ノーミソ刺激ノート

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「だまされる人」の読み方

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ストックビジネスの教科書

騙される人の読み方

「だまされる人」は文章を最後まで読みません

そして、初めのほうだけ読んで、自分にとって得だと思ったらすぐに契約しちゃうんですね。

 

商売は騙し合いです。

と言ってしまうと、「人を疑うのは嫌だ」と思ってしまうでしょう。

もちろんほとんどの場合はそこまで神経を使う必要はありません

 

ある商品を買う場合、本当にピッタリ合った商品を変える人というのは少ないです。

しかし商売人はできるだけ多くに人に買ってもらわないと収益が少なくなる。

なので、そこまでピッタリでなくても商品を買いそうな人にまでアプローチします。

 

これって当たり前ですよね。

その支払いが一回きりであれば、次回は買わないようにしようってあきらめますけど、最近はやっている「サブスクリプション」(定期支払サービス)は、解約しないとずっと支払うことになるんですね。

 

商売する側はそれを見越して商売しているので敢えて「騙す」という言い方をしていますが、実質、詐欺ともいえないものが多いです。

でも損をするのはマズいので、その事を書いていきます。

 

でも最近は「サブスクリプション」(定期支払サービス)が流行ってるじゃないですか。

一般的なのは「習い事の会費」「動画サービスのプレミアム会員」などですね。

 

こういうサービスは便利なんですけど、最初の文章をある程度読まないと騙される場合があります。

何も全員が詐欺をしているわけではないです。

 

が、得をする人と損をする人がいるので、「自分にとってこのサービスは得か」ということを見極めないと損をします。

サービスは受け方によって得になることがあるので、ザっとでいいので読んだほうが良いんです。

 

商売はボランティアじゃないので、絶対に商売する側に得があるんです。

そして「こっちにとっての得はどうか」という事を考える。

その得とは何か、消費者の自分にとって得するか、という事を考えれば、損は防げます。

 

逆に想像力が無い人は、騙されてしまいます。

契約書の読みかた

ですからザっとでいいので文章を読むようにしましょう。

そこで気を付けるべきことは

 

  • 数字
  • 期間

 

です。この2つを取り敢えず注意して読めば、自分にとって損か、得かを見極められるようになります。

 

ネット上では一見お得に思うる文章で消費者をひっかける手口があります。

主なものは

 

  • 初回0円
  • 初回格安

 

というものですね。

人間は初めに書かれた数字に影響されがちです。

だからその後の細かい数字には気が入らず、はじめに「お得だ」と思い込んでしまうと、それをついつい契約してしまいがちです。

 

しかし商売というのは絶対に商売する側に得が無ければいけません。

これはだますという事ではなくて、そうしなれれば商売は成り立たないからですね。

国民の3分の1はまともな読解力が無いと言われます

 

【関連記事】

読書力の底上げを狙う方法

 

だから最近の本は、分かりやすく書かれてるんですね。

そういう人がいるなら、文章を読めない人をターゲットにすればいいと考えるのが普通です。

 

文章として書いてあるのら詐欺にはなりませんから、商売する側は絶対に書くようにはするんですけど、注意して読まないと、自分にとって損な契約をしてしまうことがあるんです

そのポイントは、

 

  • 価格
  • 内容
  • サービスを受ける場所
  • フルに活用した場合の数字

 

といった感じでしょうか。

「場所」とは、価格がいくらお得でも、遠い所ではなかなかサービスを受けようとは思えませんよね。でも遠くても毎日通勤するところであれば良いかもしれません。

 

こういうものでもしっかり見ておけば優良な商品であることも多いんですけど、その後に続く数字をしっかりと見なければなりません。

たとえば、

 

初回は月1000円、次の月はプレミアム(月2400円)に自動移行です。

 

というようなこと。

初回だけでまずは釣っておいて、解約しなかった人を継続的に会員になってもらうというような方法です。

文章をざっと読もう

例えば最近ツイッターで急上昇したこの話題。

⇓画像です。

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これだけだと「月980円」と書いていますから「お得!」と判断しがちです。

これはまだ良心的な文章です。

 

なぜなら短くて読めるからですね。

しかしこの文章も読まずに、はじめの数行だけ読んで契約する人も一定数いるのが実情です。

 

しっかり読んでみましょう。

はじめは「月980円ならお得だな」と反射的に思います。

が、実際は月2480円のプレミアムプランがあって、しかも安い980円を使った次の月は自動的に2480円のプランに移行するとのこと。

 

