日本人は
通常、
日本語でものを考えてます。
同じように、
アメリカ人は英語で、
中国人は中国語で、
フランス人はフランス語で。
ちょっと難しいですが、
言葉とは概念を切り取ったもの
なので
言葉の数ほど概念があることになります。
つまり、
言葉があって世界があることになります。
言葉を知らない赤ちゃんは?という疑問は
チョムスキーとか
チョムスキー言語学講義: 言語はいかにして進化したか (ちくま学芸文庫)
フロイトの本を読んでください。
フロイトの精神分析 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-)
面白いほどよくわかるフロイトの精神分析―思想界の巨人が遺した20世紀最大の「難解な理論」がスラスラ頭に入る (学校で教えない教科書)
たとえば、
ゼロという言葉を知らなければ
ゼロと他の区別が
付けられません。
ゼロは世界が始まってから
あったはずですが、
インド人がゼロを
発見するまで、
人は
ゼロについて、
または
ゼロを使って
ものを考える事ができませんでした。
なので言葉を覚えるという事は
考える幅が拡がる
つまり、
世界が広がる
ことになります。
もっと分かりやすく言うと、
外国を知らなければ
外国があることが分からないので、
外国に関して考える事ができない
ということです。
これほど言葉とは重要なものです。
要するに
あなたの言葉=あなたの世界
なんです。
ということは、
持っている言葉の種類が違う
外国語話者と日本語話者は
住んでいる世界が違う事になります。
(もっというと個人レベルで違います)
英語と日本語で言うと、
riceは米であり、
ライスであり、
稲であり、
ご飯であり、
籾であります。
牛はcattle(牛の総称)であり、
calf(子牛)であり、
caw(メス牛)であり、
bull(オス牛)であり、
ox(去勢されたオス牛)であります。
このように、
言葉によってそれをカバーする
概念の大きさが違ってくるんです。
なので、
外国語を日本語で考えると
初めのうちはいいですが、
勉強を進めていくにつれて
どうしてもギャップが生じてしまうので
勉強に違和感を感じてしまいます。
そうなったら、
まず、おすすめは
語源で言葉を覚えましょう。