文章を書くときに誰もが小学生の時に習った方法は「起・承・転・結」でしょう。
以下の紹介する順番で書けば起承転結は勝手に作られます。
小学生に、ただただ書かせるのは難しいことです。なぜなら文章を書くというのは言語能力として高度なことですからね。
じゃあ高度じゃない言語活動な何かといえば口頭で話すことです。
人間、誰もが初めから文章なんか書けません。
ですからお子さんに文章を書かせたい場合は初めに口頭でインタビューをしてみましょう。
インタビュー手順
- どこでこの本を知ったか
- 最初の数ページで分かったことは
- 前半で印象に残った言葉(場面)は
- なぜ印象に残ったか
- 後半で印象に残った言葉(場面)は
- なぜ印象に残ったか
- 登場人物の共通点(おなじところ)
- 登場人物の相違点(ちがうところ)
- 最後の数ページで分かったことは
- 全体的な感想は
こうして親御さんがこれをメモして、メモしたものを基にお子さんに書いてもらえばいいだけのことです。
これが子供のためにもなるんですね。なんでかと言ったらこういうことを繰り返すことで文章を書く型が身に付きます。何事も繰り返しやれば身に付きます。
小学生の内は毎年やってあげるのがいいでしょう。
もし一人でできると言ったらそれはそれで任せてあげればいいでしょう。
コツとしては嘘を書かないこと。
低学年の場合は「どこで知ったか」は「分からない」「思い出せない」という事が多々ありますからそれはそれでいいので正直に書けばいいです。
「本屋さんで見かけた」「お母さんに教えてもらった」でもいいんです。
字数を埋めよう
小学生の内は内容をどうこうするというよりもまず字数を埋めることが最優先でしょう。
これをするだけで小学校低学年で大体1つの質問に対して3行(60字)くらい埋まります。
10個全部で30行(600字)です。
もっと増やしたい場合はセリフ部分を「」で入れて行を変えてそのまま載せればいいんです。
文章の場合、引用個所であれば行を変えても問題ありません。
ですから印象に「残った言葉(場面)」や「共通点・相違点」の根拠になった個所をそのまま引用すれば2~3行稼げます。
どんなものを選べばいいか迷うかもしれませんが、子供向けの本がたくさん出ているのでそこからでいいでしょう。
短いものは読み聞かせをしてもいいですし。
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