ノーミソ刺激ノート

読書やスポーツ、言語に関することを書きます。※本ページにはプロモーションが含まれております。

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読書の失敗パターン

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以下の通りです。

 

  • 難しい本を読む
  • 長すぎる本を読む
  • 全部読まないといけないと思う
  • 途中から読んじゃいけないと思う
  • 「ネタバレは悪」と思っている
  • 一冊を集中しないといけないと思う

 

以下で詳しく解説しているので、自分に当たっている、気になるという所があればお読みください。

難しい本を読む意味 - ノーミソ刺激ノート

解説

白鯨 上 (岩波文庫)

難しい本を読む

難しすぎる本は理解できないので「嫌な思い出」になります。

嫌な思い出になったら読まなくなってしまうのでそれだけは避けましょう。

 

ただし正確に言えば難しいと思っている内容でも、4割くらいの文字を読んだら、時間を空けて読むと「なぜかわかってる」という状態を得ることが出来ます

 

言葉同士は繋がっているので何となく文脈で分かるようになっています。

しかしそれは根気が要りますし、強い意志が無いと続かないので、まずは分かるものから読んだほうが良いです。

 

「難しい本を読んで分からなかった」

という思い出もいいものですし、誰でも経験することですから、根気で読むのもありです。しかし失敗率は上がります。

 

「難読本」を読む方法 - ノーミソ刺激ノート

 

国語で漢文を勉強する理由 - ノーミソ刺激ノート

 

古典を読む意味を考える。 - ノーミソ刺激ノート

長すぎる本を読む

長い本はスタミナが無いと読めません。長距離走はまずは1キロ、2キロと伸ばしていって10キロ、40キロと行くように、短いものから読まないと息切れします。

 

長期間読むのに「前回の所を忘れてる」といって、律義に前回の個所から読んでいる人も多くいますが、そんなことはしなくてもいいです。

 

毎日読んでいるのであればある程度忘れても、読んでいるうちに思い出します。

ただ、登場人物が多い小説の場合は「誰だっけ?」と思うことがよくあるでしょう。

 

そういう場合は私は漫画版を先に読みます。漫画版は最新の小説にはありませんが、「名作」とされるようなものにはかなりの割合で書かれています。

 

それで絵で先に覚えてしまって、ストーリーを把握したうえで字ずらを読むと、さらに理解度が上がります。

 

つまり読み慣れていないのに長い本は読まないほうが良いという事。それでも読みたいのであれば簡単な漫画版を先に読むことをおススメします。

 

まんが版を先に読むのは馬鹿なのか。 - ノーミソ刺激ノート

全部読まないといけないと思う

よく言われることですが全部読む必要はありません。

本の中で重要であっても自分に刺さらないとか、そこまで重要じゃないけど、ある一定の層の人のために描いている説明的な箇所とか、本にはグラデーションがあります。

 

ですから大凡、4割くらい読めていたら「読めた」と言ってもいいと思います。

これはあくまで私の体感ですが、1冊丸々読んでも全部覚えているということはありません。

途中から読んじゃいけないと思う

途中から読んだら話が分からない。

と思う人もいるでしょう。

 

確かにそういう本はあります。ミステリーなんかはそうでしょう。

しかしエッセーなんかは短い話が細切れになっているので途中から読めますし、短編集でもいいです。

 

もものかんづめ (集英社文庫)

もものかんづめ (集英社文庫)

  • 作者:さくらももこ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2018/10/19
  • メディア: Kindle版
 

 

何だよ短編集かよ。

って思う人もいるでしょうが短い話をたくさん読むことで一冊読み切れますし、本の読み方も慣れますから長期的に読み進めれば長い小説も読めるようになります。

 

10分間で読める 芥川龍之介短編集

10分間で読める 芥川龍之介短編集

  • 作者:芥川 龍之介
  • 出版社/メーカー: ゴマブックス
  • 発売日: 2018/05/10
  • メディア: 単行本
 

 

後は上級編ですが、昔の純文学、漱石や芥川の本を、途中から読むという事もしていました。

 

当然途中から読んでもすぐには理解できませんが、初めから読んでも理解できないことが多かったのでそこまで気になりません。

 

しかし読んでいくうちにわかってきて、

「ここで言ってることはおそらく前のページでの話ありきのことだろう」

と前の未読ページを読み進めて最終的に全部読んだということもあります。

 

正確に言えば飛び飛びで読んでいるので1ページも漏らさず読んだかどうかは分かっていません。しかし内容は理解できたので読んだという事にします。

 

大事なのは読んでそのことを人に話せるかどうかが重要なことです。1回読んだだけで話せることは無いので、「何となく理解できた」っていうレベルで良いんです。

 

しかし私は本を読み慣れていないときは「あとこれくらいで読み切る」というように残りのページ数を見ることで嫌になったので、途中から読んでもいいような本を読む用にしました。

「ネタバレは悪」と思っている

ミステリー小説なんかはネタバレがダメなのかもしれませんが私はそもそもそういう物は読まないようにしています。

 

そもそも本当に面白いなら犯人や、物語の中身を知っていても面白いはずです。

人によってはそういう事を嫌う人がいるというだけの話で、絶対にネタバレが普遍的にダメということはありません。

 

それはただの価値観です。

一冊を集中しないといけないと思う

1冊に集中しないと頭がこんがらがるという話が有りますがウソだと思っています。

もしくは読書を特別な、崇高なことだと思いすぎです。

 

日常に生活していてもいろんな人と話をするし、朝から夜まで一貫した話をしているかと言ったらそんなことは無いでしょう。

 

家庭だったら家庭の話をするし、友人同士であれば全然違う話もするでしょう。

それと同じで別の本を読んでもいいんです。

 

もしくは哲学などは一冊に集中したら理解できないことはいつまでも理解できないままになります。

 

哲学書は同じことを書いているようで書き手によって全然書き方が違いますから、Aの本では全然分からなかった説明がBではすぐに分かったとか、両方読んだからこそ理解できたという事がザラにあります。

 

ですから1つに集中しないといけないなどという意味のないこだわりを捨てましょう。

読書の挫折を防ぐ方法 

 

読書の集中力を維持する方法 

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