『サピエンス全史』にも書いてありますが人間が人間たるゆえんは実際にないものをあると信じる心なんです。

まんがでわかる サピエンス全史の読み方 (まんがでわかるシリーズ)
- 作者: 山形浩生,葉月
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2017/06/15
- メディア: 単行本
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例えばどんなに宗教を信じていない人だって親が死んだら生ごみに捨てる人は基本的にいないでしょう。何かしらの儀式でもって弔おうとするのが普通ですよね。死んだら終わりだと思っても、人はどうしてもその後の続きが気になるものです。気にならないという人は「気にならない」と決意したまでで、素朴な疑問としてだれでも死んだらどうなるのかは誰でも思うことです。
「お金」も「愛」も「宗教」も、実像はなくて、心の中にあることですよね。
お金に実体がないことなんかビットコインなどの仮想通貨で分かった人もたくさんいるでしょう。つまり宗教は人間文化の本源です。ですから学ばなければ損。大損です。特に日本人は宗教に拒否反応しすぎです。なぜ拒否するかというと知らなからです。
「知らない」ということは「恐怖」と直結するんです。
学べばこれほど面白い学問はありません。
宗教というのは科学が発達する以前に人間が知り得なかったことを納得して安心したいがために獲得した思想体系なんです。
宗教に関して正しいとか正しくないとかは価値判断としてそもそも間違っていて、
納得できるか、安心できるかが重要なんです。
ん?それっておかしくないかって?おかしくないんですよ。
人間というのは正しいことを正しいと思うのではなくて、納得できることを正しいと思うからなんです。
現代科学を信じている人は、科学的根拠に安心して納得しているだけなんです。
但し私も含め大衆は世の中の科学的根拠を学んでいないので頭のいい人達が、みんなが納得しているから安心しているんです。
どこのどんな宗教でさえ、科学を批判できないのは科学が理論的だからです。
宗教にも理論はありますが、その理論がほとんど「神」に依存しているので、現代科学の最先端で全知全能の神が否定された現在、不完全性定理より宗教信者が激減しているんですが、それでも絶対に宗教は無くなりません。
なぜなら人間は宗教的な生き物だから。
さらに言えば、現在大多数の人類が信じている宗教はキリスト教ではなく資本主義です。
そんな自分の考え、独自の考えなんていうものは信用ならないんです。
ほっといても世の中は変わるのでいろんな人の考え方を知っておいたほうが人を批判したりイライラしたりせずに済みます。
人間の一挙手一投足には全て根拠があるんですから。
その根拠を知ることで人に対して優しくなれると思います。