「作文」は総合学力
学校の成績がいいからと言って全部が全部得意という事はありませんよね。
「数学が得意な子」がいれば「国語が得意な子」もいるんです。
それはわかると思いますが、作文となると国語の成績だけかと思いきや、それだけではなくて、論理的に時系列を考えて書くには、
- 国語的な基礎能力
- 数学的な基礎能力
が必要なので少々特殊であることはあります。
かといって、頭がよくなくちゃかけないなんてことはありません。
高校生までなら練習すれば標準以上になるので練習すればうまくなります。
そこでここでは基礎的なコツをご紹介します。
一気に出そうとするな
「たくさん書くことがあるけどそれがいっぺんに出てしまう」
という事を感じませんか。
確かに言葉は順序があるので思い浮かんだ事を一挙に出すことはできません。
いくらアイデアがたくさんあっても出口は一つなので結局何も書けないという事はよくあることです。でもそれってただ焦ってるだけなんですね。でも初めは仕方のないことです。
ビル火災から逃げる際に一気に中にいる人が逃げると出口が詰まって結局ほとんどの人が逃げられなかったっていう話あるじゃないですか。
どうすれば中にいる人が効率よく逃げられるかというと「落ちつくこと」ですよね。
でも初めは経験がないから仕方がないんです。ということは逆に言えば経験を積めばいいだけの話です。
これはスポーツも同じ話です。よく子供はすぐに筋肉痛になって、年を取ると遅れてくるっていうじゃないですか。
あれは体が老化してるのではなくて、年を取ると経験値がたまるから、一気にパワーを出さないようにしてるんですね。一気に出したらケガのリスクが高まるので無意識に抑えてるんです。
作文に関してもそうで、作文をしなれていない子は、一気にパワーを出そうとするんです。
でも言葉には順番があるからうまく出せない。
そしてストップがかかって苛立たしい。という結果になるんです。
それは要するに幼さです。幼い子というのははじめっから成功しようとしてるんですね。
よく文章力を上げるのに「とにかく書きまくること」っていうアドバイスがありますよね。あれって要するに経験を積めってことなんです。
けど、それで本当によくなるのか不安じゃないですか。でも本当に経験で無意識に上達するもんなんです。
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文章は書きたいことがあって書くのではなくて、書いているうちに書きたいことが分かって来るんです。
それは書き言葉だけでなく話し言葉でも同じことです。
学校では作文用紙に書くじゃないですか。それで途中よ読み返してみたら途中でお菓子な文章になってることに気づきますよね。
そうなったらそこまでの文章を書きなおすために何度も消しゴムで消しては書き、消しては書きを繰り返します。
これを面倒と思ってはダメなんですね。億劫になってできるだけです所を少なくしようとしても、とにかく書かないことには自分が思ったことはわかりません。
ブログにも応用できる
たくさん読んでいるはずなんですけど、いざそのことを書こうと思ってもいい言葉が思い浮かばない。
そんなことがあります。
たくさん読み貯めたんだからいざ書こうと思ったら自由自在に書けるかと思うじゃないですか。でも案外書けないもんなんですね。
これってなんでだろうって思ったんです。
思うに書く時にはそのスイッチを入れないと読んだことが出てこないんですね。
イメージで言うと圧縮されている感じじゃないでしょうか。
すぐには出せないけど確かに記憶はある「あーここまで来てるのに」っていう感じですね。
「ここまで来てる」のに言葉が出ないというのは、大体の事柄はわかってるけど、言語化できるまでになっていない、他者に説明できないってことですよね。
それだけ他者に説明するという事は難しいことなんです。
今まで勉強したことがちゃんと全部覚えているかというといわゆる「わすれてる」っていう状態になって思い出せないってことありますよね。
でも忘れてるっていうのは消えてなくなっているんじゃなくて記憶を引き出すための道筋が途中で切れちゃってるんですね。
本当に?と思うかもしれないですけど、子供のころの同級生と話していて、その同級生との会話の中で「あ~そんなことあったっけ」なんて思い出すことありますよね。それがスイッチなわけです。
他にも、何かのはずみで突然昔の記憶がよみがえるってこともあるでしょう。
つまり忘れるというのは消えてなくなるのではなくて「思い出せない」だけなんですね。
読書したのにそのことが簡単にスラスラと書けないというのはその記憶を引き出すだけのスイッチが押されていない状態です。
だからこそ読者の方のコメントや質問を受け付けているブログが多いんですね。
自分だけで文章を編み出すには長期間的に考えれば限界があるわけです。
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