ノーミソ刺激ノート

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【面接】愛読書におススメのジャンルと理由

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働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える

おススメのジャンル

「愛読書」が訊かれる場面とは、学校や会社の面接 が多いでしょう。

そういう所で話すべき本のジャンルは、

 

  • 純文学
  • 歴史
  • 哲学
  • ビジネス

 

基本は、このジャンルがいいでしょう。

根本的に、本の感想、答えに正解はありません

 

では何を聞かれるかというと、

 

「何を学ぶことが出来ているのか」

「何を受け取れる人か」

 

ということ。

本を読むこと自体がいいのではありません。

 

本を読んで、何を感じられるのか、受け取れるのか、ということがその人の人間性として評価されます。

 

どの会社でもそうですが、どういう学びができるかというのは大きなポイントです。

なぜなら会社は多人数の組織なのでコミュニケーションが必須です。

 

コミュニケーションは「会話」が主です。

会話ができない人は人と一緒に働くことはできませんよね。

会話とは、

 

  • 聞くこと
  • 話すこと
  • 解釈すること

 

のこと。

つまり「学習すること」なんですね。

 

なぜ愛読書を聞くかといえば、その人の人生における学び方を知りたいんです。

「学び方」とは「受け取り方」です。

 

コミュニケーションの失敗は受け取り方の失敗です。

自分勝手な受け取り方をしたら人から好かれません。

 

  • 相手のボールをちゃんと受け取れる
  • 投げて欲しい所にボールを投げ返せる

 

という基本的なことの連続が「コミュニケーション能力」です。

コミュニケーションはキャッチボールに喩えられることが多いですよね。

 

ボールも上手く受け取れば楽しいですけど、下手な受け取り方をするとケガをしますよね。

仕事においてケガはマイナスですよね。

 

面接の場は初対面です。

その場で「どういう人か」というのを見極めるために訊いてるんです。

 

だから「愛読書」でその人が将来にわたっていい仕事、いい利益をもたらしてくれる人かどうかを知りたいわけです。

 

「知能」についてもそこまで気にすることではありませんし、面接が間近になって知能が上がるものでもありません。

 

そもそも文章を読んで、それなりに書いた内容を理解することは受験科目レベルです。

厚生労働省の指導により就職面接で学力を問うのはあまりすすめられていないので。

 

しかし「愛読書」を聞くことで、候補者の知能や考え方をある程度予測することが出来ます。

漫画でもいいのか

「マンガじゃダメですか」


という発想があるかもしれません。

「漫画は素晴らしい、私に大きな影響を与えたんだから伝えたい」

という気持ちは分かります。

 

でも面接はせいぜい10~30分

その短期間に行ったところで、普通の人は分かってくれません。

 

「漫画が好き」であるなら、それは長期間、時間をかけて伝えるくらいならいいでしょう。しかし普通は伝わりません。

 

面接は選ぶ側(会社や学校)によるから。

一般的にはやめたほうが良いというのが実情です。

 

なぜなら漫画に理解を持っている人が少ないから

面接は理性的にやってると言えど、人間がやっているので感情に支配されます

 

だから「だめだ」と思われたら落とされます。

感情的だからこそ誤魔化しは効かないんですね。

 

特に面接をするような人はほとんどが高齢でしょう。

漫画が悪いわけではなく、面接は自己アピールの場です。

 

だからアピールになるのであれば言えばいいです。

でもそうでないなら、上記にあるようなジャンルでいいでしょう。

 

そういう人たちに話に乗れる漫画であれば良いかもしれません。

が、普通は辞めたほうが良いです。

 

例えば出版社で漫画編集に配属希望とか、アニメ制作の仕事とかなら漫画に興味を持っていてもいいでしょう。

 

でもそうでないなら、そこであえて漫画を読んでいるという事を言う必要がありません。

面接と言えど、特別な会話をする必要はないし、面接する側も特別な事を聞きたいわけではありません。

 

だから「普通の会話」だと思って考えてみましょう。

「普通の会話」でも、相手の理解の範囲の話をするというのがマナーです。

 

子供相手に難しすぎる言葉を使うのは良くないし、スポーツに関心が無い人にスポーツの話をするのは控えたほうが良いのと同じです。

 

マンガの素晴らしい点について語れるならいいでしょう。でも普通は面接の場はそういう場所ではありません。

なぜなら、基本的にどの本を選ぼうが、選ぶ側の質問の期待は、

 

「どういう本を読んでいるのか」

 

ではなく、

 

「どういう本からどんな学びができる人なのか」

 

ということ。

ですから極端な話、漫画でもいいでしょう。

 

しかし難しいかもしれませんよ、という事。

でも活字が苦手だという人もいるでしょう。

 

そんな場合は、「まんがで読破」というシリーズ物があるので、それを読むのが結構おススメです。

【詳しい話はこちら】

まんがで読破を読むべし - ノーミソ刺激ノート

純文学の場合 

「純文学」は、芸術です。

受験科目では「正しい読み方」を問われていますが、本来は感想に答えはありません。

ではそれを読んで何を学ぶことが出来たか、といえば、

 

  • 感性
  • 美意識
  • 人間性
  • 文章表現

 

が大きなところでしょう。

これを学ぶことによって人の気持ちを、普通の人より一歩深く考えることが出来ます。

「一歩深く」というのは、業務上のお喋りのようなものから、

 

「こうすればこうなる」

 

