ノーミソ刺激ノート

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外国語がわかった時のメリット

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会話は、とぎれていい ―愛される48のヒント

外国語を勉強する本質

外国語ができると、

 

  • 仕事が増える
  • 就職に有利
  • かっこいい

 

とかってあると思いますけどそれって本質じゃないんですよね。

外国語だろうが、日本語だろうが言葉が話せるってことは

 

「人と話せる」

 

ってこと。

私もあんまり覚えていませんが、赤ちゃんが言葉を話そうとするのはお母さんなどの保護者と話したいからでしょう。

 

「あの人は何を言っているんだろう」と、具体的でわかりやすい言葉は自分で推測して、分からない言葉はその都度「どういう意味?」と訊く。

これが子供の頃の日常でしょう。

 

そのうち抽象的なことは辞書で調べたりしましたが、今は検索する人が多いでしょう。

つまり自分の利益というよりも「人(外部)との繋がり」自体のために言葉を獲得していきます。

 

ですから、

  • 仕事が増える
  • 就職に有利
  • かっこいい

 

という理由で勉強している人は、大概、上達しにくい

なぜならこれらは「他者」ではなくて、自分の内部のためですよね。

 

普通に勉強しても話せるようにならないのはそういう理由です。

 

外国人と友達になって、その人と話したいっていう感覚になるのと、本を読んで勉強するのとでは全然違うんですよ。

ちょっと過激な言い方をすれば、本で殺人鬼の感覚を追体験するのと、実際に殺してしまうのと同じくらい別物だと思います。恐らく。

 

それくらいの本当の臨場感って違うんですよ。

それくらい、目の前に自分と面と向かって話すっていうことが違うんですよ。

それでも何で勉強している人が話せるようになるかといえば、猛烈に人の言う事を聞くことが好きだからですね。

頭のいい人と話せる

日本語をしゃべれても話せますけど、話せるとしたらそれなりにコネクションが無いと駄目じゃないですか。

 

簡単に言えば、東大に入れば東大生と話せるチャンスは増えますよね。

それは東大生というコネクションが出来たから。

 

外国語が話せると、例えば英語と日本語が話せると、日本語を教えてほしい外国人とネットを通じて会話が出来るようになります。

相手会える環境になったら会って話すことが出来ます。

 

実際私は10人くらいの外国人と会って話をしました。

でも、日本語圏内にいると、自分自身がある程度の知能の限界以上の人と話す機会って、ほとんどないんですよ。

 

よく「IQが10違うと話が合わない」って言いますけど、日本語圏内ではその圏内の人と話すのが限界だと思うんです。

もしくは話をしていても、相手が忖度して会話のレベルを落とします。

 

しかし外国人だと、知能の差なのか、語彙力の差なのかが分かりづらいし、日本人みたいに忖度することは少ないですね。

相手の性格にもよりますけど。

 

もちろん、あまりに馬鹿過ぎたら相手に見限られるでしょうけど、普通の知能で、外国語が話せるのであれば、問題ないでしょう。

しかし相手の頭がどれくらい良いのかっていうのは、たくさんの人と話していないと分からないんですよね。

 

でも、外国語が話せるようになると、外国人の「今まで会ったことのない頭のめっちゃいい人」と、話せるようになります。

これの何がいいかっていうと、話をするってことは、その人の考える速度を実感できるってこと。

読書では出来ない体験ができる

「本を読めばいいじゃん」と思うでしょう。

本を読んでいると思考の構築は理解できても、「速さ」までは分かりませんよね。

実際に話をしていると、どれくらいの速度でどういう風に発想が飛んでいくかが感じられます。

 

そして、自分自身と話をしていますから、自分との共通の会話で話をすることが出来るので、さらに頭の良さが分かるんです。

文字では不特定多数の人向けに書かれている場合がほとんどなので、それを感じることはできません。

 

テレビではディレクターの知能によって編集がされてしまうので、こういう知能的な現場が分からないんです。

例えば私は文系の大学院にいた時は、東大の、同じ分野の先生と話すことはできます。

 

しかし、別の分野、例えば機械工学や生物化学の先生とは話せませんし、仮に話せたとしても、知能の差があって何がどう頭がいいのか分からないんですよ。

 

それに教授と学生っていう立場の差があると、教授はどうしても学生である自分の目線に合わせようと会話をしますし、かといって教授同士が話していることは言葉も分からないってことがあります。

 

中国語が話せるようになって、中国人の、日本語の勉強をしたいという人と会話の勉強を「言語交換」という形でやると、相手は

 

・北京大金融学科卒の人

・英国インペリアル大で修士➔日本の某大学修士課程
(この学歴は少数なので少し伏せます)

 

の人と話すことが出来ました。

もっと普通の人とも話しましたが、この二人は日本語の理解がものすごく速かったので話していて疲れたのを覚えています。

 

大学院にいても話すことはできますけど、日本語の中で生活していると、ある程度のレベルの人としか話せないんですよ。大体、相手の頭が良すぎると話も合いませんし(´ー`)

 

でも、自分よりも圧倒的に頭が良くても、「外国語学習」という共通話題があれば話ができます。そして相手にそれなりの利益が与えられたらですね。

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