赤信号は止まる
という決まりを教えれば
その決まりは理解するでしょう。
「赤信号で止まるのはなぜ?」
という質問を投げかけて、
正解不正解問わず答えさせる。
たとえば、
「車に轢かれちゃうから」
「そういう決まりだから」
でも当然いいし、
「分からない」
でもいいんです。
とにかく答えさせる。
その次には
どうしてそういう答えを出したのか
を質問する。
「分からない」
「どうしてそう思ったの?」
といった具合。
そういうことを繰り返すことが
抽象度を上げるということ。
自分の目で見た世界よりも
俯瞰的な世界を
見ることが出来ますね。
具体的な現状ではなく、
抽象的なイメージをするということ。
ここで注意して欲しいのは、
質問の答えを教えない。
ということと
答えに対して攻めない。
「どうして分からないの?」
「しっかり考えて」
「ふざけないで」
といういい方は避けた方がいい。
相手の答えをとにかく受け止めて、
笑顔で答え易い環境を作る。
目的は答えを出すことですから、
正解不正解や、
倫理観を試す訓練ではないことを
肝に銘じてください。
そうすることで
自分本位な世界ではなく
高い次元をイメージする。
特に10歳以下の子供は
前頭葉がまだ未完成なので
大人のように考えることが出来ません。
どんなに程度の低い答えでも
とにかく受け入れましょう。
これは教育に関してばかりではなく、
自分自身のスキルアップに
大いに役立つでしょう。
今日はここまで。