まず1冊読む
簡単な本でも、難しい本でも読めば「1冊」です。
だから初めはどんな本でもいいのでたくさん読みましょう。
多読をすれば頭がよくなります。
こういう考え方が嫌いだと思う人もいると思いますし、私も初めはそうでした。
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でも人よりたくさん読んでいることで、人に本を勧めやすくなるんですよ。
「おすすめの本は?」
と訊かれることがあります。
そこで『論語』や『古事記』を原文で読めなんて言われても
「なんだこいつ、不親切だな。カッコつけんな」
って思われる可能性もあります。
本を読むのは自己満足という面もあります。
けど、人に本の話をすることが出来るのも醍醐味でしょう。
しかもそういう簡単な本を読むことで、簡単に表現する能力も手に入るし、自分自身の理解も深まります。ですからいいこと尽くめなんですね。
今はそういう本がたくさん出ています。
とはいえ、そういう簡単な本を読むこと自体に抵抗を感じる人もいるでしょう。
知識欲がある人は難しい本を読みたいでしょうし。
効率的に読むには絶対に簡単な本を読むほうが良い。
繰り返しますが、自分の理解度も高まるんです。
本は一回読んだだけでは理解できません。
人間の脳は「既に知っていること」しか頭に入りません。
例えば毎日通っている道路沿いの建物が突然壊されても、「何の建物だったっけ?」と思うことがあるでしょう。
それは意識していないからです。
コンピュータの知識が全くない人が関連の専門書をいきなり読んでも読めませんよね。
その為には専門用語や、その分や独特の話の流れについていかなくてはいけません。
それはあらゆる分野でもそうです。
そもそも日本語、漢字がある程度読めないとこの記事さえも読めません。
どんなに頭のいいアメリカ人でも、日本語の素養が無ければ読めないんです。
ですから全く知らない分野の場合は、「入門書」を読むことをおススメします。
意外に、「入門書」を読むことが苦手な人がいるんですね。
プライドが高いとそうなります。
まぁ気持ちも分かります。
高校生が中学生用、小学生用の参考書を読むとなると抵抗感があるじゃないですか。
でも、それは「プライド」で読めないだけです。
そういうものを読んでいるうちに、難しい本が読めるようになってきます。
将来的には難しそうな本も読んでみたいという人は、漫画版があることを確認したら、いったんその難しい原文の本を読んでみて、面喰ってみるのもいいでしょう。
その後に簡単な漫画版を読んで、その後に原文を読み返してみるとあら不思議、結構読めちゃうんです。
そういうことをしていくと、5年くらいたてば知らないうちに1000冊くらい読めちゃいます。
しかし、「1000」という数字を読むとなれば、簡単な本から読み隠らなければそこまでの数字にはいきません。
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難しい本を読むことのススメ
世の中の本って難しくて、ほとんど読めないじゃないですか。
でも数を読むことによって読めるようになります。
言葉というのは生き物のように、アメーバのように時代を通して繋がっているので、難しい本が読めるようになります。
難しい本が読めるという事は以前の自分と違うってことですよ。
大げさに思えるかもしれないですけど本当。
本を読める人と読めない人が同じ人とは到底思えません。
読書をすると人生が変わるとか、人格が変わるとか言いますよね。
確かに変わるんです。一冊読むだけ、いや、一冊の中の一言を読むだけでその後の行動パターンが変わってしまうという事はよくあることです。
普通の人は一生のうち100冊も読むことは無いと思いますが、それくらい読んだあたりから、
「あ、普通の人と言葉の使い方やアウトプットの仕方が違うな」
と感じるようになります。
1000冊読んだあたりになると他人から自分の言葉について、喋り方についてポジティブな反応がもらえるようになります。
単純な話では悩みが減ります。
それは本を読んでいない人がつまらない悩みを持っていることに気づいて、「以前も自分はそうだった」と後になって気づいたんです。
ですから読んだ直後に感じることではありませんが、基本的に良いことばかりです。
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