筋肉は道具
筋肉モリモリの人って強そうですよね。
でも実際は筋トレだけして動きは全く素人の人が多いんです。
今は筋トレのジムがたくさんあるから余計ですよね。
それはあくまで筋肉は道具だということです。
筋肉は動く本体であり、筋トレはそれを大きくするだけで、使い方とは別だという事です。
一方、動きは筋トレとは別の練習で上手くなるという事です。
体(筋肉/本体)と用(動き/作用)とに分けて考えましょう。
そして格闘技は読んで字のごとく「技」なので実用しなければ上手くはならないんです。
格闘技というのは筋肉を含む体の動かし方の技のことです。
ですから格闘技をやること自体に必要以上の筋肉はいりません。確かに筋肉があったほうが可動域が広がったりして有利になることはありますが、それは、あくまで体をいかに自由に動かすかの選択肢を広げるだけのことです。
逆に下手に筋肉量を多くすると動きづらくなることだってあります。
これは仕事においても道具が必要以上に多くても邪魔になるだけのことと一緒ですね。
漫画とかで筋肉モリモリの人は格闘技や喧嘩が強いっていうイメージを植え付けられていますけど、仕事というのは道具はあくまで道具で、尊ばれるのは使う本人なんですね。つまり人間性。
身体の動かし方と仕事
仕事をしててもそうですけど、新人は動きが悪いですよね。気が利かないとか、機転が利かないとか。
それは新人が馬鹿だからとかじゃなくて、体の動かし方が分からないからです。
あらゆる仕事という仕事には必要最低限の動きがありますが、初めての人にとってみればどこを動かしてどこを休めなくてはいけないかが分からないんです。
誰だってそうだったはずなのに、それを都合よく忘れている人が多かったり、忘れたことにしている人が多いからそれで新人が逃げていくんでしょう。
人から理解されないというのは何よりつらいことです。
だから余計な所を動かしては疲れ、先輩上司に気を使っては疲れるんです。気を使うというのも余計な働きですよね。ちゃんとできていれば気を使う必要なんかないんですから。
筋トレは道具を作ることなんです。あくまで道具。
見た目を良くする道具としては役立つでしょう、つまりファッション的要素。服と同じです。服はお洒落なほうがいいですけど、それをどう着るか、いつ着るかの使い方は人次第ですよね。
思い通りの動きをするための道具、つまり機能的要素。
それはおしゃれをするにはたくさん服を着て挑戦しなくてはいけないし、スポーツをするにはたくさん動いて自分の体の動きというものを知り、型を体に染み込ませるということをしないとうまく動かないんです。そして余計なことを排除しなければなりません。
格闘技で大切なのは型
格闘技をする場合、多くのスポーツでもそうですけど型を学びます。1にも2にも型です。それは動きを学ぶしかないんです。
筋トレばかりで主要な練習をしないのは野球をやるのにバットとグローブばかりにこだわっているようなものです。プロであれば最高のものにこだわるでしょうけど、まだアマチュアの段階ではそこに力を入れるよりも根本の技術、身体の使い方を覚えなければ意味がありません。
格闘技ジムや道場に来て筋トレばかりしてたら何してるんだって言う話です。
私は格闘技ジムに通っていますが、案外格闘技そのものよりも筋トレにはげんじゃう人も多いです。素人なら勝手にすればいいですけど、プロだったらまずいですよね。
プロの人で、アマチュアよりも筋肉が小さいということはよくあります。
でも当然アマチュアより強いです。それはちゃんと型をやってるからですね。時間は有限なのでちゃんと効率よくやるのがプロの仕事です。
たまにボディビルダーがスポーツ選手としてテレビで紹介されていて、あまり尊敬されていないことに憤慨しているトレーニーがネット上で散見します。
まあ気持ちは分からなくもないですし、もちろんビルダーを馬鹿にすべきではないです。が、主な理由としては道具を大きくしてばかりで作用的な要素が見られないからでしょう。
そういう意味ではファッションモデルと似てると思います。
もちろん筋肉を大きくするのに機材の使い方にも技術がいるし、日々の食事の管理などで頭も心も体も使っているし、努力は要りますけどね。あ
らゆる仕事の評価というのは自分に役立つかどうかなので、プロとして尊敬するのは同じトレーニーばかりだというのは仕方ないことだと思います。
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