1つを極めると「行き詰まる」
勉強は集中的に一つの分野を極めることもいいでしょう。
しかしある程度一つの分野を行くとどうしても行き詰まるんですね。
なぜなら一つの分野には大概、言葉数が決まっているから。
行き詰まりの原因は言葉です。
言葉は所詮他人のものなので、自分の中で言い換えが出来ないと何となくガッシリつかめた感じがしないんです。
だからこそ「アウトプットが大事だ」って言われると思うんですけど、その言葉を得るには別の他者の言葉を得ることが重要です。
【関連記事】
言葉が掴めない
グループが出来るとそのグループの中で共通の言葉が出来るじゃないですか。それが専門分野でもありうるということ。
専門分野だけの言葉だと、そこに入り切っていない人ではその言葉が上手く処理できないことがあります。
そういうグループに入っている人もはじめの内はそうだったはずなのに、その人も他の言葉とのつじつまを合わせて理解したはずなのに、その説明がされていないことがあります。
「朱に交われば赤くなる」
っていうように、自分がグループに染まったら、それ以前にいたはずの外部の感覚を忘れてしまうんですね。
だから言葉の理解に時間がかかったり、分からないからこそはじき出されるという事があります。
だから他の本や、体験をしたほうが良いんです。
それで分かるという保証はありませんし、科学的な根拠があるわけではありません。
しかし人間が考えることなんか、頭のいい人も、狂った人も、所詮は行きついたときに思う事は一緒なので、別分野どうしても共通点は何かしら見つかるものです。
そういう、感覚が交わった瞬間に言葉は掴めるものです。
広く学ぶからこそ進める
ほかの分野を学んでいたら共通点が出てきます。
そうすると進みが遅くなった分野がズンと進んだりします。
ですから複数の本を読んだり、スポーツするにしてもいろんなスポーツを同時並列的にやってみることは一本の分野を極めるよりもさらにその分野の深みへと行くことができたりします。
なぜなら2つ学ぶと、人はどうしても両者を「比べるから」。
1つをやることが楽しいという人もいますし、実際そういう人を見たことがある人もいるでしょう。
でもそういう一流の人は、大概、自分が極めていること以外のことも「知って」います。
例えばプロ野球選手でも、たくさんの守備がいます。
バッター(打者)とピッチャー(投手)は、同じ選手でも仕事が全然違うと言います。
同じ競技ではありますが、仕事内容が違うので体付きが全然違うんです。
でも、両者のことは関連し合っていますし、チーム内で話し合いもしますから両方の状況は知識としては知っているんです。
同じスポーツ選手としてほかのスポーツ選手と会う機会も増えるでしょう。
そうなると自分の教義と他の競技の違いは自然と見えてきます。
そういう風に色んなことを知ったうえで自分の競技を見られる人が解説者になれたりします。
元々サッカー選手だった人がスポーツ全般の事務方に回ったり解説をしたり出来るのはそういう事ですね。
【関連記事】
読書と語彙力と「空気」
英語の場合
英語をある程度学んだら周辺言語にもチャレンジしてみましょう。
私は高校時代英語が嫌いだったんですけど、「語源」に関して勉強してから知識がどんどんつながる感覚を覚えて、気持ちよくなってしまったんです。
知識が繋がる時って気持ちいいんですね。
そうなると「読書」自体が気持ちよくなります。
私なんかはヨーロッパ言語ではフランス語を勉強していますが、実はラテン語の知識もちょっとかじってます。
↓かじった本
-
たくさん本を読むべき理由
- ある分野を学ぶ時は最低2冊以上の本を読むことをお勧めします。
そうなると、同じことが書かれていることがあります。
それって損かというとそうではありません。
「ここにも同じことが書かれてる!」
ということで、その事をよく覚えるようになります。
違う人が書いてある本でもそうですが、同じ人が書いている本でも同じように快感を覚えます。
なぜなら、話題が少しズレているようなことでも同じことが書かれているとその情報
「重要度」
が高いということが分かります。
ブログを書いていてよくあることですが、全然違う事を書いていても
「これって以前に書いたあれと同じこととつながるな」
という事がよくあります。
ブログを書くことだけではなくて、それって生きていると同じことが起きますよね。
【関連記事】