レポートは役立つ
大学に入って一番初めに面食らうのは「レポートを書け」ということでしょう。
大学、学科によってはその手引きが配られたり、TAに訊くように促されたりするでしょう。でも結局面倒だったりするでしょう。
が、それが4年になった時の卒論の基礎資料になるかもしれません。
大切なのは資料
文章を書くのに何よりも大切なのは資料です。
書くための根拠となるものがなければ話になりません。資料もないのにただただ自分独自の考えだけを並べられてもそれには価値がないんですね。
院生の時に指導教授から「お前の哲学なんか価値がない。とにかく読んだ資料を出せ」と怒られたことがあります。
学部生の時はそんなに厳しく言われないでしょうけど、これが教授の本音です。
つまり沢山読んでからじゃないと、ただただ素人が書いたものに価値は認められないんです。これが文章の基本です。
- まずはその問いをしっかり読むこと。
- わからない語句が出たら逐一それを調べること。
- ある程度調べたらその資料を基に色々考えながらメモを取ること。
- メモがある程度たまったら書き始める。
先生が訊いていることを理解しろ
訊かれてもいないことに対して論述しても仕方ありませんから問題文をちゃんと読みましょう。
大学のレポートですから専門用語が出てくるのは当然ですし、授業内で聞いたこともない語句が出てきてもおかしくはありません。
そのことはを知りもしないで書いてしまったら全く頓珍漢な答えを書くことになってしまいます。
そうなったら元も子もありません。今調べたことは一生使えるキーワードになりうるので絶対に調べましょう。
PCスマホで書いてはいけない
意外な話かもしれませんが下書きは手書きが一番いいです。
あくまで下書きですから自由気ままに書くべきなんですね。
資料を読んだらまずメモを取るのが重要です。
ただし普通の人はパソコン上にメモを書いてしまいがちです。
が、本来は不要なコピー用紙の裏なんかに思ったことを手書きで書くことをお勧めします。嘘だと思ったらやってみてください。
キーボードで書くとどうしても数秒の迷いや、打ち損じや変換ミスが生じます。
そうなるとせっかく湧き出たインスピレーションはあっという間に雲散霧消してしまうんですね。
大したことないと思っているかもしれませんが、文章上の発想というのは一つのインスピレーションで質が全く変わってきます。
本気で点数を取りたいのなら手書きのメモを取りましょう。
手書きだと書き間違いなんか気にしなくてもいいし、思ったことをすぐに書くことができます。おすすめは青のボールペンです。
しかしインスピレーションが出てくるときは決まって机から離れた時です。
そういう時はアプリで音声メモをしましょう。
メモがたまったら書き始めましょう。先生によっては手書きじゃないと認めないという場合もあるかもしれませんが、大抵はPCでOKでしょう。
レポートは学術的なものなので当然、論理的な構成でないと話になりません。
はじめは自由気ままに書いて言って構いません。
自由に書いていけば自然と話の流れが出てくるものです。しかし長時間書いていると途中でトイレに行ったりご飯を食べたりして時間が数分でも数秒でも空いた後に書くこともあるでしょう。
するとその間も頭は動いているので、文章中では突然論理が飛躍することがあります。そのためにちゃんとメモを取っておく必要があるんです。
でも書き始めてしまったら書いてしまっても構いません。
書いた後に一日でも日を置いて読み返してみたほうが冷静に自分の文章を読むことができます。そういうことを繰り返していくうちに規定の文字数、枚数に届くものなので心配はいりません。
引用しまくれ
レポートですから独自の見解があってもいいんですけど、3割くらいの引用が欲しいです。逆に言えばそれくらいの引用がないとレポートの感じがしません。
文章を書くことは人間生活の基本ですから今のうちに基本的な書き方はマスターしてしまいましょう。
これは就職するにしてもフリーで活動するにしても費用ゼロで鍛えられる最高の武器になるのです。