ノーミソ刺激ノート

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「科学」と「哲学」の違い

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「科学」とは”Science”の日本語訳で日本生まれの言葉。
のちに中国にも輸出された言葉です。
語源はラテン語”Scientia”「知識」。

漢字の「科学」は「禾」は穀物のことで「斗」は枡や柄杓。(北斗七星は北の柄杓)
つまり物事を振り分けて学問するという意味。

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「哲学」とは”Philosophy”の日本語訳でこれも日本生まれの言葉。
のちに中国にも輸出されました。
語源はギリシャ語で”Philo”「愛する」+”Sophia”「知」。

哲学の入門書で哲学とは「愛知」である、ということがよく書かれます。

漢字の「哲学」は「折」は分類という意味。「口」は説明する。
つまり複雑に絡み合ったことをより分けて説明するための学問です。

西洋哲学の始まりは「神学」(キリスト教神学)からで、その宗教的感覚を説明するために生まれたものなんです。

神学の思考

神学の思考

 
キリスト教神学入門

キリスト教神学入門

 
神学入門 (新教新書)

神学入門 (新教新書)

 

「哲学は神学の婢(はしため・ひ)」という言葉があります。

中世の神学者ペトルス・ダミアニPetrus Damianiというひとが、神学に対する哲学の関係を表すのに用いた用語です。


「科学」は「知」だけだけど、「哲学」は「口」で説明しなくてはいけないので「知」に対する「愛」がなければいけないんです。

日本は戦前まで日本と中国の哲学を主に勉強してたんですけど、戦後の文明開化で科学を主に教えるようになったんですね。福沢諭吉の「脱亜」の思想です。

西洋的な「科学」は物質的に豊かにするから当時、それはもう喜ばれた。
歴史的に必要な考えだったと思います。ただし今はどうでしょうか?
思想、主義は時代によって要請されるものが変化していくんです。

違いを認識(科学)し、まとめて受け入れる(哲学)ことが重要ではないかという話。

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