読書は「積み重ね」
漫画版を読むことを馬鹿にする人がいますが、それは本を読んでいない人です。
なぜなら読書はたくさん読んでこそ身につくことだから。
ですから学び始めのジャンルは必ず漫画版から読みましょう。
今は大概のジャンルだったら漫画版があります。
本を読まない人ほど、まんが版を馬鹿にします。
その理由は、頭のいい人、能力の高い人は初めから能力が高いと思ってるからですね。
しかしどんなに力のある人でも初めは初心者なんです。
例えばイアン・ソープだって鼻に水が入ってむせたことはありますし、格闘家で怪我をしたことが無い人はいないでしょう。
それでも続けている人が上達してる人でしょう。
積み重ねられる人が上達できるんです。
ですから漫画版から読み始めても、毎日読み重ねていけば分厚い専門書を読めるようになっていくんです。
簡単な本を読む人を馬鹿にするのは、簡単なことからコツコツ積み重ねる感覚が分からないのでしょう。
まんが版は積み重ねの始まりです。
ですからバンバン読みましょう。
いきなり専門書は読めない
少年漫画とかでも多いですけど、主人公は天才だったり、血統が素晴らしかったりして、初めから凡人離れしています。
ですから実社会でもそういうものだと勘違いしてるんですね。
でも、いきなり岩波文庫や、源氏物語であれば原文で読む人は、よっぽどの理由が無い限り挫折します。
なぜなら意味が分からないことを続けるのはきついからですね。
昔の人は読んでいたじゃないかという人がいます。
でもそういう人は、両親がすでに教養豊かで、日常会話に読書に関することが含まれているから、いきなり難しい本を読んでも、
「あ、これはお父さんが話してたことだ」
と受け入れられるんですね。
全然知らない話を読むことは、熱いタコ焼きをいきなり食べるのと一緒です。
普通はやけどして食べたくなくなります。
しかし、両親が日ごろから読書の話や教養高いことを話していたら、それがたこ焼きのたとえで言うと、「フーフー」してくれてるのと一緒になるんです。
しかし今は読書人口が少ないですから親でも読書をしている人が少ないです。
私の両親も読書はしていません。
ですからいきなり熱いタコ焼きを食べているようなものです。
それと、まんが版を読んでも、原文を挫折することだってあります。
でも読まないよりははるかにマシです。
どうしても読みたいのであれば1日2日で読もうとはせずに長い目で見て読めばいいです。
急がないのであれば他の本に手を出せばいいだけの話。
「速読」というもので読んでしまおうと思うのは、怠けものがする所業です。
ですから間違っても、頭のいい人は初めから難しい本を読んでいると思うのはやめましょう。
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