本は読みたいと思うけど、全然書いている意味が分からなかったり、意味は何となく分かるけど、何がおもしろいのかわからないってことありますよね。
そういう場合はそれは読まなくていいんです。
大き目の図書館に行けば分かることですが、本はたくさんあるんです。
冊数もそうですが、ジャンルもたくさんあるのであなたにとって面白いものが絶対にあるはずです。
自分が読みたいと思うものを読むんです。
読書は人から言われて読むものではありません。
テレビでよくやる「おススメの本」というのは、参考にしてもいいですけど、本来、そのまま流行っている本を読むことは勧められません。
難しい本じゃないと駄目なの?
難しい本を読まなければ意味がないわけではありません。
私はあくまでラノベは読まないですけど、漫画はよく読みます。
将来的に難しいものを読みたい知りたい、というのはいいことです。
しかしいきなり読むのは本当にきついです。
私自身がそうでした。
しかしどれくらいキツいを確かめるために一回読んでみるというのもいいでしょう。
『存在と時間』は日本語訳も難しいですが、当時のドイツ人も、プロの哲学者も理解できないものでした。
日本語は漢字があるので難しい単語でも何となく意味が分かったりするじゃないですか。
しかしこれは理解ができません。
種明かしをすれば、この本は2000年近くの西洋哲学の文脈の後に書かれたものです。ですからその分の哲学の知識があることが前提で書かれています。
よって簡単には読むことができないんですね。
そういう本もあるんだという事だけでまずは良しとしましょう。
なによりもまず、自分の気分に合ったものを読むべきです。
何故なら本というのは自分の事前の知識との共通項がないと読めないからです。
あなたがこの記事を読めているのはあなたと私の中での共通点があるからです。
大きい所で言えば日本語を使えるという事ですね。
英語ができない人は英文が読めないのと同じように、日本語はそれが読めないといけないですよね。
ですからまずは自分の中にあるものを基に本を読みましょう。
哲学書の場合
私は哲学書をよく読みましたが、初めから読めるものではありません。今でも読めない、理解できないもののほうが多いです。
哲学書1000冊読んだらどうなるか。 - ノーミソ刺激ノート
じゃあどうやって読んだかとおいうと、初めは入門書から行くんですね。
哲学書は特にそうなんですけど、入門書が充実しています。
入門書というのは一般人が知っているであろう事柄から説明してくれるので、内容に入ってきやすいんです。
西洋哲学の場合は特にキリスト教の事前知識が必須なので、日本人にはまず理解ができません。
だから入門書にはそれと併せてキリスト教の説明を、それもまた理解しやすいように説明してくれているものがあります。
昔はそんなに充実していませんでしたが、最近のものは本当に読み易いです。
おすすめとしては入門編の本をたくさん読むことです。
難しいと考えがちですがそっちの方が簡単に知識が手に入ります。
そのことについてはこちらをどうぞ。
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小説の場合
読書と言ったら小説と思う人も多いでしょう。
一方で小説が苦手だという人もいますよね。
読みたくなければ新書など、知識が単純に得られるものから始めるのもいいでしょう。
私もしばらく小説が苦手だったので新書ばかり読んでいた時期がありました。
でも経験値が上がってくると、だんだん小説の魅力が分かってきましたし、受容できるようになってくるものです。
小説は大衆文学と純文学によく分類されますけど、読み慣れていない人は純文学は読みづらいものです。
文字を読む、本という形式に慣れていないときつい場合もあるでしょう。
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しかし日本人は中学までは教育を受けているはずなので、簡単なものは読めるはずです。
まずは教科書で見たことのある作家から攻めていけば、難しいと思われるものも読めてくるでしょう。
これもまた日本人作家からのほうがいいでしょう。
例えばロシア文学となると、現代ロシア文学はわかりませんが、名作となると歴史的背景や宗教の知識が必要だったりします。
ですから、それを事前に知っておかないと意味が分からないものになってしまうんです。
カラマーゾフの兄弟を読みとおしたい!その方法 - ノーミソ刺激ノート
ですからまずは現代日本の作家から読んだほうが分かりやすいはずです。
数ページで嫌だと思ったら読まなくていいです。
読書はいやいややるものではないので、気軽に立ち読みしまくって本を選びましょう。
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