「本を読もう」と思っても難しい言葉や表現でいきなり面食らって読書を挫折してしまうということはよくあります。
これはどんなに頭のいい人でも起きることです。
1. 難解な古典文学
古典文学は内容が深く、言葉遣いや文体が現代とは大きく異なることが多いため、初心者には難解すぎることがあります。たとえば、シェイクスピアや源氏物語のような作品は、初心者には理解しにくいかもしれません。
どうしても読みたい場合、学校の課題で出てきた場合には漫画版を読むことをおススメします。
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ただし、マンガ版では原作と内容が前後していたり若干解釈が違ってきてしまっている場合があります。
漫画版を読んだ場合は「原作を読んだ」と言わないようにしましょう。必ずボロが出ます。
2. 高度な専門書
専門用語や専門知識が多く含まれる本は、初心者には非常に敷居が高いです。特に科学、哲学、法律などの分野の専門書は、基本的な知識がないと理解が難しいでしょう。
基礎的な知識から入る場合は理解であればブルーバックスシリーズ、そのほかでは図解雑学シリーズがおススメです。
3. 複雑なプロットのフィクション
多くの登場人物や複雑なストーリー展開を持つ小説は、初心者には混乱を招く可能性があります。たとえば、ジョージ・R・R・マーティンの「氷と炎の歌」シリーズのような本です。
その他には三国志や、水滸伝などの古典も読み慣れていない人には難しいでしょう。
4. 長大な作品
初心者は長い本を最後まで読むのが難しいことがあります。数百ページにもわたる長編小説や大部のシリーズものは、まず短い本や中編小説から始めることをお勧めします。
長い作品ではなく、オムニバス作品や、小説にこだわらず、『もものかんづめ』など短いエッセイ集が結構おススメです。
純文学をいつか読みないのであれば川上未映子『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』がおすすめ。リズム感がよく、読みやすいです。
5. 特殊なジャンルやニッチなテーマ
ホラー、サイエンスフィクション、ファンタジーなど、特殊なジャンルやニッチなテーマの本は、そのジャンルに慣れていない読者には取っ付きにくいことがあります。例えば、スティーブン・キングのような作家の作品は、ホラーが苦手な初心者には適していないかもしれません。
6. 青少年に不適切な内容の本
暴力や性的な内容が過度に含まれる本は、初心者や若い読者には避けた方がよいでしょう。これには一部の成人向け小説やグラフィックノベルが含まれます。
推奨する代替案
初心者の読者には、以下のような本をお勧めします。
- 短編小説集: 一度に読み切れるので達成感が得やすいです。
- 若者向けの現代小説: 言葉遣いがシンプルで共感しやすいテーマが多いです。
- ノンフィクション: 興味のあるテーマについての入門書や伝記などは理解しやすいです。
- 児童文学: 語り口が分かりやすく、魅力的なストーリーが多いです。例えば、J.K.ローリングの「ハリー・ポッター」シリーズなど。
読書は楽しい経験であるべきなので、初心者には読みやすく、興味を引きやすい本を選ぶことが重要です。