- 不可能なことではない
- 慣れれば難しくない
- 読書しないと損だと考える
- 読むことを優先する
- 読む道具について
- 冊数を気にしてはいけない
- 一字一句にこだわらない
- 人のおすすめではなく自分がピンときた本を読む
不可能なことではない
例えば一年のうちに1000冊行きたいのであれば、
1000÷365=約2.7
ということで、一日3冊くらい読むことになります。
これって不可能に思えますよね。でもそもまでめちゃくちゃな話ではないんですよ。
読めば読むほど手際が良くなるんです。
とはいえこれはちょっとハードルが高すぎるっていう人が大半でしょう。
殆どの人が読めないからこそ読むっていうのが所謂「差がつく」ってやつなので、これに挑戦すればいいだけです。
実際一生のうちに100冊も読める人は少ないですし、それくらい読めれば他の人と教養が違うなということは実感できます。
1000もいけば世の中のほとんどの人が馬鹿に見えます。
少なくとも3年以内には、と思っている人は一日一冊でもいいです。
でもそういう風に勘定していくと読むことが義務的になってしまうので続きません。
ですから雑でもいいので複数の本を読める時にさっと読んだほうが気持ちも楽ですし効率的です。
慣れれば難しくない
何でもそうですけど慣れればスピードが上がります。
例えば実用書の場合、同じような分野の本であれば知識が集積されますよね。
ですから、雪だるま式に知識が増えますから全部読まなくてもわかるようになります。
小説の場合も、どこまで読んだら一冊読んだと考えているでしょうか。
一字一句読んだからと言って、ストーリーをまともに語れなかったり、感想を述べられなくても一応読んだということで、「読了」としているでしょうか。
私は基本的に小説は一応、ストーリーを把握したら一回読んだということにしてます。
それくらい判断が曖昧なものです。
ですから漫画版などのダイジェスト版や、解説書も併せて読むことをお勧めします。
そうすれば本がたくさん読めるうえに難解な小説でも比較的スムーズに読み進めることができます。
細かな描写を知るためには本篇を読まなくてはわかりません。どこまで詳しくそれを説明できるかが重要ですよね。
よって全体的な文字数を考えて、大体、全体を何回読めたか、という感じでどんぶり勘定的に読むしかありません。
しかも小説は読めば読むほど解釈が異なるものですから一回一回が別の本を読んでいるのと同じと考えていいです。
しかも人によっても解釈が違うわけですから、一回二回程度では小説は読んだうちに入らないと思う半面、たくさん読めば読むほど詳しくなりますから、同じ本でも二回読めたら二冊と解釈してもいいでしょう。
それくらいの大らかな気持ちで読んでいけば、小説を読むにしても、
本篇+漫画版+解説書
で三冊読めることになります。
しかも一度に三冊を読む人は少ないですから、一度に一冊しか読まない人よりも詳しくなれる上に、スピーディに読み進めることができます。
一度に複数冊読むことに関しては以下の記事↓をどうぞ。
読書しないと損だと考える
何で本を読むかと言ったら、初めのうちは「得だから」という理由でもいいと思います。
損得勘定で読書するのは邪道だと思うかもしれませんが、人の価値観は千差万別です。自分の考え方に合わせて行動をしましょう。
人は利益に飛びつくものなので、いくら「読書は楽しいよ」といったところで初めのうちは楽しくないんです。
何が得かって、読めば感性が刺激されて色んな事に敏感になれます。
そうすることで人のことも考えられるし、事がらについても細かく考えることができます。
所謂、「本を読むと収入が増える」という話はこういうことに由来します。
詳しいことは前回書いた記事↓をご覧いただければいいですけど、
要するにレバレッジ(テコ)のように、本を数冊読むだけで読まない人よりも労力が少なく考える仕事をすることができます。
それくらい得なことですから、本業以外であれば何よりも優先的に本を読むことに時間を投資したほうがいいということを意識することからがスタートです。
例えばキンドルの「プライムリーディング」は、月間400円で読み放題ですから、スマホで登録しておけば、トイレ、移動中、寝る前のスマホを開いてしまう瞬間にキンドルで読書ができるようになります。
