[予想読了時間3分]
「大学 すべきこと」
「大学 勉強」
などで
という検索でここに
ドリフトしてくる方がいるので
ちょっと書いてみようかな。
大学では何を勉強しようが
基本的に自由です。
もう入試科目なんてないですからね。
大学院に入学するにしても
ほとんど
専門科目の筆記と
論文ですから。
(論文オンリーの場合もあり)
だからこそ
何を勉強するか
が命取り。
文学を勉強するのに
いつの時代の何の文学を研究するのか。
数学を勉強するのに
どの分野の何を研究するのか。
大学生としての幅広い知識としての
基礎教養がなければならない
のは当然ですが、
何より重要なのは
専門性。
社会はスペシャリストを欲しています。
半端な人間は幾らでもいます。
当然です。
共同体である社会には
いない素材が重宝されます。
ですから
卒論テーマを早く決めさせる
大学が増えてるとか。
パレートの法則
というものがあります。
全体の数値の大部分は
全体の一部が生み出している
という経済の法則です。
簡単に言えば、
仕事の成果の80%は
仕事時間の20%に相当する。
ということ。
皆さんも経験あるんじゃないでしょうか。
幾ら努力しても
その成果はその努力の2割
に過ぎなかったりすることが。
しかし残りの8割の努力は
未来の成果にあてる事ができるので
努力が無駄だという事ではありません。
しかし、
ある目標の為の沢山の時間も
その全てが
目指す成果
に直接つながることはないのです。
ですから単純に考えれば、
無駄な時間を出来るだけ減らす為に
100%専門勉強に時間を充てれば、
専門に関する成果の専門性の純度が
上がるという事です。
社会が欲しているのは
専門性。
かといって
基礎知識ができていなければ
逆に
専門勉強に時間が掛かってしまいます。
ですから大学は
1,2年生は教養科目をとらせるんです。
ハインリッヒの法則
というやつですね。
1つの重大事故の背後には
29の小さなな事故があり、
更にその背景には
300の異常があるということです。
先に300の異常を取り除かなければ
大きな事故(結果)が起きないんです。
つまり、
専門の勉強をしながら
行き詰ったら
教養を見直せ
ということです。