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ここで普通の計算をするひとは、「月は30日だから…」と思って、

 

2480÷30=約83円

 

という計算をします。

「だからお得だ!」

と反応している人がTwitter上でもたくさんいました。

国民の3分の1は読解力が無いという事を本で読みましたが、本当に分かっていない人が多いです。

 

この自販機はほとんど駅にあります。

「駅」という事は、ほとんどの人は通勤・通学に使うという事。

学校の場合は普通、週休2日ですから、30日は普通は使いません。

 

通勤の人も今の時代、30日休みなく通勤する人のほうが少ないでしょう。

ですから週休2日の場合は大体20日となります。すると、

 

2480÷20=約124円

 

と、急に「お得感」が無くなってきます。

このようにサービスを受ける場所がそういう所なのかをしっかり想像しましょう。

それでも150円のものを買えばお得です。

 

しかしお盆、お正月、夏休み、ゴールデンウィークと、長期休暇もありますし、ちょくちょく特別な休みが増えてる昨今、月20日も駅を利用しない可能性のほうがどんどんなくなってきます。

 

このようにちょっとした想像力を働かせると、利用者にとってはお得じゃない場合が多いかもと思ってしまいます。

しかし想像力というのは一つの障壁なんです。

 

考えられる人には「大したことない」と思うかもしれませんが、こういうことが不得意な人が、3分の1いるんです。

なので、ほとんどの人は想像せずに数字だけに反応しがち。

 

「それならその時は解約すればいい」

 

と思うかもしれませんが大概は面倒だし、後回しにして結局支払うのがオチですよね、

そうです。手続きは面倒なんです。

このサービスが悪いと言っているのではありません。

 

お得な人にはお得です。

 

しかししっかり読まないと損する人が大量に出るという事。

損をしたとしても商売する側は詐欺をしているわけではないので問題ありません。

しっかり読まない人がいるという事を考えて提供しているのは事実でしょう。

 

この商売自体が悪いと言っているのではありません。

商売する側は「余計に支払ってくれる人がどれくらいいるか」という事もしっかり計算して商売しています。これが商売というものです。

 

そこまで計算しないと商売は成り立ちませんからね。

一定数は文章を読みませんし読めませんから、今後こう言う「サブスク」が増えて、貧富の差が出るだろうと予想が出来ます。

 

ベーシックインカムが実現されたとしても、こういう文章が読めないという事が原因で細かな出費が増えるでしょう。

全体的な経済としては出費したほうが良いんですけど、幸福度としてはそうでもないでしょう。

 

そんなことをするよりも消費税を下げたほうが喜んで出費するでしょう。

だからサブスクは便利です。

 

商売する側も便利ですし、消費者側も便利ではあります。

しかし手続きが無いから、消費者としては神経を張らないと、無駄な出費が増えることになります。

 

上の自販機のサービスは毎日駅利用して、毎日自販機を使う習慣がある人には本当に便利だと思います。しかし絶対数としては本当に得する人は少ないんですよね。

「サブスクリプション」は便利

毎月自動振り込みにする「サブスクリプション」という手法が技術の進歩で簡単にできるようになりました。商売する側としてはこれは安定的な収入になるから先進的にも安心なんですね。

 

これがよく使われているのはスポーツジムなどです。

月の会費は「7000円で使い放題」というような謳い文句がありますけど、ほとんどの人は3か月程度で通うのをやめてしまいます。

 

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しかし退会するのも面倒だから幽霊会員として在籍するって場合が結構あります。

経営する側としては、継続的に使ってくれている人のほうが継続率が高いでしょうから、会員をだます気はないんでしょう。

 

けど、利用していなくても月の会費として自動振り込みになっている場合は適切なサービスを受けていない場合も支払いがなされます

私もスポーツジムに数年在籍していますが、職員さんと話すと、こういう会員さんは多いそうです。

 

経営する側としてはサービス提供するごとに支払いをする手間も省けますし、サービスを受けるか受けないかは結局、利用者の行動に依るので、支払いやり取りのコストはかかりません。

 

だから儲かる上に継続的な収入源になるんですね。

 

このこと自体はよくあることですし、悪いことではありません。

しかし、自分の生活をみて、

 

  • 価格
  • サービス内容
  • サービスを受ける場所
  • フルに活用した場合の数字

 

というようなことをしっかり計算しておくと自分にとって本当にいいサービスなのかが分かります。

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