Amazonプライムは、年間プラン3,900円(税込)または月間プラン400円(税込)で、迅速で便利な配送特典や、プライム会員特典に含まれるPrime Video、Prime Music、Amazon Photos、Prime Reading等のデジタル特典を追加料金なしで使える会員制プログラムです。
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読むことを優先する
本を読むことは面倒なことなので、普段、読書のための時間を割いていない人の場合、読書をしようにもできないんですね。
ですからそのための時間を割かなくてはなりません。
人は、一日の生活が染み付いてしまうと大体その様に動いてしまいがちです。
しかも読書という体力を使う、慣れない作業をするとなると、あらゆる理由をつけて「読まない理由」を構築します。
ですからそれを自分にさせないように、あるいは、されても打破するようにその時間を何が何でも作ることが大切です。
それはただ単純に本を買うのではいけません。
本は買っただけではその本領を発揮できないんですね。
寧ろ買った時点で一仕事終えた風になって満足してしまいます。
そうしてなるのが「積読」(つんどく)というやつです。
これ自体は私は否定しないんですけど、でも読まなければ意味が無いということも一理あります。だからこそ自分自身が読書をせざるを得ない環境にする必要があります。
ですから生活の中で読書ができそうな時間を探して読書に充てましょう。
そしてどういう道具を使えばいいかも自分の性格を巻が見ながらいろいろ試行錯誤しましょう。
そうなると面倒かもしれませんが人にとって何かやるということは何よりも環境が必要です。
読む道具について
道具というのは、読書には本があればいいということもありますが、今ははスマホがあるじゃないですか。スマホは非常んだしやすいのでそれを出して本を読まないということが起きます。
それを避けるためにゲームを消してキンドルアプリを入れてそれを読むということを習慣化する方法もあります。
私は電車のなかではこれを使っています。
また、ベッドの上ではスマホの光はまぶしすぎるのでキンドル本体を使っています。
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この上に場所や状況に拠って道具を変えて読むことで読書量を積むことができるんですね。
周囲がうるさい場合は耳栓やヘッドホンやカナル型イヤホンでシャットアウトすることをおススメします。
図書館で周囲がうるさい場合、よっぽどうるさかったり振動があるといった場合以外はこれで大体は解決できます。
イヤホンなどは好みによりますが絶対にいいのはBluetooth(無線)です。
なぜかといえば、読書の時の音楽の音質はそこまで気にしなくていいし、コードが面倒でないからです。無線だからと言ってそこまで音質が悪いものはありません。
読書の時はできるだけストレスをためないようにしないと難しいものの場合は特に集中できないので排除できるものはできるだけ排除しましょう。
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冊数を気にしてはいけない
逆説的ですが、マラソンの時に「あと何メートル」などと数字を気にすると余計やる気をなくすのと同じです。物事を継続的に続けるには現状を楽しむことに集中することです。
アインシュタインは楽しいときは速く過ぎて辛いときは時間が長くなるという「相対性理論」を提唱しましたよね。
「相対性理論」を楽しむ本―よくわかるアインシュタインの不思議な世界 (PHP文庫)
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それって気分の問題じゃなくて本当にそうなんですよっていう理論です。
何でもかんでも比べて考えてしまう(相対的に考える)と却って時間がかかるっていう話です。
ですから無理に難しい本、興味のない本を読むのは止めましょう。
将来的に読みたい本があるのであれば、その入門書をたくさん読みましょう。
