立ち読みって褒められたことじゃないという認識があるかもしれません。
が、現代においては推奨されるべきことです。
「立ち読み」に悪いイメージがあるのは昔のアニメで立ち読みで起こられる描写があったからでしょう。
しかしそれは漫画に限ったことですよ。
まんがはあっという間に読まれてしまうので立ち読みで済まされたら困るわけですね。
しかし現代は漫画には大抵ラミレートされてるじゃないですか。
あれって最初されているときは驚きましたけど、今では普通になりましたね。
大体20年前くらいからでしょうか。
ですから漫画は立ち読みされることは少ないです。
それ以外の本は寧ろ立ち読みしまくって何を買うか考える作業をした方が本屋としてもありがたいはずなんですよね。
もちろんきれいに読むこと前提ですけど。
立ち読みするってことは買うかどうか迷うってことですよね。ただ単純にさっと読んでしまって図書館的利用をする人もいるかもしれませんが、小売店にとっては、お客が購入しなくてもとにかく来店するという事は店側の得になるわけです。
何でかというと将来的な購入者になる可能性があるからですね。
こういう経済学的なことは専門外なのでここまでにしておきますが、とにかく立ち読みは悪いことではないという事です。
我々読者側としてはドンドン目次から本文へさっと読んでしまって情報をインプットしてしまえばいいんです。
そして本というのは色々あるので自分に合った本を見つける練習にもなるんです。
読書初心者の人は何でも本を読めばいいと思っている節があります。
しかし本と人には相性があるんですよ。
それを知るにはとにかく出会うしかありません。読みまくっているうちに脳みそが気持ちよくなるほど感動的に相性の合う本というのが必ず見つかります。
ですから懲りずに立ち読みし続けましょう。
現代的な情報を得るにも、通史的な知識を得るにしてもさっと読むことは大変有意義なことです。
なぜなら読めば読むほど読むことに慣れてインプットをしやすくなるからです。
そして集中的に読みたいと思えたものは購入して舐めるように、穴が開くくらいまで読めばいいことです。
たくさん読んでいくうちに知識が増えて、他の関連書も速く読めるようになります。
文章は一字一字しっかり読むものではなくて重要箇所だけ点と線をつなぎ合わせるように読むものなので、それをする訓練にもなります。
繰り返しますがキレイに読むこと前提ですよ。
それだったら図書館でもいいじゃないかと思うかもしれません。でも図書館だとゆっくり座って読めるじゃないですか。そうなると急いで読む気は少なくなるんですよね。
本屋で立ちながら、短い時間で気にしながら読むことで素早く文字情報を得る訓練もできるし、慣れたら楽しく読書ができるようになるんです。