まじめな子というのは物事を納得したいんです。
不真面目になれば単純に、何も考えずに覚えれば簡単に成績は上がるでしょうが「なんで?」と考えてしまう。
考えてしまうのに、質問をしないと納得しないまま授業は流れてしまう。そして覚えない。
逆にまじめじゃないのに成績のいい子というのは物事の根本がわかっていなくてもこれさえ覚えておけば成績が上がると利益優先で考えていることがあります。
私は物事の元から理解しないと覚えることが出来ない人間なので「語源」というものを知った時はまさに目から鱗だったんです。それまでは英語が嫌いでした。
他の教科の成績がよかったわけではないですけど、面白さは理解できました。でも英語だけは全く面白くない。
むしろ物事の理由や原因を知らないうちに暗記してしまう人間を馬鹿にしてさえいました。
「余計なことを考えないで覚えちゃえばいいんだよ」なんて得意気に言ってる奴がいましたけど、なんで何にも思うことなく暗記できるんだと。
成績は遥かに彼の方がいいんですけどね。ですから私は程々のゆとり教育賛成派です。
ただただ暗記をしていく作業というのは馬鹿馬鹿しくてやってられないんですよ。
そんな人に主体的な仕事が出来るんですか?と今でも思います。
特別頭が悪いはずはないのに学校の成績が悪い子っていうのはこういうタイプの子だと思います。
でも学校の先生っていうのはただ暗記して覚えた人が多いからそのままの勉強を教える場合が多い。
かといって説明しすぎても生徒が分かっていることを説明してしまう場合も多いので、教育すべき情報のどの部分を切り取って話をするかが教育の難しいところなんですけどね。
人と違う発想に至るには(新発想を得る手引き) - ノーミソ刺激ノート
勉強がいまいち面白くない、理解できないという人、多いと思います。しかしそれは、あなたの頭が悪いわけではなく、勉強の仕方や、教える人が悪いのであって、あなたが悪いということは確実にありません。
これは自己弁護にもなってますけど、大学に入って自主勉強していくに連れて事実であると分かった結論です。
学習は人間の本能だから人の赤ちゃんは勝手に二足歩行しますし、勝手に言葉を喋るんです。勉強の仕方でいまいちピンとこないひとはやり方や認識を変えてみてください。