ノーミソ刺激ノート

読書やスポーツ、言語に関することを書きます。※本ページにはプロモーションが含まれております。

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話の引き出しを増やす方法

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合わせることが重要

話の引き出しを増やす方法は、単純に言えば本を読むことなんですが、ただ闇雲の読んでいても話は増えません。

 

本の内容と別の本の内容、または自分の体験を合わせる

 

これが重要です。

どうやって合わせるかというと「連想」ですね。

小中学校の時にやったことのある人が多いと思いますが、下の絵のような「マインドマップ」のようなものです。

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慣れない、出てこない、という人はそういうものを書いてみてもいいですがそのうちに書いたり話しているうちにどんどんアイデアが出てくるようになります。

 

お笑い芸人の人はネタ帳を作っているらしいですが同じようにブログでも何でもいいので書いてみる、書くのが苦手なら音声メモを使ってみるというのもいいでしょう。

なぜメモをするかといえばそうすることでいざアウトプットする際に「この前メモしたな」と引き出しが出しやすくなるからです。

 

ポイント

  1. アイデアを合わせれば複数引き出しが作れる
  2. マインドマップ的な発想で関連付けをする
  3. ブログや音声メモをお残しておく

話の引き出しが少ないとバカにされる

実際、文学系、読書系と言われるYouTuberの動画内の話を聞いてみると、同じことの繰り返しか、途中で更新を頓挫してしまっているものばかりです。

結果的に「本を読んでいるのにこんなもんか」と飽きられてしまうんです。

 

なぜそういうことが起こるかといえば、ただ機械的に本を読んでいるだけなんですね。

そうではなくて、本の内容と別の本の内容、または自分の体験を合わせる、ことが重要です。そしてタイトル、プレゼントで言う包み紙を変えるんです。

 

「文章」とは「テクスト」と言われることがありますが「テクスト」(text)とは「編み物」のことです。

「文章」とはゼロから作っているのではなくて、あっちこっちから糸のような話のタネを引っ張って編み込んだようなものだからです。

 

ただ本を読んでいるような人は本の内容をロボットのようにコレクションして積み重ねているだけで、人間的に内容を分解して自分で創作をしていないんです。

 

同じことの繰り返しがダメなように書きましたが、正確に言うと同じことは繰り返してもいいんです。

しかしそれは部品として使うこと。

同じものを使ってもいい

例えばカレーと肉じゃがでは使っている材料(じゃがいも、にんじんなど)は同じだけど味付けが違うから別の料理と認識されるのと一緒です。

 

タイトルが重要というのは、例えば『もののけ姫』は本来『アシタカせっ記』(『せつ』は草冠に耳二つの造字)という予定だったそうです。

「もののけ姫」はこうして生まれた。 [DVD]

しかしプロデューサの鈴木さんがそれではヒットしないと踏んで、勝手に『もののけ姫』で宣伝をしてしまったとのこと。だから原作者の宮崎さんと違う意図で話が理解されてしまった。

 

「え、タイトルなんてどうでもいいじゃん」

とおもうでしょう。

 

しかし「もののけ姫」では「姫」、つまり「サン」が主人公、メインだと思っちゃいませんか。実際私もそう思ってましたし、ほとんどの人はそうでしょう。でも宮崎さんは「アシタカ」をタイトルにしたかったくらい、アシタカが主人公、メインで見てほしかった。

 

だから観客はタイトル1つで見方を変えてしまうんです。

話の作り方も一緒で部分的な話の材料は一緒でも、文学、哲学、教育というように話す内容を変える意識を持って話せば全然違う結果になります。

 

どういう風に話を作ればいいかというと誰に向かって話すかを考えると分かりやすいです。小学生の子供の話すのか、高校生くらいに話すのか、大人に話すのか。

誰が聴くかによっては話の聴き方は変わります。

東大生でも同じこと

「そんなことある?」って思うかもしれませんが『バカの壁』の最初に、東大の男女の学生に妊娠出産に関してのビデオを見せた話が有ります。

バカの壁(新潮新書)

男子学生は「そんなの既に知ってる内容だった」という反応だったのに対して女子学生は「新たな発見があった」という全く違う反応。つまり身近に、自分のこととして考えているか、ただの知識として考えているかで話の聴き方は変わるんです。

 

だから話の仕方はどういう状況の、誰に話すかを考えましょう。

話の引き出しが多い人は・・・

実際、著者の養老孟司さんは『バカの壁』がなぜ売れたのか分からなかったとか。

というのも「こういう話は過去に書いてる」とのこと。

確かにそうです。私は養老さんの本を多く読んでいますが同じ話がどんどん出てきます。しかし私、読者としては全然新しい発見ばかりなんですよ。

 

過去に書いているのであれば書かなくていいじゃないかと思うかもしれませんが、細かく言えば一冊一冊新しい事が書かれています。

しかし養老さんにとって大事なことであろうこと(例えば『脳』『身体』に関する体験)は同じ事が書かれています。

 

では「そんなこと知ってるよ」と読み手である私は思うのかというと、そうではなく「出ましたその話」とむしろ喜びがあります

 

というのもたくさん読んでいれば知っている話なので、新しいことと併せてその全体の理解度が上がるチャンスだから。というのと、過去に話していた内容と併せて過去に読んだ本の内容の理解度も上がるからなんです。

 

つまり著者側からしたら同じ話でも、タイトルなど本の編集のされ方、話の組み方が違うので読み手側も入って来方が変わっていくということ。

 

単純に言えば同じ本を何度も読んでいくと理解度も上がるし新しい発見があるってことがありますよね。だから同じ話も、ちゃんと含みのある内容のある話であれば引き出しにもなるし、同じ話を聞いても聞き手は喜ぶということ。

だからたくさん読むということも重要ですが、内容が濃い本、難しい本を何度も読むことが重要です。

 

いい本の選び方 

 

「難読本」を読む方法

 

難しい本を読む意味

 

そういう風にしていけば、同じ知識量でも話の引き出しは大量に増えますし、本の読み方も、一冊読むだけで爆発的に引き出しが増えるなんていうことが起こるんです。

 

実際僕も「読書」ばかりでいろんな記事を書いています。

でも出てくる内容は似ていることばかりです。

 

効率よく1000冊読む方法 

 

「難読本」を読む方法【大人のための読書案内】

 

読んでも効果が薄い本 

 

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