苦手を克服するには
例えば私はSFが苦手だったんですけど、自分の知ってる分野が要素として入っていると入り込みやすいです。
ですから、
苦手なジャンル+得意な分野
で探すのがいいでしょう。
世の中には本がいっぱいあるので案外見つかるかもしれません。
とはいえ、そんなに都合よくないこともあるでしょう。
本はたくさんあるので何も苦手なジャンルは読まなくてもいいんです。
読めるものから読めばいいでしょう。
逆に関心が全くない分野ばかりであれば読めなくて当然。
『ハリーポッター』がヒットしましたけど、私は全く読めませんでした。
なぜなら、
- イギリス文化
- 魔法の世界
これに関心が無かったからです。
ただ、今は英語には関心があるので作品中に使われている英語を知るためになら読んでもいいかなとも思えます。
作中の呪文はラテン語(英語圏の古語)がベースになっていたりするので、それを調べるのが楽しいです。
例えば、
メガネを直すシーンで使われる
オキュラス・レパロ(Oculus reparo)
は、英語にすると
Oculus(オキュラス:眼) repair(リペア:修理)
という感じ。
こういうのに私は興奮します。
でもそういうものが無ければ読めなくて当然。
いくら読書をしていて、読書に慣れていると言っても、みんなが読めるようなものが読めないということはよくあることです。
私の場合は中国古典に詳しいので、そういうものが出てくるとそれが取っ掛かりになってスイスイ行けたりします。
時代小説の場合
もうひとつ、よくあるのは時代小説が読めないというものですね。
時代小説が好きな人は
- 時代劇をよく見てた人
- 歴史が好きな人
でしょう。
つまり知ってる地名や人物が出てくるからそこで世界に入り込みやすい。
いくら自分が尊敬している人が読んでいる本でも、その分野に全く関心が無かったり知識が無ければ読み進めることはできません。
小説はすぐに読めるものではないですからね。
SFが好きな人もテクノロジー関連に詳しい人が読んでいる印象です。
文化を知るか、知ってる情報を使う
ですから外国のSFとなると、その外国文化に詳しいか、そこで使われている文明に有る程度関心がないと、全く読めないということはあります。
ハリーポッターがヒットしましたけど、あれが読めないという人も結構いますし、私も読めません。
イギリス文化にも、魔法の世界にも関心が無いので読めないんですね。
これは他のどんなに難しい本を読んでいる人でも読めないジャンルは読めないんです。
普段本を読まない人でも、魔法の世界にあこがれていたり、西洋文化に関心がある人はハリーポッターだけなら読めるっていう人がいます。
つまり作者の力ももちろんあるんですけど、そういう文化があってこそのヒットなんですね。
だから読めないと言ってがっかりすることはありません。
何か自分に関心があって、それに関連した小説のジャンルがあれば、意外といけるかもしれません。
【関連記事】