最もいい方法とは
試行錯誤することです。
- 「これってなんだろう」
- 「どういう意味だろう」
そう思ったら辞書で調べるってことが基本です。
しかしそれと同様に人と話す、新しい事、概念に触れるってことも重要です。
「言」と「事」は、古代日本語では同じ概念でした。
両方とも「コト」ですよね。
ですから新しい事柄に触れることが、新しい言葉に触れることと一緒だということ。
だから一番簡単なのが読書をすることなんですが、読書が「最もいい」とも言い切れません。
では何があるかといえば、新しい体験をすることです。
ですから学生ならバイトをしてもいいし、会社に属しているなら新しい仕事を受け持つことも言葉を覚えます。
もちろん「読書する」と、語彙力が上がるって話が有ります。
たしかにそうなんですけど、それは他者を意識することが重要です。
本を読むことは確かに語彙力は上がります。
が、普段本を読まない人が、ただ闇雲に読んでも読書が嫌いになりかねません。
嫌いになることが一番まずいことなのでそこだけは避けましょう。
読書は挫折しやすい
そもそも読書自体、挫折がつきものです。
でも挫折しても何度も読み返せばいいんです。
一旦読むのをやめても、再度読み返したら理解できることや、読書自体が続くこともあります。
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言葉というのはその単語一つだけ、独立して意味を成すことはあり得ないんです。
必ず時代によって変化はありますし、文脈によっては全く別の意味に変わります。
あえて言うならいろんな方法を試すべきということです。
日々、試行錯誤をするんですね。
その中に「辞書を読む」ことがあってもいいという話です。
「語彙力を上げたい」と根本的な言葉に関して悩みが持てる、関心が持てる人はいろんな方法を試すだけの情熱を持っているでしょう。
やるんであれば効率的な方法を探したい、という気持ちはわかります。
でも効率的な方法というのは、色んな方法で本を読むことだと思うんです。
「これが効率的」という記事はたくさんありますが、本当にそうなのかっていうのは、自分が体験しないと分からないんですよ。
いくらこれがいいって思っても、私だったら1割くらい疑っちゃいます。
「これって本当に効率的なのかな」って思いながら読んでしまったらその時点で読書に集中できていないので非効率です。
つまり効率的かどうかっていうのは自分の心次第が99%ってこと。
「これを読めばいい」
という統一的な本があるんなら楽でいいかもしれないです。
けど、言葉は人の気持ちそのものなので四方八方に飛び散るもの。
「関心」を飛び散らせる
ですから言葉の関心自体もいろんな方向に飛び散らせて読み漁るのがいいでしょう。
重要なのは
- 語彙力を増やしたいという情熱
- 自分自身で試行錯誤
でしょう。
辞書を読むのもいいし挫折するのもいいし。
自分で文章を作って必要に応じて辞書を引くのもいいでしょう。
それを続けるほうが語彙力は伸びると思います。
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