注 (岩波文庫)

 
漱石の俳句・漢詩 (コレクション日本歌人選)

漱石の俳句・漢詩 (コレクション日本歌人選)

 

 

漢詩が「書ける」だけではなく、それも日本漢詩の中でもトップの出来だったので、当然漢詩もたくさん読んでたわけですね。

それは草枕を読んでいてもいくつか漢詩が出てきますからわかることです。

 

つまり日本文学史の中でもかなり本を読んでいます。

 

その漱石が「いい加減に」読むことを推奨してるんですから、我々もそうすればいいんです。

 

小説は「イメージする力」がつく。 - ノーミソ刺激ノート

 

音楽のと文学のリズム感は通じる(漱石は多分音楽が好き) - ノーミソ刺激ノート

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