ノーミソ刺激ノート

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文学と気候の関係

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日本文学って明るいの?暗いの?

日本文学には明るさと暗さがあるんです。

この前スペイン文学は明るいし、ロシア文学は暗いっていう話をしたけど、じゃあ日本文学はどうだっていう話です。

全体的に日本文学は気候もいいし明るい文学が多いと思うんですよね。比較的。

でも気象庁 | 平年の日本の天候を見ると

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とあります。たしかに。

私の好きな西田幾多郎は金沢出身で、行ったことないんですけど年中曇り空らしいんですよ。昔は日本海側は裏日本と呼ばれたくらいですから。

といったように小さい島国に見えますがほかの国と比べて変動がいろいろあるんです。 

文学といえばロシアっていうけど

でもロシアよりは明るいですよ。

文学史で作家研究なんかを一通りするとどうしても悲惨なところが目につきますが、人生全部悲惨なんてとこはありません。

どん底 (岩波文庫)

どん底 (岩波文庫)

 

なんか短い戯曲ですけど、まあ暗い。

作者はゴーリキーっていうロシアの作家ですけど、ロシア文学って読む本読む本暗くっていやになります。面白いけどさ。

でも暗いと評判の太宰とかも面白いところあるし、ゴーリキーだって素人が読んだら暗いけど実際はそんなに暗くないんじゃないの?って思ってWIKIったら・・・

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これマジかよ。

もう本気で暗いとこ行ってるな。 

マンガで読む名作 どん底

マンガで読む名作 どん底

 

 漫画版は読みやすかったです。

あまりに救われないんで本編読んだらその通りでびっくり(あたりまえだけど)。

でも文学は多様性が大事なので一読することをお勧めします。

まあ共産主義に突っ込んだソ連のあの感じがわかります。 

アメリカは気候とかじゃなくて歴史か

それを批判した小説が藩ソ連のアメリカで出ました。

 

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

 

 1949年に書かれたディストピア小説。

世界が全体主義に牛耳られたらという近未来を描いたものです。

アメリカの小説ってたくさんは読んでないですけど、ほかに印象に残ってるのはこれ。

クリスマス・キャロル (新潮文庫)

クリスマス・キャロル (新潮文庫)

 
白鯨 上 (岩波文庫)

白鯨 上 (岩波文庫)

 

 白鯨はめちゃめちゃ長いです。でもストーリーは単純。

沢山の人種の人が油を取りにクジラをハンティングするんだけど、船長だけは白鯨(モビーディック)に恨みをもっててそれを解消する話。

なんで長いかっていうとクジラの百科事典みたいな内容なんです。

「鯨学」なんて言う章もあります。だから興味ない所はすっ飛ばしてOK。

アメリカは歴史が浅いから気候はあんま関係ないというか薄いと思う。

むしろ歴史的に考えると「アメリカっぽいなー」って思う。

歴史的に累積された考え方が個人にも影響してると思うんです。

読書は読み手の体調によって本当に感想が変わりますね。

 

読書と筋トレは同じ考え方でやるとうまくいく。 - ノーミソ刺激ノート

 

本のある一つのくだりを読んだだけでも悪いと思っていたものが途端にいいものに変化するというところも読書の面白い所ですよね。

 

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