環境を整える
語源が流行ってますね。
理由は、「単語を覚えやすくなる」からです。
たとえば日本語の場合、漢字が多いですから、「へん」と「つくり」で初めて見る文字でも何となく読めるようにできています。
- 「さんずい」(海・河・汁・汗・涸):「水」に関係すること
- 「木へん」(材・権・札・机 ・朽):「木」「木材」に関係すること
というように、何となく見当がつくじゃないですか。
それに比べて、英語は、そういうものが見つかりづらいので、初めての単語も分かりづらいんです。
以下に語源に関する記事を載せておきます。
minister、majorなどの語源【英語の語源を知ろう】 - ノーミソ刺激ノート
こういうことを少しでも知っておくと、初めての単語であっても、何となく漢字のように意味が分かったりします。
でも本当は、本を読んでしっかりまとめられたものを読んでしまった方が速いです。
1000円そこそこで、英語が漢字を読むように覚えられるので、買わなきゃ損ですよ。
私も英語が苦手でしたが、語源に関して参考書で薫陶を受けて以来、語源の虜です。
ただただ闇雲に単語を勉強するのは時間がかかるし、つまらないです。
チマタには語源本があふれています。
が、できるだけ安価で抑えたいからネット上の文字で勉強するという人も多いでしょう。
でもPCやスマホで見るよりも紙面で見て、チェックを入れたり書きこんだりという工夫ができるのと、何しろのそのものがあるという紙独特の感覚で私は圧倒的に紙のほうがいいと思います。
後半の「そのもの」というのが一番の理由なんですね。
タブレット端末では大概書き込みができますけど、何でか分かんないですけど紙のほうが覚えが早いんです。理由はわかりません。
何にしても紙のほうがいいというのは事実、私が得た体感ですし、そう感じる人も多いです。
ですから図書館などでデータをプリントアウトして試しにやってみてほしいんですね。
絶対的に紙のほうがいいです。
プリントするだけなら安く済みますし、何度も試せます。
なんなら家にプリンターを用意して何度でもできるようにしたほうがいいとさえ思います。
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8000円~2万円程度で後は紙代、インク代で沢山勉強できますからそっちのほうが効率がいいかもしれません。それくらい手を動かすというのは重要です。
大学に入ってからも英語だけでなく漢字や日本語そのものや、その他のヨーロッパの言語を学ぶ際も語源を調べるようにしていました。
何しろ楽しいですからね。
何が楽しいって「そうだったのか!」という驚きがあるんです。その驚きこそが好奇心の源泉ですよね。
闇雲な暗記は面白くない。「臨場感」がカギ。
では語源を勉強するとどうして言葉を覚えやすくなるんでしょうか。
思うに語源を学ぶということは言葉の現場に居合わせるってことです。
何でもそうですけど臨場感って重要だと思うんですよ。わくわくしませんか。
そういう「わくわく感」は楽しいですし、楽しいものは義務感なくやれます。
言葉は古いものですから古い人の使い古された言葉を使うわけですが、初めのうちは何が何だか分からないまま使うわけです。
使っているうちに「こういうことかな?」と見当をつけて使ったりして、単純な言葉であればそのままでOKの場合が多いですけどそういう場合ばかりではないというのはご存じのとおりです。
そういう勉強しながら工夫する、そういうことができるというのが、一見遠回りのようで一回やってしまうとわすれないものです。
「臨場感」とは
例えば新興宗教と呼ばれるものは19世紀以降の宗教のことという定義を聞いたことがあります。しかし一方で教祖とその直弟子が死んだ後の宗教はみんな新興宗教だということも何かで読んだことがあります。
この定義は何だろうと思うに、その教義ができる現場に居合わせているということだと思うんです。
「居合わせる」っていうのが何で重要かといえば、それができた根本理由が肌身で感じているということです。
その存在理由、必要性を一旦感じたということです。
後から来た人はそのことを教えてもらえることもあるでしょうけど、一つの定義や言葉ができるのには案外複雑な事情があったりするので端折って話されることが多いです。
それでも大枠が理解できたり納得できたりすればいい訳ですからそれで済んじゃうんですね。
子供が言葉を覚えている段階では語源なんかわかりっこないですから「勘」で話すわけですよね。だから使い方が違ったりするんです。
ある程度頻度が高いものであればたくさん聞いているうちに分かりますけど難しいものであれば辞書を調べないと分からなくなってきます。
その辞書には普通は語源まで書かれているものは少なくて、複数の用例で留まるでしょう。
日本語の場合は、ある程度漢字を覚えると初めて聞く言葉でも漢字変換で意味を掴みやすくなっていますから、その辺は便利ということがあります。
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