これはレベルが高い。
彼女自身のアンチが多いらしいが、それは芸能を見る目がないだけでしょう。
「芸能」というのは表に出る人間だけの作品ではないからだ。
作詞作曲プロデューサ
中田ヤスタカと
PV監督
田向潤
のレベルが他のそれと比べて群を抜いている。
「つけまつける」
というタイトルといい
「きゃりーぱみゅぱみゅ」
といい、繰り返し語が多用されるのは日本語の大きな特徴で、特に世界規模でも子供向けの作品に多い。
それは単純でキャッチーだからである。
しかしそれを大人向け作品にまで多用するのは日本以外にないはず。
歌詞引用
さみしい顔をした小さな男の子
変身ベルトを身につけて笑顔に変わるかな
女の子にもあるつけるタイプの魔法だよ
自信を身につけて見える世界も変わるかな
同じ空がどう見えるかは心の角度次第だから
これでわかるだろう。
「つけまつける」とは明らかな変身呪文の一種なのである。
「つけまつける」という響き、「テクマクマヤコン」にそっくりではないか。
正確に言えば呪文という形ではないにしろ付けるタイプの魔法である「つけまつげ」は女の子用の「変身ベルト」である。
それに併せ技として「つけまつける」という短くて響きのいい言葉をくっつけた妙技!
しびれますな(・∀・)
変身呪文という文化は日本の文化であり、幼児性を文化レベルまで引き上げる文化も日本独特のものであり、海外には真似できない日本の奥義なのである。
他にできない業を持つということは最強の武器であり、防具。
このPVと曲をくだらないの一言で片付ける輩こそくだらないのであって、
人には真似できない業を自分の持っているアイデンティティで成し遂げたこの作品は最高の芸術作品。