ノーミソ刺激ノート

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人格を変える方法

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脳科学は人格を変えられるか? (文春文庫)

変わることは簡単

方法としては、

 

  • 本を読むこと
  • 恥ずかしいことを思い出すこと

 

この2つです。

「人格」というと「性格」として同じように考えている人もいるでしょう。

もう一つは全く違う人間になること。

 

「人格」という言葉を調べると「同一性」「統一性」ということがでてきます。

そもそも赤ちゃんの頃の自分と、今の自分が「同じ人間」というのは「記録・記憶」されているから。それが「統一性」ということ。

 

多重人格(解離性障害)というのは、それらの記憶が分断されてしまっている異常な状態です。

ですから多重人格は病気なのでなろうとしないでください。

私たちの記憶や意識、知覚やアイデンティティ(自我同一性)は本来1つにまとまっています。解離とは、これらの感覚をまとめる能力が一時的に失われた状態です。

 

厚生労働省「解離性障害」https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_dissociation.html

 

普通は色んな記憶がマゼコゼなっていながらも「統一性」はあるわけですよ。

自分は一人の人間だって思えるのは「記憶」のおかげです。

実際は細胞は入れ替わってるし、色んな事を学んでるから考え方はかわってる。

 

過去の自分と、今の自分が「同じ」自分だということ。

これは「記憶」によるもの。

 

だから変わること自体は特別なことでもなく、難しいことでもないんです。

学校、会社の自分と、家庭での自分が別人格なのと一緒です。

そして、それがたくさんあったほうが、人生としては楽しめるはずです。

 

記憶を無くすとなると別の話になるんですが、多くの場合は「別の自分になる」ということを希望していることが多いでしょう。

一番身近な方法は読書です。

 

本を読む

「本を読む」というのは判断を変えることにつながります。

今までだったらAと判断していたのが、Bと判断するようになった、という風に選択を変えることって、別の人間になったってことですよね。

 

もしくは「どちらでもいい」と思えるようになったというのでもいいでしょう。

選択肢が増えるということです。

こういうことは成長するに従って経験している人がほとんどでしょう。

 

子供から大人になるには色んな事を学びます。

だからそういうことが頻繁に起こります。

しかし大人になると本を読まなくなりますよね。

 

就職すると、それに疲れて本を読まなくなりがちなんです。

すると、仕事に関する「技術」は学んでも、根本的な「価値観」に関しては新たなことを学ばなくなります

 

同じ価値判断の会社に所属するってことはそういう事です。

「学ぶ」ということは手先の「技術」と根本の「価値観」があります

「技術」は学べば誰でもできることですから人格とは別。

 

価値判断は、近い人はいても同じ人はいないでしょう。

つまり「人格」は「価値判断」のことだということが分かりますね。

感覚としては、

 

  • 技術は積み重ねで、縦に増えていく感じ。
  • 価値観は増殖で、横に増えていく感じ。

 

価値観が1つの場合、別の価値観を見ると、怒りが出てきます。

増殖することで他の価値観にぶち当たった時にイライラしなくなります。

 

技術もそうですけど人によって「どうしても許容できない」というものもあるので、価値観が許容できなくても悩む必要はないです。

「自分は仕事ができる」と思ってる人ほど人のミスに厳しかったりしますよね。

恥ずかしいことを思い出す

人間は、なぜ「はずかしい」と思うかといえば、自分で自分を「固定化」しているから

「自分はこういう人間だ」って言うイメージを持ってるんです。

赤ちゃんの頃はそういうのが無いから人前で泣きわめくし、ウ〇コも漏らします。

 

しかし成長して「自分はまともな人間だ」っていうことを意識すると、そういうことはしなくなります。

固定化すると、そういう自分から外れようとしませんから、人格が固定化されるようになります。

 

だからと言ってウ〇コを漏らすといいのではなくて、そういう「恥ずかしい」ことを思い出せばいいんです。

そうすれば「絶対的な自己」という事は無いんだという事になります。

 

だからその「意識」が、別人になれるんです。

「人格」とは過去と今の自分の「統一性」ということですから、今までの自分のイメージを統一する、言いかえれば「固定」しているということですよね。

 

「恥ずかしいこと」というのは、自分自身のハードルを下げる効果があります。

自分のハードルを下げることで「こういうこと考えたらバカかな、おかしいかな」ということを考えられるようになります。

 

そういうことを考えることで「創造力」(クリエイティビティ)を上げることができます。

芸術家が変態だといわれるのは、多くは「自分はこういう人間だ」と固定していないからですね。

 

ですから常識から抜け出して作品を創作できるんです。

お笑い芸人さんがテレビで自分の性癖を言ったり恥ずかしいことを話したりしますよね。

 

それって笑いを誘うためでもありますが、もう一方で、そういうことを披露することでまた新しい笑いを発想することができるようになるんです。

逆に恥を披露しないと余計に硬くなって簡単なおしゃべりもできなくなります。

 

かといって性癖を披露すればいいってもんじゃないですからね。

その場によって「ここだ」って時に言えば効果を上げることができます

それはおしゃべりのスキルに関係します。

 

 

「自分は頭がいい」「私は正しい」と思っている人ほど、頭が固く、融通がきかなかったりしますよね。

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