そうすれば内容が大体わかるようになって、それに関する入門書をダブってもいいし、色んな本を読むのでもいいけど、合計20回くらい読んだら原本を読んでみましょう。
あっという間に理解ができると思いますよ。
人によっては原本を先に読めっていうのがいますけどはっきり言って時間の無駄です。
そういう理由はそっちの方が後々読める本が増えるっていう話なんですけど、その人は「急がば回れ」っていう感覚が欠如してる人です。
本は苦しんで読んでもしょうがないですよ。
特に初心者は。
1000冊位以上読んだ上級の場合は、もっと難しい本を読んで苦しむってことはあります。
またはそっちの方が燃えるっていう人はいますからそういう人はそうすればいいです。
けど、そんなのが通じる人のほうが少数派なので、入門書をたくさん読んだほうがいいし、そっちの方が後にその本を他人に進める時に、
「これとこれとこれを読んだほうが分かりやすい」
っていう風に沢山の本を紹介できた方が親切だしかっこよくないですか。
一つの物事に関して一つの本しか紹介できないって不親切だし自分にしか通用しないことですよね。
一字一句にこだわらない
暗誦(字句の暗記)するという事も効果はありますが、それは意味を暗記しているわけではなく、音として暗記しているという事です。
例えば何度も聞いた、歌った曲は歌詞の意味を理解するよりも勝手に歌えたりするじゃないですか。小学校の校歌とか。
音として暗記することでその文字自体が無くても、頭の中でそれを暗誦することでその言葉、文章を読むことができますし、言葉が血肉になることで自分の語彙力も上がるという効果があります。
しかしほとんどの人にとっては暗誦の目的で一字一句読んでいるわけではないでしょう。そうではなくてまずは意味だけを受け取ることが重要です。
全部読まなくても意味は取れるのか不安に思うかもしれませんがそんなことはないんですよ。
例えば人は点が逆三角形に並んでいたりすると勝手に顔に見えるように脳にプログラムされているわけです。(シミュラクラ現象)
↓こんなかんじ
(∵)
それと同じようにいくつかのポイント、意味をつないでいくと勝手に意味の総体を頭の中で構成するようにできているんです。
人は何でもないことに意味をつけたがるものなので努力しなくても誰でもできます。
もちろんその点が少ないことによって読み間違いをする可能性もありますがそれは全部ちゃんと読んでいたとしても同じ事です。
本当に読み間違いをしたくないなら、それを繰り返しやればいいだけで、一度の内で正確に読もうとする必要はありません。
そして気づくはずです。一回目の読書で読み間違いをすることはほとんどないという事に。
人のおすすめではなく自分がピンときた本を読む
テレビなどではよく人のおすすめの本を紹介されることがありますが、それよりも自分が読みたいと思う本を読むことが重要です。
自分が食べたい時に食べるものは本当に自分が欲してる栄養が含まれると聞いたことがありませんか。もしくは本当にその感覚を感じたことがあるという人も多いでしょう。
本も同じことで、昨日あんなに楽しく読んだのに今日はこの本は読む気がしないということが多々あります。寧ろ全然読む気のなかった本が今は読みたくなっているということもあります。
このように人間には無意識のうちに自分に必要な情報を求めているんです。
だからこそ積読をしたほうがいいというのもあるんですね。
その時にピンと着た本を読むとスピードが違います。吸収力が違います。
ですから効率がいいんですね。
寧ろ色んな本を読むことは健康的になります。
なぜなら人の心は日々変わるじゃないですか。でも一つの分野の本しか読まなかったら精神的な栄養が偏ってしまううえに、いつもと気分が違うのにその分野の本しか読めない状態に陥ります。
本はある意味「逃げ場」です。
色んな考え方がある、いろんな世界があるので全然違う分野の本を読むことで精神的に救われることがあるんです。
ですから一つの分野だけを読むのではなくいろんな分野を簡単なものでいいですから一通り読んでおくと、いざ読みたいと思ったときに読める本、吸収できる本が増えるので、精神的な健康面でもいいんですよ。
しかし読みたいと思ってもその本が難しくて読めないという事があります。