オーディオ版ってなんだかなぁ。
私はですねぇ、完全にナメてたんですよ。
オーディオ版ってやつを。
だってほら、普通は文字で読んだ方が速いんですよ。情報ってのは。
普段文字を読むことに「喜び」を感じてたんですけど
「音感」というのは重要なんですよ。
文字情報は「音」も感じるものですけど、やっぱり耳で感じる方が大きいんです。
音声情報をナメてたんです。
けど、思い起こせば、僕は大学の時、4年間、世間ではやってる音楽を毎日、往復に時間の電車通学中に聴いてたんですね。
関心あるなし関係なく。
そうすると、勝手に世間ではやってる音楽に詳しくなるんです。
当然ですけど。
だから大学で10人以上でカラオケに行った時に、途中で歌えなくなる子のサポートで歌ったりしてました。
場の空気がサメずに済んだので、その子からは、めちゃくちゃ感謝されたんですけど、僕としてはただ通学中に音楽を聴いてたってだけの話です。
関心が無くても継続してれば覚えるもんなんですね。
目から入る情報はどうしても
- 「読む」
- 「見る」
っていう意識が作用しないと昨日は中々働きません。
しかし耳だけは手を使わないと閉じることが出来ないように、ほっといても耳に入るようにできています。
でもよくよく考えてみたら私は10年ラジオを聞いていて、音声文化になじんでたんでした。
初めは、日本語の本には合わないと思ってたんです。
なんせ同音異義語が多いですからね。
英語などのアルファベット圏であれば、音声重視の言語なんですけど、漢字文化圏の日本語の場合、漢字のビジュアルイメージで「読む」ことが便利な視覚重視の言語なんですね。
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【日本語の特徴に関心がある方はこちら】
【語彙力アップ】日本語の歴史について - ノーミソ刺激ノート
例えば通勤で聞くとするじゃないですか。
そうすると、電車の音声や、注意が移動に移って、ふと聞き逃しとかがあるわけです。
当たり前ですよね。
でも気にしなくていいんですよ。
多少の聞き逃しであっても、全体を聞いてれば、さほど気にならないです。
さらに、どうしても全部知りたいのであれば何度も聞きなおせばいいだけです。
本を読むときに「わからない」っていう所、たった一か所が原因で立ち止まっちゃうときってありますよね。
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メリット
何といっても普段本が読めない状況でも情報摂取できることです。
それと目で情報を得るにはけっこう疲れますけど、耳から入ってくる情報は勝手に入ってくるので、煩わしさがありません。
例えばこういう場面ですね。
- 電車・バスなどでの移動中
- ランニング中
- 睡眠前
文字情報では正確な言葉が得られないと思ってしまいますよね。
私もそうでした。
英語などと違って日本語は書き言葉と話し言葉が、徐々に近づいたとはいえ、多少の隔たりがあります。
その前提で書かれた本では、「今のどういう意味?」とご読してしまうのではないかというもんだういですね。
しかし、最近のビジネス書の場合だったらほとんど話し言葉と同じように書かれていますし、オーディぶる前提で書かれているものだってあります。
ビジネス書とかジャンルが限られるんであれば、コスパが低いかなと思ったら大間違いで、小説でも大丈夫です。
なぜなら普段たくさん小説を読む人であれば、何度も代読することがあるでしょう。
それが音声で出来るわけです。
そうすると、読みなれているはずの物語がまた別の味わいで読みなおすことができます。
例えば夏目漱石の作品はかなりリズム感が重視されています。
- 吾輩は⑤
- 猫である⑤
- 名前はまだない⑧
- どこで生まれたか⑧
- とんと見当がつかぬ⑥
みたいな。
音読しやすいんですよね。
フリ・オチもあるし。
↓画像です。
無料で入手できるものも多いです。
なぜなら漱石自身が「漢詩」を創作していたのと、落語が好きだったというのが大きい理由だと思います。
漱石以外にも古典は「読む」といえば「音読」でした。
だから古典こそオーディオで読むべきなんです。
その他に英語版の作品も多く売られているので、リスニングの練習にもなります。
昔は英語のオーディオブックって大きい書店にしか売って無かったですけど、便利になりましたね。
ですからお薦めの本はこんな感じです。
- ビジネス書
- 何度も読んだ小説
- 古典文学
- 英語などの外国語文
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デメリット
とはいえ、純文学などでは、特殊な漢字の使い方がなされてそれにルビを振っているものもあるので、オーディオだけですべて十分かといえばそうではありません。
ですから前述したように日本の特徴として同音異義語が多いので、それは分かりづらい部分があります。
そして、青空文庫で読めるような著作権フリーの作品であっても、この場合は「読む人」がいるので、価格が高いものもあります。
ですから読書を安上がりに済ませる癖のある人には、少々、障壁になるかもしれません。
ですからデメリットのまとめはこんな感じですね。
- 純文学には合わない
- 効きなれない言葉は分かりづらい
- 同音異義語が分かりづらい
- 無料で読めるものも高くつく
しかし価格に関しては、「普段読めない状況でも読める」という「時間」を入手してるのと同じになるんです。
「お金」と「時間」では、圧倒的に時間のほうが重要ですよね。
お金は人生そのものではありませんが、
時間って人生・命といい換えができますよね。
お金が足りなくても働けば取り戻せます。
しかし時間は何をしても得ることができません。
ですから、コスパとしてもかなり良いんです。
しかもサービスは始まったばかりですから、今後も冊数は増えるでしょう。
時間短縮になるわけですから、早く始めないとそれだけ損ってことです。
読みたい本を先延ばしにしても読むことは永遠に来ません。
じゃあ、どうやって読むかといえば、今すぐ登録して聞き始めることです。
ネットでやってしまえばすぐに聴くことができるので、熱が冷めて積読になってしまうことが防げるんです。