具体的な方法
本をたくさん読めば語彙力は上がります。
でも、簡単に本は読めじゃないじゃないですか。
難しい本だったら読む気が無くなりますよね。
でも今は、漫画版や、解説書がたくさんあります。
一般的な本を読むのは一苦労。
今では、それが簡単になったんです。
語彙力を上げるのが簡単になった理由
「頭がいい人」が語彙力が高いイメージがあるじゃないですか。
それはそうだと思いますけど、今はそんなに難しくありません。
なぜなら簡単な本が増えたから。
人間には生まれつきの知能差があります。
そして、本を書く人はその中でも圧倒的に頭のいい人が書いていたんです。
だから難しい言葉で書かれていることが多いんですね。
でも今は技術革新と同じで、簡単に技術が知られるようになってきました。
パソコンが昔はオタクが使うものだったのが、今は一般化されたしました。
さらにスマホに立って赤ちゃんでも使えるようになったのと一緒です。
読書も同じことが起きています。
普通の人でも知識がつけられるようになったんですね。
それが特に表れているのが「漫画版」です。
昔は漫画版は馬鹿にされていましたし、数が少なかったんです。
しかし、今ではデジタル技術などの恩恵で漫画をかける人も増えたので、昔よりも多くの作品が出てくるようになりました。
少し前の漫画版の教養本は有名な漫画家が描いていることが多かったです。
例えば、英語を大学に入って本格的に勉強している人はシェイクスピアは外せないでしょう。
なぜなら、彼の語彙の量は聖書で使われる量よりも多かったから。
というか、それを目指して書いていたそうですが。
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シェイクスピアを簡単に読む
例えばシェイクスピアは自分の作品に敢えていろんな言葉を使いました。
それによって英語の語彙数は聖書よりも多くなりました。
ということは、英語を覚えるには英語版の聖書を読むよりシェイクスピア作品を読んだほうが言葉を覚えるということです。
対訳 シェイクスピア詩集―イギリス詩人選〈1〉 (岩波文庫)
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シェイクスピア作品は長くて人間関係も複雑なので初心者がいきなり戯曲作品を読むことはおすすめしません。
はじめは詩集のほうがわかりやすいかと思います。それでも戯曲を読むなら漫画版が先のほうが挫折はしにくいです。
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仕事は実践から覚えるというのと同じで必要でないと道具は実用できません。
今はブログでもワードでも簡単に文章が書けるんですから思ったことを書きまくるとどういう言葉を遣ったらいいか迷うことが多々出てきます。
その都度辞書を引いたほうが実践的に言葉を覚えられます。
重要なのは続けることです。
言葉は自分自身です。
必要な言葉だからあなたの頭の中にあるんです。不必要なら忘れますが
繰り返し言葉と向き合うことが語彙力向上のカギでしょう。
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基礎的な受験参考書は役立つ
受験参考書は大学院の時も隠れて読んでましたし、院の先生も
「受験参考書くらいは完璧にしろ」
と薦めていました。
先生ご自身もよく読んでいるそうですし、そういう先生も複数人いらっしゃいました。
漢字の使い方が日本語の基礎になります。
英語の感覚によって言語感覚を養えます。
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実践的な小説ではやはり近現代がいいですが、
注釈や解説もきっちりしている文庫本がおすすめです。
漱石は言語感覚抜群です。
中島敦は漢文の知識がちゃんとしているので現代人には噛み応えはありますが漫画版もあるのでそこから攻めていけば短篇くらいは読めるようになります。
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インプットもいいがアウトプットをたくさんしよう!
語彙力といえばインプットとアウトプットがありますよね。
ついついインプットが重要だと思いがちじゃないですか。
でも実際、私の感覚ではアウトプットのほうが1ミリくらい上です。
何でみんなインプットばかりやって、アウトプットをやらないかといえば大変だからです。
インプットは楽なんですよ。
でもアウトプットとなると実際に知っている言葉を使って創作するのでインプットとは全然違う次元で言葉と向き合わなければいけません。
そもそも、語彙力が気になる人はアウトプット能力が気になってるんでしょう。
的確なことが言えない、気の利いたことが言えないという事ですね。
私自身はこの記事を数十分で書いていますが、考えながら書いていないんです。
常日頃思っていることをただただ考えずにアウトプットするのみです。
そうすると日ごろの口頭のコミュニケーションも今までよりも上手くできるようになりました。
これは私一人の話ではなくてブロガー全体的によく言われていることです。
何でかといえば自分の気持ちを常日頃から言語化しているので、話すとき物の言葉が簡単に出てくるようになるんですね。
せっかく日常思っていたことでも、言語化が一度されているものとそうでないものとでは頭の引き出しから出てくる速さが違います。
それまではよく「あの時は、ああいう風に言えばよかった」と後悔することがありました。しかしブログである程度、言語化の訓練を積んでからそんな後悔を感じることはありません。
ブログは儲かると言いますが、そんなすぐには儲かりません。
続けるのみです。
まずは収益を考えず自分の勉強のためにブログを書きましょう。
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語彙力が上がるとどうなるか
言葉の数が増えるという事は「概念」が増えるという事です。
それの具体的な効果というのはストレス対策になるんです。
これって意外に思うかもしれません。
つまり、人が生きていくうえで、不満、ストレスが起こることは必須ですが、出来事を言葉にすることによって、それを分解して処理することが出来るんです。
その出来事を「言語化」することで、それを客観視することが出来ます。
「言語」とは「論理」なんです。
どういうことがというと、ギリシャ語では両者は「ロゴス」(logos)と言って一つの単語です。
「出来事」を「言葉にする」と書きましたけど、日本語の「事」と「言」は同じ「コト」で、語源は一緒なんです。
本当に知的な人は怒りにくいイメージがありましたけど、それってこの事と関係があるんだと思ってます。
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