「超回復」とはなにか
超回復とは、筋トレ後、48~72時間の回復期間を経ると、筋力が以前よりも強くなるというもの。
筋肉痛の時は「超回復」が行われているから過度な筋トレはしてはいけない、という事がネット上の情報で書かれていることが多いですよね。
結論から言うと、実践しないと分からない。
効率も大事。だけど何より続けること
筋肉の成長の仕方は遺伝による率が高いですから、全員に超回復が当てはまるか、筋トレの歴にもよるのか、正確に分かっていることはありません。
だから自分の身体でいろいろ試すしかありません。
そして筋トレに関して全員に言えることは少ないんですね。
それは
- 続ける
- 工夫する
- 楽しむ
当たり前ですが忘れがちです。
一番は続けるという事。
そして自分で成長具合を確かめて自分で工夫すること。
で、続けるにはどうすればいいかというと無理せずに楽しむこと
自分の身体で確かめる
「超回復」に関しては初めの頃は信じてたんですけどなんか、イマイチそうじゃない気もするんですよね。
もちろん回復は重要ですし、損傷しているところに無理して動かしてしまうというのはマズい。
でもそれってケガと同じじゃないですか。
ケガをしているときは無理して動かすと回復の妨げになるでしょう。
が、普通の筋肉痛は問題ないでしょう。
恐らくですけど素人レベルの筋肉痛と、プロ、セミプロレベルのやり方だと違うのかもしれません。
でもプロの中でも筋肉痛であろうがトレーニングはやるって人もいます。
【関連記事】
筋肉痛とは何か
そもそも筋肉痛の原因は根本からは分かっていないようで、調べてみると以下の感じでした。
- 筋繊維の損傷
- 筋肉の炎症
- 乳酸などの疲労物質の蓄積
どれもありうると思うんですが、初心者の筋肉痛は炎症と疲労物質が原因が多いと思うんです。
これでピンと来る人も多いんじゃないでしょうか。
僕は年数を空けて筋トレし直したんですが、筋肉量はさほど変わってないはずなのに、筋トレを軽くしただけで筋肉痛が激しかったんです。
じゃあその後にその痛さに比例した筋肉の成長があったかというとそうでもない。
「炎症」って言葉がピッタリな痛みなんです。
よく筋トレの動画とかで筋トレをしないと数か月で筋肉が小さくなるとか、タンパク質を摂らないと、体を動かすエネルギーとして筋肉からタンパク質を取ってしまうから摂り続けなければいけないっていうのを目にするんです。
最悪の場合はタンパク質を摂らずに筋トレを吸いると既存の筋肉からタンパク質がとられて帰って萎むとさえいうのもありました。
けどそれって、ほぼ煽りだと思います。
そういう風に脅して筋トレをやめさせないように仕向ける感じがするんです。そうじゃないと商売になりませんからね。少しでも継続してくれる人がいればマーケットは広がります。
もしくはその記事を作っている人も素人ですから、そういう風に自分自身に言い聞かせているのかもしれませんが。
そもそも医学的に筋肉がどうやって増強するのか、筋肉痛は何が根本的な原因なのかが分かっていないそうですから誰だって断言できないことのはずです。
できるとすれば実体験のみでしょう。
当然、以上のような煽りは真実であることもありうるかもしれませんが少なくとも私の身の回りや私自身の身体ではそんなことは起こっていません。
実際、筋肉痛のたびに休んでいると全然筋肉の成長が見られないって感じしませんか。
私もそうだったんです。
筋トレを始めた時は筋肉痛が頻繁に起きますから、その度に二日くらい休んでいました。
「これで成長しているんだ」と満足してたんですね。
筋肉痛の間は休んだほうがいいというのは、休む良い理由付けになります。
痛いときはダルいですからね。
でもそんなの無視して毎日に近い頻度で筋肉痛にも限らずトレーニングしている人のほうが成長が速いんですよね。
調べてみると超回復理論に懐疑的な人たちも多いんです。
実践してみるとこっちのほうがよくないか?と思うことが頻繁に起こります。
よくよく調べてみると「筋肉痛のはっきりした理由は解明されていない」とのこと。
ですからこれだという答えはないんですね。という事は体験して自分の経験の下、実戦で感じるしかないという事です。
私が久々に筋トレをした時に筋肉痛が起こったんですが、同じようにトレーニングしていなかった友人は筋肉痛を起こしていませんでした。
肉体労働者はそんなの気にしていない
当然、肉体労働の人は筋肉痛だろうが毎日仕事をしなければいけません。
私は荷揚げのバイトをしていたことがありますが、彼らの筋肉はただのトレーニーのようなきれいな筋肉ではなく、野性味のある丸太のような筋肉です。
彼らはひょいひょい持ち上げていますが、運んでいる「石膏ボード」の重さの一覧がこちらです。
普通せっこうボード(タイガーボード)
- 9.5mm 3×6(910mm×1,820mm) 10.9kg/枚
- 12.5mm 3×6(910mm×1,820mm) 14.1kg/枚
強化せっこうボード(タイガーボード・タイプZ)
- 15mm 3×6(910mm×1,820mm) 19.4kg/枚
- 21mm 2×6(606mm×1,820mm) 18.1kg/枚
硬質せっこうボード(タイガースーパーハード)
- 9.5mm 3×6(910mm×1,820mm) 19.2kg/枚
- 12.5mm 3×6(910mm×1,820mm) 25.2kg/枚
- 荷揚げ屋 - Wikipedia
この重さを見てびっくりする人もいるかもしれませんが、彼らは本当にすごいです。
その感じがトレーニングでバランスを考えて作ったものよりも男性的でなんともかっこよかったんです。
しかし普通の男性は、体力に自信があって、プライドを持てるのであればやればいいと思いますがそれ以外はケガをしかねないのでやめたほうがいいです。
私はこのまま続けていたらケガをするか、人にさせてしまうと思ったので三か月で辞めました。
彼らは別に仕事終わりにプロテインなんか飲んでませんし、(飲んでいる人もいるかもしれませんが)当然、超回復なんか気にしている様子はありません。
結局、自分の身体で試してみるしかないという事です。
どのように筋肉が成長するかはほとんど遺伝であることは間違いないですからね。
我々モンゴロイドがいくら頑張っても黒人白人の肉体にはなれないのと一緒です。
勉強も重要ですけど、まずは実践あるのみです。
そういうことを楽しめている人が理想的なトレーニングができていると感じました。
【関連記事】
筋トレ初心者へのおすすめトレーニング - ノーミソ刺激ノート
筋トレが肌荒れ(ニキビ・アトピーなど)に効くのは本当か - ノーミソ刺激ノート