イライラする自分
図書館でマナーがなってない人って絶対いるじゃないですか。
殺意さえ芽生えますよね。
仮に彼らに嫌がらせや注意をしたしする、シミレーションしてみましょう。
- 注意・いやがらせをする
- その人はマナー違反をやめる
- 次の日には来なくなるかもしれないが、また別の人が現れる
- 変な人と接して自分の心理がドキドキする
- 落ち着いて本が読めない
つまり良いことが無いんですよね。
誰でもそうですが、「怒り」を感じると血流が異常に上がって、体が熱くなります。
それって時間が経たないと正常の戻らないんですよ。
そうしていると読書に集中できないんです。
つまり、「怒り」と「読書」の組み合わせは最悪ということ。
この二つを組み合わせないことが最適です。
その人に注意して他の人が来なければいいかもしれませんが、世の中に変な人というのは絶対にいます。
注意した人がもっとヤバい人の場合、返り討ちに合う可能性だってあります。
そうしたら本来の「読書をする・勉強をする」という事からどんどん離れてしまいますよね。
となると「触れない」という事が一番賢い方法になります。
じゃあ自分はどうしたらいいかといえば、その場に行かない、離れることが一番です。
- 図書館が広い場合➔別の場所へ移動する
- 時間的に混んでいる場合➔時間をずらす
この二択です。
どうにかならないかと施設の人に話しても、その瞬間はよくなる可能性があります。
が、次の日には、別の人がうるさくなるわけです。
これにはどのように対処したらいいか、なかなか解決策は見つかりません。
「問題の人」をどうにかすることはできません。
「その人が悪い」という気持ちは分かります。
しかし道徳観に絶対的なものではありません。
「図書館はこうするべきだ」という正義感はわかります。
でも、価値観はその人には通用しないのです。
例えば治安の悪い街へ行って犯罪に巻き込まれたとしましょう。
色んな都合があったかもしれませんが結局は「本人の責任」です。
- 本を読みたい
- 勉強したい
- 仕事がしたい
これらは個人の都合です。
公共の施設は、そういう個人の都合が入り混じる世界なんです。
ですから余程のことがない限り追い出すことはできません。
まずはできないものはしょうがないという事を知りましょう。
それを知っておくだけでストレスが軽減されます。
図書館は公共の施設ですから色んな人がいるのは当たり前。
ですからイライラしてるだけ損というほかありません。
そもそも図書館は本を読む場所、借りる場所なので、それができないのであれば自分でどうにかするしかありません。
読書時間の作り方(読書時間がない!) - ノーミソ刺激ノート
確かに図書館側の努力を期待しますけど、そんな問題は「図書館」ができて以来あるんですよ。
イライラする元をどうにかするのではなく、自分をどうにかしたほうが、はるかにコストが安く済みます。
これは養老孟司の本でもよく書かれていることですね。
イライラするのはわかります。
私も何度そいつの椅子を蹴ろうかと思いましたし、舌打ちはたまにします。
でもイラついてしまうと体が熱くなって、その後の読書に集中できなくなります。
ですから邪魔な連中に集中してしまうのは損です。
しかもそいつを追い出したところで、モラルのない人というのは無限に現れますからキリがありません。
人を罰するのは我々の仕事ではありませんし、図書館でうるさい位で罰せられるようなことでもないんですね。
つまり倫理の問題です。
倫理は人に守らせることはできません。自分で守ることしかできないんです。
【図書館の使い方、本の読み方の関して詳しい記事はこちら】
図書館側の事情
こういうクレームは図書館側にも多数寄せられているでしょう。
私は図書館で働いたことはありませんが、モラルのない人を一掃する手立てはないだろうと思います。
先に言ったように図書館は公共の施設ですから色んな人がいて当たり前です。
たまたまいたその人、一人を取り締まったところで長期的なモラルが保たれるようなことはありません。
しかも図書館に「こういう人は来ないで下さい」と言ってもたまに来る利用者には関係のないことです。
もう一つは図書館は区や市が運営しているものですから、利用料金が直接支払われているわけではありません。
では図書館の成績はどこで見られるかというと利用者数、来場者数なんですね。
「民主党の事業仕分け」の影響で公共施設は利用者が少ないと意味がないと勝手に判断されるようになりました。
ですから各施設は「数」に厳しくなったんですね。
公共施設は利用者数を伸ばそうと子供の誘致に必死になって、各学校に見学の宣伝をしているように思えます。
これはあくまで勘なのですが。
でも私の行っている図書館にある日突然小中学校の見学団体が来ていたのでそうだと確信しています。
しかもその図書館は定期的に来場者数を宣伝していますから、説得力としての「数」を伸ばそうと必死なのでしょう。
これは図書館に限ったことではありません。
子供を増やすと簡単に数字が稼げますから博物館なども子供を誘致するために施設やイベントを多く行っているところは沢山あります。
解決策
では具体的に図書館を利用したい場合にどのように対処すればいいのか、私の経験をもとに考えてみたいと思います。
大前提としてイライラするところには身を置かないことです。
第一に考えるべきは集中して読書ができることです。
人が多い所、環境が悪い所は人間環境に限らず自然の環境でもライバルが少ない所で生きている生物が生き残りやすいのです。
たとえば「アスファルトに咲く花」というのは過酷な環境で生きているようですが、実際はめちゃくちゃいい環境だという事はご存知ですか。
周りにライバルの植物が生えにくいので、そこにある栄養を独占できるうえに日光も浴びやすいと来たらそこは植物にとって天国なんです。
路上のアスファルトで生きるド根性大根が昔テレビで取り上げられた時も
「過酷な孤独な環境で・・・」
のように、お涙頂戴で取り上げられていましたが実際は栄養を独占できるのでラクラクな環境なんです。
友達100人より愛読書100冊のほうが価値があるぞ - ノーミソ刺激ノート
小規模図書館の場合
小規模の場合は逃げ場がないのでそこで読むことをあきらめたほうがいいかもしれません。が、うるさい人がいない時間帯というのがあればその時間に行くのがいいでしょう。
どの図書館でも開館時と閉館直前は空いてる傾向でしょう。
これは図書館に限らず公共の場ではその傾向があります。
小さい子供の場合は、大抵五時過ぎになるといなくなりますが、中高生はまだしぶとく残っている場合があります。
いつまでもうるさい場合は、その場を立ち去るしかありません。
そいつにイラついていてもしょうがないのです。
大規模図書館の場合
大きい所になるとそこにあまり人が寄り付かない穴場のようなエリアがあったりします。でもそういう所は一度や二度行くくらいでは気づけないような場所なんですね。
何度も通い詰めてその場所を見つけるしかありません。
なぜそんなに見つかりづらいかというとそういう所は無意識に人があまり寄ろうと思わないようなエリアだからですね。
それは本棚の関係もあるでしょうし、建物の作りもあるでしょうし、近くに配置されている本の種類によるものかもしれません。
またはそれらの複合的な要因が重なって人が多く寄る場所、少なくなる場所が決定するように思えます。
例えば私は、
「哲学関連の本があるエリアには人が寄らないだろう」
とそこを選んで暫く読書していたのですが、数か月経って、フラフラしていると、ふと小説エリアの近くに人が少ないことを発見しました。
これも小説があるからというそれだけの理由ではなく、複合的な理由だと思います。
これは他の図書館では共通するところではないかもしれません。
しかし大きい所では意外に気づかない穴場のようなところが案外あったりするので通い詰めることが必要です。
【図書館の使い方、本の読み方の関して詳しい記事はこちら】