というような、スキル向上にかかわるテクニックのようなコミュニケーション技術のアドバイスやヒントを得ることがありますよね。

 

だからコミュニケーションは必要だともいわれるんです。

でも、そんなことは、たまにあるという事なだけ。

 

でも、読書をすると、ヒントが手っ取り早く身に付きます

でも多くは「これ、仕事に使える!」というように直接のヒントになるようなものは少ないと思います。

 

でもそれは今の自分が木津っていないだけで、「本読んどいてよかった」と後から気づくパターンが多いんです。

仕事をする上でこれらが重要なのは、

 

  • 顧客の要望をくみ取る
  • 先輩・上司のアドバイスを活かす

 

これらことが出来るようになります。

会社は世代が隔たっていますから、感覚がずれているのは当然です。

こんなことで文句を言いたくなるのも分かります。

 

でもそれはどの時代だってそうなんです。

でもそこで感情的になって、仕事がしづらくなるのもあります。

だからこそ、「気持ちをくみ取れる」人は貴重です。

 

  • 「新人類」
  • 「ゆとり世代」
  • 「悟り世代」

 

というように、「世代」を分けて、

 

「新しい世代のことを感覚的に理解できないのは当たり前」

 

というような社会的な流れがありますよね。

これはある意味仕方のないことで、世代によってテクノロジーや教育が違っているので感覚が違うのは当たり前。

 

だから意見の衝突が生まれるんですね。

それだからフリーになる人もいます。

でも今後もサラリーマンはい続けるでしょう。

 

学校の面接でこれが効かれた場合は、

「どういう言葉を使ってそのすばらしさを伝えることが出来るか」

という口頭の語彙力が試されると思っていいでしょう。

 

純文学の面白さとは。

歴史書の場合

「歴史書」はこれ自体では学ぶところを見つけるのは難しいかもしれません。

しかしその「人」にフォーカスを絞った作品であれば、

 

  • 「生き方」
  • 「人生哲学」

 

を汲むことが出来ます。

歴史が好きな人はこういうものを集中的に読むといいでしょう。

 

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哲学書の場合

「哲学書」とは「深く物事を考える学問」です。

ですから、経営者には好かれます。

 経営は動くことではなく、考えるのが仕事ですからね。

 

経営者に限らず、人は

 

  • 自分に似ている人
  • 自分の考えを理解してくれる人

 

が好きです。

だから経営者を理解しましょう。

 

又は理解できる、共感できる経営者の人の会社に行きましょう。

いずれにしろ、共感できない人の下で働いても長続きできません。

 

もしくは心が疲れるばかりです。

そんな人生は無駄ですよ.

 

どんなにお金が稼げても、心が疲れてしまっては死んだも同然ですよね。

経営者はどのように経営していくか、常に考えていますから、

 

  1. その人が愛読している本を自分も読んでみる
  2. 経営者が出している本を読んでみる

 

というのもいいかもしれません。

でも、2の場合、あまりにも媚びている感じがします。

 

媚びすぎている人は、それが自分の直接の部下ならかわいがる人がいるかもしれませんが、面接の場合はそういうわけでもありません。

起業の面接は何度か回数があって、最終的に経営者と話す面接がある場合がほとんどです。

 

経営者ではない、採用担当の人との話で

 

「経営者の本を読んで・・・」

 

という話が出た場合、本当にその人が好きで、その哲学が好きなのであれば通じるかもしれません。

でもそうでない場合は、媚びている感じがもしかしたら出てしまうかもしれません。

 

余程の意気込みがないのであれば、自分から話を振るのは避けたほうが良いかもしれません。

でも、向こうから振られて、本当に読んでいるのであれば、答えられればいいでしょう。

 

つまり最終的にはコミュニケーションですね。

今回はその準備段階の話なのでその点に関しては割愛します。

 

ですから、経営者と直接話すような最終面接でもない限り、避けたほうが良いでしょう。

むしろ、そういう本を一応目を通しておいて、その中に出てきた参考書を読んでみるといいと思います。

そうすると、経営そのものの考え方が分かりますから、面接のときでも話が合う可能性が高いです。

 

逆に哲学書を読んできたはいいけど、面接の人と話が合わなかったらもったいないですよね。

 

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ビジネス書の場合

これはある意味、哲学書と近い所があるかもしれません。

しかし経営、経済に特化した本ですね。

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これを愛読書に上げる場合、

 

  • 仕事観
  • 経済(お金)観

 

を中心に発言していけばいいでしょう。

そういう意味では愛読書にしておくと、仕事の面接のときに話がしやすい本だと思います。

 

前のジャンルの本の場合、

 

「結局本を読んで、どういう風に仕事につなげるの」

という風に思われるでしょう。

訊かれなくても、面接する人は思うものです。

なぜならそのための面接ですからね。

 

でもビジネス書の場合だったら、その本に書かれていることが仕事に直結しますから、普段本を読まない人でも話しやすいと思います。

 

デメリットとしては、他の候補者もビジネス本を「愛読書」として出す人が多いだろうという事。

理由は、

 

  • 簡単だから
  • 本を読まない人が多いから

 

とはいえ、そういう本がダメだということはありません。

何が大事かといえば、

「何が話せるか」

です。

 

他のライバルに差をつけたいなら、ビジネス書でない、上の3つから選んでもいいですし、慣れないのであれば、このジャンルから選んだ方が無難でしょう。

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