ministerの語源は、ラテン語でいうところの
「より小さい」という意味の
minor(ミノル)。
反意語は
major(マイヨル)。
英語読みだとメイジャーとマイナーになります。
mag-と付くと「大きい、尊厳」というような意味になるのでmajorは「少佐」とか大学の勉強の大部分を指す「専攻」という意味になります。
majestyというと(国王)「陛下」という意味になります。
つまり英語のministerという語は、
mini(小さい)+ster(人)
で
「家来」「召使い」
という意味。
日本語だと「大臣」。
日本史で習ったとおり、「臣」の字は「臣民」に使われているように「家来」
という意味です。
正確には目をカッと(<○><○>)見開いた「賢い家来」という意味で象形文字。
この場合、天皇陛下に仕える臣民の中の「大臣」という意味の名残だと思います。
こういう語源って知っていると英語を読んでいる時に楽しいし、そもそも覚えやすいです。単語そのものを知らなくても大体見当がつくようになるんですね。
日本人が漢字を知っていれば大体の意味が分かるのと同じような感じです。
でも漢字のほうが視覚的に便利だと思いますけどね。
私が語源に興味を持ったのは

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この辺の本を読んでからですね。そう考えるとそういうことを知らなくても小学生のような初期段階で見当のつく漢字ってやっぱすごいと思いませんか。
中国人の漢字の考え方って日本人と違うって知ってた? - ノーミソ刺激ノート
日本人は音声言語より文字言語のほうが好きなんですよ。
だからブログも栄えるわけだと思います。
活字離れといいますが、ネットの文字は読んでいるといいますよね。
かくいうこのブログも読んでいただいているわけですが、ネットの情報なんかほとんどデマですから、確実なことは本を読んだほうがいいのです。
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