習慣を変える
読書をしないのは習慣になってしまいます。
習慣はなかなか変わりません。
「読書する時間が無い」
と思っている人は多いですが、そんなことは無いんです。
そういう習慣になってないからなんですね。
「習慣」とは、考えずに行うこと。
だから習慣さえ変えてしまったら、勝手に読書量は上がります。
簡単なのは、毎日本屋に通う。
家から学校や働く場所の間にある本屋、本当は図書館くらいがいいですけど、そこに入る。入ったら必ず立ち読みしますね。
10分くらいでもいいので、読むだけで結構変わってきます。
本は少しだけ読んだだけでも身になります。1冊読む必要ないんです。
中国の信用経済で「芝麻信用」(ジーマ信用:ゴマ信用)っていうのがありますが、要するに「ゴマ粒」のような情報でも積み重ねればその人の信用度が分かってしまうっていう話。
それと同じようにちょっとずつ読んでいるだけでも、1週間も続ければ自分の考えるパターンが変わっていきます。
そんなのスマホで、インフルエンサーのブログやツイッターを見てればいいんじゃないかって思うでしょうけど、質が全然違います。
簡単な事なのでぜひやってみてください。
簡単なくらい、無意識に変わっていきます。
それ位「習慣化」というものは恐ろしい力を持ってるんです。
例えば、毎日通っている道は考え事をしながら通っているとすぐに家に着いたりするでしょう。
「目をつぶっていても帰れる」
という表現をすることがあります。
それは実際は目は開けていないと帰れませんが、見ていないくらいに「最小限のもの」しか見ていない状態なんです。
それが、
- 「考えていない」
- 「習慣化」
された状態です。
人間は日々、生活に慣れるようにできています。
毎日通っているはずの道に、突然空き地が出来たら、
「あれ?ここって今まで何が建ってたっけ?」
って経験ありますよね。
毎日通って目に入っているはずなのに。
それは見ているようで見てないんですね。
惰性で通っているだけだから。
それではどうすればいいかというと、
- 本屋に行く
- 図書館に行く
- スマホを見ない
これがいいと思います。
生活の中に「本」「読書」が入っていない人は、何となく目に「本」を入れるんです。
習慣の中に本屋に通う習慣をつけるんです。
そうすれば本を買ったり、買わなくても立ち読みをしたりします。
まずはそれだけでいいんです。
たくさん読むとイライラしなくなる
たくさん読書をしたいと思っても、なかなか読書量というのは上がらないじゃないですか。
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人には習慣というものがあるので、普段やってないことを生活の中に組み込むことを本来嫌います。
かといって読書をしなければ自分自身に不満は募る。
不満があるのでは生活のクオリティを上げることはできません。
たくさん読んでいくうちに生活のクオリティが上がっていきます。
なぜなら、
- 語彙力が増える
- 不安が解消する
- イライラしなくなる
ということ。
「不安」は何から起きるかといえば「語彙力不足」です。
「不安」って何となく感じるものじゃないですか。
「何となく」っていうことはボンヤリしてるってこと。
「何となくの不安」は言語化できていないからです。
本を読んでいるうちに無意識の中に有った不安の正体に出会うことがあります。
つまり潜在的な不安が言語化されたってことですね。
それによって不安が無くなるんです。
そするとストレスが無くなります。
読書をしていると語彙力が上がりますから、頭で考えることが出来るようになります。
頭を使うようになると、人間は不安よりも別の、いろんなことで忙しくなります。
『多動力』にも書かれていましたが、堀江貴文さんは「死ぬことが子供のころから怖かった」といい、「それを解消するために忙しくしている」というようなことを書かれています。
マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)
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常にいろんなことを考えていると、「死」などの「不安」から人間は遠ざかるんです。つまり暇だから不安になるんですね。
乱暴な言い方ですけど私も体感的にはそう思います。
皆さんも多分そうでしょう。
イライラしたくなかったら、本を読む習慣をつければいいんです。
小さな工夫から始めよう
習慣的に読書できている人は全体の4%ほどだと聞いたことがあります。
でもこれは全人口の4%という事だけではなくて、自分自身の4%もまた読書ができる習慣を持つことができるという事を意味しています。
人はほとんどを惰性で生きていますから、意識的に生きていかないとほとんどの大衆と同じ生き方をしています。
「読書をしたい」というのは他の人と違う考え方を持ちたかったり、生活を変えたいと思っている人でしょう。
他の多くの人と違いを出したいのであれば、自分の中の少数派の意見を採用しましょう。
そうすれば、自分自身は変わっていきます。
逆にたくさん読める習慣を手に入れたら惰性でたくさんの本を読むことができるようになるという事です。
自分の意志だけではどうしようもない
ただし自分の強烈な意思で物事を動かそうと思わないほうがいいと思います。
結局物事が簡単に動くのは個人の腕力ではなく環境です。
強烈な意思で変えることもできますけど、そうすると長続きしない可能性が高いです。
個人のパワーは環境の力に遠く及ばないというのは感覚的に誰でもわかることでしょう。
つまりレバレッジ(テコ)のようにあまり力を使わずに自分を動かすんです。
読書においてもそうで、よく読書の失敗例として挙がるのが以下の2例でしょう。
- 買ったけど読まない。
- たくさん買ったけどそれで満足。
買ったけど読まない、いわゆる積読というのは否定はしません。
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が、「読もうとしたのに結局読まなかった」というのは当初の計画からずれていることなので、失敗という解釈もできます。
じゃあこういう失敗をどうやって解消していくかと言ったら読書環境の改善です。
どんなに読書好きでもいつでもどこでも読めるという人はいないんじゃないでしょうか。
どんなに読書好きでも病気でだるかったら読めないし、真っ暗な環境では読めません。
だとしたら病気は治さないといけないし、明かりはつけましょう。
環境を変化させるというのはそういうことです。
特別大きなことではないですけど、変えてしまえばその後の習慣が変わっていきます。先に書いた通り人間は習慣を変えることを嫌うので大きく変えるのではなく、自分自身が気づかないようなところから始めるんです。
本は買ったけど読む機会がないというのは部屋が暗いから本が読めないと言っているのと一緒です。
暗ければ電気をつければいい。
そんな簡単な事じゃない!という人もいるでしょう。
仕事や勉強によってはそうかもしれませんが、それよりも読書が人生に於いて必要ならば、そういう小さい所から変えていけば徐々に生活は変わってきます。
具体的にはどうするか
じゃあ具体的にどういう風に動けばいいかというと、自宅で読めないのであれば読書のためにカフェに行くのもいいです。
これは個々人の生活圏で読書ができる場所を見つけることから始めましょう。
とにかく場所を変えることです。
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私のおすすめは図書館に行くことですけど、地域によって図書館環境が違うので、もし図書館が嫌なのであれば書店に寄る習慣からつけるのでもいいでしょう。
ネットで本を買ったりするのもいいですけど、買った時の熱は届いたときには冷えているものです。
ですから無理にお金を使うのではなく、無理に自分のいる場所、環境を変えることのほうが簡単なんです。
場所はいいけど、読書をし始めたら眠くなるという人もいるでしょう。
殆どの人がそうだと思います。こういう場合は眠くなくなるような小さな工夫をするだけのことです。
つまり無意識に人間は多くの人が考えるのと同じ惰性的な習慣を生きてしまう、つまり大衆化されていくので、ちょっとした意思で変えることから始めると少しずつ人とは違った人間に変わっていきます。
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