英語教育が小学校から本格的始まるらしいですけど、はっきり言って愚策中の愚策。
東進ハイスクールの安河内とかいう講師がこの愚策に賛成してました。
けど、彼は
- 「英語は言葉なんだ、やれば誰だってできる」
- 「語学の基本は音読」
という馬鹿な発言をしていることからわかるように語学の何たるかを全く分かってません。
そもそも母国語と外国語は同じ言語の範疇で語ってはならない。
母国語は勉強して身に付けるものではないでしょ。
お母さんに何か伝えたいという子供の愛情が、母国語を発達させるのであって、何の愛着もない他国の言葉を覚えるのとでは全く別物。
つまり「英語は言葉なんだ、やれば誰だってできる」
は、母国語がだれでも話せるように英語もできると勘違いさせる発言である。
母親に対する愛情で覚える言葉と、そうでない言葉はもはや別物だから、
こんな嘘をつくな。
やれば誰でもできるのは数学も技術家庭も同じ論理で通じる。
結局は努力か、外国人の友人恋人をつくるしかない。
しかし努力や外人の友人作りは誰でもできるものではないから英語をみんなが覚える必要はない。そもそも日本にいれば外国語はいらない。
「語学の基本は音読」も嘘。
NHKの「しごとの基礎英語」の大西泰斗先生の話を聴けば分かる通り、音読してる暇があったら相手に対する愛情、思いやりを考えるようにすべき。
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フレーズの暗記なんか自分だけの世界でしかないじゃないか。語学の基本は、愛情です。
こんな事態に、なぜなったかと言えば、悪の根源は教育学者。教育学というのは教育方法の小手先の方法論であって、教育学者なんてのは深淵な学問にたいしては素人。
語学の素人が語学をいじろうとするからこんなことになる。
馬鹿の尾木直樹(尾木ママ)は
「これからはグローバル社会で・・・」
とかいう目も当てられない馬鹿な発言をしている。
「グローバル」に活躍する人間を作りたいのは金持ち(大企業)の策略だということを知らずに、共産主義者(教育者)は敵であるはずの金持ちに操られていることさえも分かっていない。
外国人を雇うより英語のできる日本人を雇った方が長期的に有利だという経営学の戦略も知らずに、馬鹿教育学者はそれが「子ども(子供)たちの為」だと思い込んでいるという知性の「ち」の字もない。
思考力は母国語でしか養えないので、日本語の素養もないまま素直に英語を勉強する子供たちは思考力の低下が叫ばれてこの愚策が廃止されるまで量産され続けるでしょう。
大学で「教育学」を勉強して思ったこと - ノーミソ刺激ノート